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2005.12.01

これがすべての構図です

utikawa
さて、もうトックに手遅れかも知れないけど、ようやく各紙がすべての黒幕である「株式会社総合経営研究所」の内河健のことをポツポツと書き始めてくれたので、今回のインチキマンション問題も、いよいよ佳境に入って来たって感じだ。あたし的には、史上マレに見る悪質極まりない大掛かりな「詐欺事件」として、一刻も早い行政の対応に期待してた。ヒューザーの小嶋に至っては、問題が発覚する3週間も前に、「地震が起こってマンションが倒壊してから、初めてそこで発覚したってことにして欲しい」ってイーホームズにコッソリと頼み込んでたんだから、これは「詐欺事件」て言うだけじゃなくて、「大量殺人未遂事件」と言っても過言じゃない。

だけど、コイズミの側近の自民党議員や、国交省や外務省の官僚の中にも、内河健や木村盛好、小嶋進とベッタリ癒着してるクズどもが何人もいるから、ヘタに騒いだら自分たちの身にもトバッチリが及ぶ。そのため、昨日の参考人質問での責任のナスリ合いの茶番劇と同様に、自民党も公明党も国交省も外務省も、それぞれが、あーでもないこーでもないって、自分たちの保身のことだけを密談してるうちに、こんなに日にちが経っちゃった。そして、そんなことをしてる間に、すべての黒幕、内河健は、海外出張の名目で「タイ」に行っちゃった。

ちなみに、これは、19日にプーケットのパトンビーチで開催されたMAXのライブを見に行ったワケじゃなくて、今まで行なって来た数々の不正の証拠を隠滅するために、関係書類をぜんぶ抱えて、タイ人の愛人と一緒に逃避行したってワケだ。とは言っても、昨日の日記には「タイに海外出張中」って書いたけど、リトル情報に時差があって申し訳ないんだけど、すでに内河健はコッソリとニポンに帰って来てた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、コイズミの圧力による報道規制なんか関係無い「きっこの日記」としては、テレビや新聞の報道よりも一歩も二歩も先を行ってるワケだけど、それよりも五歩も六歩も先を行って、サクサクと証拠隠滅を図った内河健て、なかなかのスーパークソジジイだ。そんな内河健は、やっとニポンに帰って来たのに、会社にも、都内の自宅にも戻らずに、愛人と一緒に某ホテルの最上階のスイートに身を隠してやがる。お前は堤義明か?(笑)

‥‥なんてことも言ってみつつ、今日の日記では、このクソジジイがどんなふうに悪行三昧を繰り返して来たのかを具体的に発表しちゃうから、一般の読者だけじゃなくて、マスコミ関係の人たちも参考にしてちゃぶだい。だけど、くれぐれも言っとくけど、あたしの日記の文章を無断で引用したら、コイズミ直属のSMの女王様が月に代わってオシオキしちゃうので、そこんとこ夜露死苦!by ザ・クレイジーライダー横浜銀蝿ローリングスペシャル(笑)

さて、この煮ても焼いても食えない狂牛病の異常プリオンみたいなクソジジイ、内河健は、口先だけで世の中を渡って来たコイズミ顔負けのペテン師だ。コイツがどんなふうに悪事を働いて来たのかって言うと、たとえば、今回の木村建設が関わった数多くの欠陥ビジネスホテルの場合を例にとって説明してみよう。前回も書いたように、木村建設の社長、木村盛好と内河健とは、20年以上もの癒着があり、持ちつ持たれつの関係で双方の会社を発展させて来た。とは言っても、それが法定基準値以下の耐震強度しかない違法建築を繰り返しての会社発展なんだから、開いた口が塞がらないジミー大西って感じだけど。

で、コトの発端は、倒れかかった木村建設を助けてやって、自分に頭の上がらなくなった木村盛好を内河健が利用しようと考えたことから始まった。内河健は、一番最初に、木村盛好に究極サイズのビジネスホテルの建設のプランを持ちかけた。だけど、それは、坪あたりの建築単価が「52万円」って言うプランで、マトモな設計だったら絶対に無理な話だった。ビジネスホテルの場合、通常のマトモな建築なら、最低でも70万円台ってのが相場で、内河健のプランは、その2/3の建築費でホテルを建てろって言うメチャクチャなものだった。

それで、いくら何でもそれは無理なので、サスガの木村盛好も、それはできないと断わった。だけど、内河健としては、1棟のホテルが開業されれば、2500万円から5000万円ものコンサルタント料が入るので、まるでコイズミの郵政民営化みたいに、欠陥だらけのこのプランを強引に推し進めた。そして、木村盛好の意向を無視して、勝手にこのプランを地主に持ちかけた。建築費のことなど何も分からない地主は、通常の資本金の2/3で開業できると言うことと、内河健が繰り返す「表面利回りが13%から15%」と言う甘い言葉に騙されて、ホイホイとこの計画に乗っちゃった。

そして、内河健は、建築坪単価が52万円の事業計画書を作り、先に地主との契約をトットと済ませてから、そのアトで木村盛好のとこに行き、恩着せがましく「仕事を持って来てやったぞ!」と言ってその計画書を渡したのだ。木村盛好としては、あれほど断わった仕事なのに、こんなことを勝手にやられては困ると思い、ここでもう一度、「この単価では危険なホテルしか建てられないし、それ以前に、この計画のままだと構造計算書が通らない」と言うことを伝えた。

そうしたところ、内河健は、総合経営研究所の自分の部下の建築技術コンサルタントを2人連れて来て、木村盛好、木村建設の建築士、木村建設の建築積算担当者たちの前で、この単価でも建てることができるってことを説明させた。だけど、それは、デタラメな計算式や数字を並べまくり、「ココをこうすればココとココの鉄筋を減らすことができる」とか「ココをこうすればココとココの柱を細くできる」と言った、耐震強度を完全に無視した支離滅裂なもので、それで「これだけ建材を削れば坪52万円で建てられる」って言う説明だった。そのため、木村建設側のマトモな建築士が、「こんなデタラメな設計では構造計算書が絶対に通らない」ってことをもう一度告げた。そしたら、内河側は、ナナナナナント! こう言ったのだ!


「こう言った設計でも構造計算書を通してくれる姉歯さんと言う優秀な建築士がいるんです。お宅の子会社の平成設計を通して姉歯さんに発注すれば、すべてうまくやってくれますよ。」


そして、断わっても断わっても引き下がらない内河健のあまりに強引さに、木村盛好はお世話になっている弱みもあり、この計画を受けてしまったのだ。だけど、この時点では、「どんな優秀な建築士でも、これほどデタラメな設計を通すことなどできないだろう」と言う頭があり、つまりは、構造計算書が通るワケは無いから、そうすれば内河健も納得してくれるだろうし、自分たちもこんな危険なホテルを建てなくて済むって言う考えだった。それなのに、内河健の指示通りに、姉歯建築士に構造計算書を任せてみたら、こんなデタラメな設計なのに、簡単にパスしちゃったのだ。それで、構造計算書が通った以上、このプランは打ち切りにはならず、内河健の思惑通りに、耐震強度に問題のあるままの設計図での建設が開始されちゃったってワケだ。

でも、この時点では、木村建設側としては、まだ、姉歯建築士のことを信じてた。つまり、あれほど少ない鉄筋の数でも、きちんと構造計算書を通すんだから、よほど優秀な建築士なんだろうって思ってたのだ。だけど、これに味をしめた内河健は、次々に同様のプランを持ち込んで来るようになり、通常では考えられない建築費での建設が進むにつれて、自社の建築士や現場からも、毎回のように不審の声が出るようになって来た。そして、いつしか、何らかの不正をして耐震強度の不足している設計で建設していたことを知るようになった。

だけど、そんなデタラメな設計でも、姉歯建築士に依頼すれば、ちゃんと構造計算書を通してくれるのだ。サスガに、このころには、木村建設側も、「何か不正をやってるに違いない」ってことに気づき始めてた。でも、気づいた時には、もうアト戻りできないとこにまで来ちゃってて、すでに木村建設は、総合経営研究所と一蓮托生って図式が出来上がっちゃってたのだ。

‥‥そんなワケで、ここまで読んで来ると、悪いのは内河健だけで、木村建設は利用されただけみたいに見えるかも知れないけど、そんなこたーない by タモリ‥‥って感じなので、ここで、いったんコマーシャル。

本日、11月30日、あたしの愛する「MAX」の待ちに待った新曲、「あなたを想うほど」がリリースされたので、皆さん、買ってくださいね♪‥‥なんてことも言ってみつつ、この「姉歯建築士を使えばどんな設計でも通してくれる」って言う不正システムをさらに悪用するために、木村盛好は、この話を数年来の付き合いのあったヒューザーの小嶋進に伝えたのだ。そして、若いころからロレックスのコピー商品やインチキ消火器の販売など、詐欺まがいの商売に手を染めて来た小嶋進が、こんなオイシイ話に乗らないワケがなかった。小嶋進は、さっそく、法定強度など無視した建築単価のマンション計画を作り、木村建設に発注するようになり、今日に至る‥‥ってワケだ。

ちなみに、内河健が、タイを舞台に繰り広げてる建材やホテルの据え付け家具の量産に関わるホニャララだとか、在タイ大使と癒着して行なって来たODA絡みのホニャララだとか、そこに寄生してる外務省のクズ官僚どものホニャララだとか、さらにそこに寄生してる自民党のクズ議員どものホニャララだとか、まだまだこの問題の根は深いんだけど、あんまり一度に出しちゃうと具だくさんの根深汁になっちゃうので、この辺のネタはもうちょっとしてからジョジョの奇妙な冒険‥‥じゃなくて、ジョジョに書いて行こうと思う。

‥‥そんなワケで、行政に多少でもマトモな人間がいて、もしもホントに今回の問題を完全に解明したいって思ってるんなら、まずやることは、姉歯秀次が自殺したり誰かに殺されちゃったりする前に、公安で姉歯の身柄を拘束して、その安全を図ることが最優先だろう。そして、その次にやることが、内河健に対する徹底追及だ。何しろ、30日現在で国交省が把握してる耐震強度不足の物件は、8都道府県でたった42棟だけだけど、木村建設みたいな内河健の洗脳信者たちが建てたホテルは、全国に230以上もあるんだから。そして、もともとはベッタリ癒着してた木村盛好と内河健だけど、いっつもお金ばっかり要求して来る守銭奴、内河健にだんだん嫌気がさして来た木村盛好は、ハッキリ言って、今はあんまり良く思ってない。それどころか、自分だけ逃げようとしてる内河健のことを恨んでるだろう。その上、会社が潰れて自己破産の申請をしてる木村盛好には、もう失うものが何も無い。つまり、内河健の悪行三昧のすべてを知っている木村盛好と姉歯秀次は、2人揃って失うものなんか無いヤケクソ状態だってことだ。だから、ホントの黒幕を吊るし上げるためには、誰から何を聞けばいいのかってことは、ノンキなミツユビナマケモノにだって分かるだろう‥‥なんて思う今日この頃なのだ。


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