- 2009-06-15
- 決断インタビュー
いつも英語の本を読んでいるおじさん。
今日お会いしたときは鞄と『Thinking And Deciding』という一冊の本を持っていました。
わたしが以前「決断のお話を」と伝えていたので、「そういえばと思って読んでたんだよ」と。
おじさん曰く「選ぶことについて、統計学などを使って書いてある」そうです。
また、鞄の中には厚さにして6~7センチのオックスフォード出版の英英辞書が入っており、ほかにも、おじさんが気になったフレーズをメモしている手帳もありました。
そして、左の薬指には結婚指環が。
2歳のころから6年弱、両親の仕事の都合でアメリカのカルフォルニア州に住んでいたといいます。
通訳や翻訳の仕事をしており、渋谷で英会話塾の講師の経験もあるそうです。
「現在もそのような通訳の仕事をしている」、といっていましたが、深い話を聞くことは遠慮しました。
「いいインタビュアーになるなら、行動範囲を広げるためにも英語をやりなさい」
おじさんは会話に隙間ができると何度もこういいました。
努力できるための土台
――いままでで大きな決断は「通訳を始めたこと」だといいます。
大学生のときに、通訳の仕事を始める、というのが大きな決断でしたね。
周りの応援があったからこそ、その決断ができました。
純粋な気持ちで何かに向かっていれば、周りはそれを応援してくれるんですよ。
身体の健康と家族の存在という「土台」があってこそ、何かに一所懸命になれるんです。
しかしわたしは、その「土台」を顧みることをしなかった。
自分のやりたいことありきで、それにまっすぐな情熱を傾けて突っ走ってきました。
だからこそ周りは応援してくれたのだし、スポットライトを浴びることもできたと思っていますが、
本当は、野球チームの監督が最高のゲームをつくりあげるため、選手一人ひとりという土台を顧みるように、わたしは自身の置かれている環境を顧みなければいけなかったんです。
そのことに結婚して初めて気付きました。
翻訳の仕事をしている女性と2年の交際を経て結婚をしましたが、その後も家庭のことはそっちのけで仕事に打ち込んでいました。
結果、世の中に貢献することと家族を顧みることのバランスがとれず、離婚してしまったんです。
情熱と努力と、自身の健康な身体があればそれだけでいい。
そうやって好きなこと、やりたいことを選んできたから、能力という財産を手にすることができました。
でも、家庭を持ったとき、その考えを改めなかった代償は大きく、もう軌道修正はできないでしょう。
――離婚もいまの生活も、好きなことをし続けた結果なのですね。
おじさんの薬指に指環を見たとき、いままでの後悔を拭い去ることができていないのかな、と思ってしまいました。
いえ、もしかしたら、その後悔をいまも忘れない、という気持ちの表れなのかも知れません。
◆そらの◆
~おじさんに誰の決断が聞いてみたいか聞きました~
歌手の岩崎宏美さん デビューのころからファンだといいます。
アポイントとってみます
今日お会いしたときは鞄と『Thinking And Deciding』という一冊の本を持っていました。
わたしが以前「決断のお話を」と伝えていたので、「そういえばと思って読んでたんだよ」と。
おじさん曰く「選ぶことについて、統計学などを使って書いてある」そうです。
また、鞄の中には厚さにして6~7センチのオックスフォード出版の英英辞書が入っており、ほかにも、おじさんが気になったフレーズをメモしている手帳もありました。
そして、左の薬指には結婚指環が。
2歳のころから6年弱、両親の仕事の都合でアメリカのカルフォルニア州に住んでいたといいます。
通訳や翻訳の仕事をしており、渋谷で英会話塾の講師の経験もあるそうです。
「現在もそのような通訳の仕事をしている」、といっていましたが、深い話を聞くことは遠慮しました。
「いいインタビュアーになるなら、行動範囲を広げるためにも英語をやりなさい」
おじさんは会話に隙間ができると何度もこういいました。
わたしは、それしか見えないほど英語が好きだったんです。
努力できるための土台
――いままでで大きな決断は「通訳を始めたこと」だといいます。
大学生のときに、通訳の仕事を始める、というのが大きな決断でしたね。
周りの応援があったからこそ、その決断ができました。
純粋な気持ちで何かに向かっていれば、周りはそれを応援してくれるんですよ。
身体の健康と家族の存在という「土台」があってこそ、何かに一所懸命になれるんです。
しかしわたしは、その「土台」を顧みることをしなかった。
自分のやりたいことありきで、それにまっすぐな情熱を傾けて突っ走ってきました。
だからこそ周りは応援してくれたのだし、スポットライトを浴びることもできたと思っていますが、
本当は、野球チームの監督が最高のゲームをつくりあげるため、選手一人ひとりという土台を顧みるように、わたしは自身の置かれている環境を顧みなければいけなかったんです。
そのことに結婚して初めて気付きました。
翻訳の仕事をしている女性と2年の交際を経て結婚をしましたが、その後も家庭のことはそっちのけで仕事に打ち込んでいました。
結果、世の中に貢献することと家族を顧みることのバランスがとれず、離婚してしまったんです。
情熱と努力と、自身の健康な身体があればそれだけでいい。
そうやって好きなこと、やりたいことを選んできたから、能力という財産を手にすることができました。
でも、家庭を持ったとき、その考えを改めなかった代償は大きく、もう軌道修正はできないでしょう。
――離婚もいまの生活も、好きなことをし続けた結果なのですね。
おじさんの薬指に指環を見たとき、いままでの後悔を拭い去ることができていないのかな、と思ってしまいました。
いえ、もしかしたら、その後悔をいまも忘れない、という気持ちの表れなのかも知れません。
◆そらの◆
~おじさんに誰の決断が聞いてみたいか聞きました~
歌手の岩崎宏美さん デビューのころからファンだといいます。
アポイントとってみます
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Comments:2
- soso URL 2009-06-18 (木) 17:54
-
期待して読んだのに内容が浅いなぁ。。
- miyamoto URL 2009-10-01 (木) 08:47
-
↑色々、書けることや書けないこと、表現や話題のリスクなども考慮した上でまとめられているのだと思います。
僕は、このちょうど良い長さと構成に、いい読後感を与えてもらいました。
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それはそうと2枚目の画像の男性が凄くかっこいいですね。
ふんわりとした雰囲気がとっても素敵!新聞さん新潟ソーシャルメディアクラブ#1をダダ漏れしましたThanx!新潟遠征本当にお疲れ様でした。
憧れのダダ漏れを目の当たりにし、少々興奮気味だったことをお許し下さい。
新潟にはまだまだ美味しいお酒があるので、今度は会社の皆さおとめ座のリュウそらのプロフィール新潟お疲れさまでした。てきぱきした仕事ぶりが印象に残りました。サインありがとうございました。家宝にします。炊きたてコランそらのプロフィールイケウイメンっ!!ほんとにほんとに、かっちょいーですね、そらのさん。加藤昌史@CARAMELBOXそらのプロフィール幡(はた)さま
了解しました!近日中に可能か動いてみますねそらのそらのプロフィールはじめまして。フライデーの記事で知りました。
成田空港でろう城中の馮正虎(フウ・セイコ)さん
http://www.tibethouse.jp/news_release/2009/091203_fzhenghu.html
幡(はた)新番組「朝まで生ダダ漏れ」やってみます!初めまして、ライターの佐口と申します。
エントリーと関係のないコメント、失礼します。
とある雑誌の連載ページでそらのさんへ取材の依頼をさせていただきたく思っておさぐちAbout 決断ポトフ初めまして。私はインフォレストという出版社で雑誌編集をやっております、内山と申します。実はダダ漏れの企画ではないのですが、私のやっている月刊誌の方でUSTREAMの記内山利栄