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2006.08.21

猫殺し作家の屁理屈

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「坂東眞砂子」っていう、気持ち悪いホラー小説ばっか書いてる作家がいる。1958年生まれの48才で、映画にもなった「死国」とか、直木賞受賞作の「山妣(やまはは)」とかを書いた人で、8年前の1998年からは、タヒチで暮らしてる。ま、黙っててもザクザクと印税が入って来るんだから、どこに住んでても生活はできるワケで、タヒチに行こうが北朝鮮に行こうがレバノンに行こうが、勝手にすればいいと思うけど、このオバサンが、8月18日付の「日経新聞」の夕刊の「プロムナード」っていうエッセイ欄に、トンデモナイコトを書いた。

あたしは、この人の小説は、2~3冊しか読んだことがないんだけど、つまんないとか、気持ち悪いとかいう以前に、なんか、異常な人格が見え隠れしてて、そういった意味で、あたし的には拒絶反応を起こしてた。それから、新聞とか雑誌とか色んなとこでエッセイを目にするんだけど、自分の考え方が絶対で、他人の発言には耳を貸さないって感じがイヤだった。自分の考えを「ニポン女性全員の考え」として書くから、読んでてムカツクことが多かった。だから、この人の名前を目にすると、自然とページをめくってスルーするようにしてた。そんな坂東眞砂子が書いた「トンデモナイコト」ってのが、コレだ。


 「子猫殺し」  坂東眞砂子

 こんなことを書いたら、どんなに糾弾されるかわかっている。世の動物愛護家には、鬼畜のように罵倒されるだろう。動物愛護管理法に反するといわれるかもしれない。そんなこと承知で打ち明けるが、私は子猫を殺している。
 家の隣の崖の下がちょうど空地になっているので、生れ落ちるや、そこに放り投げるのである。タヒチ島の私の住んでいるあたりは、人家はまばらだ。草ぼうぼうの空地や山林が広がり、そこでは野良猫、野良犬、野鼠などの死骸がころころしている。子猫の死骸が増えたとて、人間の生活環境に被害は及ぼさない。自然に還るだけだ。
 子猫殺しを犯すに至ったのは、いろいろと考えた結果だ。
 私は猫を三匹飼っている。みんな雌だ。雄もいたが、家に居つかず、近所を徘徊して、やがていなくなった。残る三匹は、どれも赤ん坊の頃から育ててきた。当然、成長すると、盛りがついて、子を産む。タヒチでは野良猫はわんさかいる。これは犬も同様だが、血統書付きの犬猫ででもないと、もらってくれるところなんかない。
避妊手術を、まず考えた。しかし、どうも決心がつかない。獣の雌にとっての「生」とは、盛りのついた時にセックスして、子供を産むことではないか。その本質的な生を、人間の都合で奪いとっていいものだろうか。
 猫は幸せさ、うちの猫には愛情をもって接している。猫もそれに応えてくれる、という人もいるだろう。だが私は、猫が飼い主に甘える根元には、餌をもらえるからということがあると思う。生きるための手段だ。もし猫が言葉を話せるならば、避妊手術なんかされたくない、子を産みたいというだろう。
 飼い猫に避妊手術を施すことは、飼い主の責任だといわれている。しかし、それは飼い主の都合でもある。子猫が野良猫となると、人間の生活環境を害する。だから社会的責任として、育てられない子猫は、最初から生まないように手術する。私は、これに異を唱えるものではない。
 ただ、この問題に関しては、生まれてすぐの子猫を殺しても同じことだ。子種を殺すか、できた子を殺すかの差だ。避妊手術のほうが、殺しという厭なことに手を染めずにすむ。そして、この差の間には、親猫にとっての「生」の経験の有無、子猫にとっては、殺されるという悲劇が横たわっている。どっちがいいとか、悪いとか、いえるものではない。
 愛玩動物として獣を飼うこと自体が、人のわがままに根ざした行為なのだ。獣にとっての「生」とは、人間の干渉なく、自然の中で生きることだ。生き延びるために喰うとか、被害を及ぼされるから殺すといった生死に関わることでない限り、人が他の生き物の「生」にちょっかいを出すのは間違っている。人は神ではない。他の生き物の「生」に関して、正しいことなぞできるはずはない。どこかで矛盾や不合理が生じてくる。
 人は他の生き物に対して、避妊手術を行う権利などない。生まれた子を殺す権利もない。それでも、愛玩のために生き物を飼いたいならば、飼い主としては、自分のより納得できる道を選択するしかない。
 私は自分の育ててきた猫の「生」の充実を選び、社会に対する責任として子殺しを選択した。もちろん、それに伴う殺しの痛み、悲しみも引き受けてのことである。(作家)


‥‥そんなワケで、今日のあたしは、あまりにもムカついてるから、「いかがお過ごしですか?」は省略しちゃうけど、なんなの? この女! 「社会に対する責任として子殺しを選択した」って、いったい何? こいつが子猫を殺し続けてるのは「自分の都合」だろ? 「社会に対する責任」をミジンでも感じてるんなら、生まれた子猫をちゃんと飼えよ! それができないなら、猫なんか飼うな!

あたしは、生まれてから今まで、色んな「自分勝手」を見て来たし、自分でも「自分勝手」なことをしたこともあるけど、これほどまでに支離滅裂で頭のイカレた「自分勝手」には、未だかつてお目にかかったことがない。開いた口が塞がらないとは、まさしく、このことだろう。この異常者は、自分で、「こんなことを書いたら、どんなに糾弾されるかわかっている。世の動物愛護家には、鬼畜のように罵倒されるだろう。」って書いてるから、お望み通りに糾弾して罵倒してやるけど、おい! この猟奇殺戮変質女! お前こそが今すぐ崖から飛び降りて死ね!

「もし猫が言葉を話せるならば、避妊手術なんかされたくない、子を産みたいというだろう。」とか抜かしてるけど、お前に殺されて来たたくさんの子猫たちだって、もし言葉を話せたなら、「殺されたくない、生きたい」って言ったに決まってんだろ! お前に投げ捨てられた崖の下で、意識が無くなるまで、「ニャア‥‥ニャア‥‥」って鳴いてただろう。これは、「お母さん‥‥お母さん‥‥」って言ってたんだよ!

あたしには、こいつの言葉のすべてが、自分の犯し続けてる犯罪を正当化するための屁理屈にしか聞こえない。猫の避妊手術と、自分の犯してる子猫殺しとを同列に考えてる無知さかげんにも呆れ果てるけど、それよりも、自分を正当化するために、こんなにムリのあるトンデモ論を全国紙で展開しちゃう神経に呆れ果てる。


「だから社会的責任として、育てられない子猫は、最初から生まないように手術する。私は、これに異を唱えるものではない。ただ、この問題に関しては、生まれてすぐの子猫を殺しても同じことだ。子種を殺すか、できた子を殺すかの差だ。避妊手術のほうが、殺しという厭なことに手を染めずにすむ。」


なんなの? この理屈。これじゃあ、人間が、避妊してセックスするのも、避妊しないでセックスして、できちゃった子供を人工中絶するのも「同じこと」って言ってるワケじゃん。それどころか、こいつのやってることは、生まれて来た赤ちゃんを殺してるワケだから、人工中絶よりもタチが悪い。挙句の果てに、「避妊手術のほうが、殺しという厭なことに手を染めずにすむ。」とはナニゴトだ! これじゃあまるで、猫の避妊手術をしてる人たちは、イヤなことをしたくないから逃げてる卑怯者みたいな言い方じゃん。

野良猫の7割近くが感染してるって言われてる「ネコエイズ」や「ネコ白血病」は、未だに確実な治療法が確立されてない恐ろしい病気だ。そして、これらの病気は、猫同士のケンカやセックスによっても感染するけど、何よりも感染率が高いのが、母子感染なんだよ。母親がキャリアだったら、ほぼ100%の確率で、生まれて来た子猫も感染してる。そして、そういった子猫たちは、どんなに大切に育てても、いつ発病するか分からないし、昨日まで元気に走りまわってても、発病したら、わずか1週間ほどで死んでしまう。だから、こういったかわいそうな子猫たちをこれ以上増やさない意味でも、避妊手術や去勢手術をするんだよ。「人は神ではない。」だと? 「人は他の生き物に対して、避妊手術を行う権利などない。」だと? 現実を何も知らないバカ女が、自分勝手にテキトーなことばっかノタマッてんじゃねーよ!

だいたいからして、こいつ、「だから社会的責任として、育てられない子猫は、最初から生まないように手術する。私は、これに異を唱えるものではない。」って言っときなから、そのあとで、「人は他の生き物に対して、避妊手術を行う権利などない。」って、思いっきり「異を唱え」てんじゃん。こんなに短い文章の中で、自分の言ってることにツジツマが合ってないなんて、マジで、バカ?

このデタラメさを見れば一目瞭然だけど、このバカ女は、自分の都合しか考えてないってことが良く分かる。ようするに、自分が犯し続けてる残酷極まりない悪質な犯罪を正当化するために、「子猫殺し」とはまったく異質な状況にある「避妊手術」を引き合いに出して、あたかも、そこに、何らかの正当性があるようなマヤカシの持論を展開してるだけなのだ。つまり、テレビのヤラセバラエティー番組で、無責任なことばっか言ってるインチキ占い師やデタラメ霊能力者と同レベルの稚拙なレトリックってワケで、「あなたのオーラはピンク色です」ってのとおんなじくらい、ウサン臭いペテンなのだ。

幼稚園児でも分かると思うけど、命が生まれて来ないように避妊手術をすることと、生まれて来た命を殺すこととは、まったく別次元のことだし、正反対のことだと言っても過言じゃない。それを同じテーブルに並べること自体がイカサマだし、最初は、避妊手術について「異を唱えるものではない」って言っときながら、結局は、「人は神ではない」から「他の生き物に対して、避妊手術を行う権利などない」ってふうに持ってって、自己保身へと誘導する見え見えの展開。こんな小学生の作文みたいなレベルの文章じゃ、テレビのインチキ占い師やデタラメ霊能力者なんかに騙されてるようなバカくらいしか相手にしてくんないよ。

‥‥そんなワケで、いつもは、それなりに考えながら書いてるんだけど、今日は、あまりにも頭に来てて、思ったことをそのまま打ってるから、まだまだ書き足りないこともあると思うし、表現を変えたほうがいい部分もあるかも知れない。だけど、あまりにも怒りのタコメーターがレッドゾーンだから、そんなことしてる精神的余裕がない。だから、この問題に関しては、頭が少しクールダウンしたころに、もう一度取り上げようと思う。とにかく、頭に血が上ってる今の状態だと、「誰か坂東眞砂子を妊娠させて、赤ちゃんが生まれたら、崖から投げ捨ててやれ!」とか言っちゃいそうだから、ちょっと落ち着こうと思う今日この頃なのだ。


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