脱貧困ブログ

ひきこもり、ニート、うつ病、障害者、ネットカフェ難民、ホームレス、パワハラ、貧困状態の人を助ける情報を発信して行きます

ニート、ひきこもりが社会復帰するために必要なのは、人の話を聴く技術だ

f:id:kentaroupeace:20140322160009j:plain私には、ニート、ひきこりの友達が何人かいます。

彼、彼女達の最大の悩みは、「自分は役に立たない人間だ」、というものです。

 

考えてみれば、気持ちは解ります。

ニート、ひきこりは、一日中、家にいるか、散歩するか、それとも近所の図書館に行くか、この3つのうちどれかの生活を送っています。

そんな生活を続けていれば、自分はこの社会の中でまったく役に立っていない人間ではないのか、という悲観的な自問自答が生まれてしまうのも無理ありません。

 

とは言え、「じゃあ、何でもいいから、仕事とかバイトをみつければいいじゃん」と言うのは、ニート、ひきこもりの現状を解っていません。

うつや精神的な障害を抱えているニート、ひきこもりだっているし、昔、ブラック企業で働いていて、働く事にすっかり疲れてしまった人もいる。

 

なかなか簡単には行きません。

このように、どうすれば、脱ニート、脱ひきこもり出来るのか、という問題は、今や社会の大きな課題の一つになっています。

経済的に見ても、働き盛りがニート、ひきこもりになるのは、大きな打撃です。

私は思う。ニート、ひきこもり問題を個人的なその人だけの問題として片づけてしまう時代は終わった、と。

今は社会問題として引き受けて、みんなで脱ニート、ひきこもりの方法を考えていかなければいけない時代に突入している、と思うんです。

ですので、関係のない事だと思わないで、これを読みながら、以下の質問を考えてみてください。

「どうすれば、ニート、ひきこもりの人達が自信を持って社会復帰できるようになるのか?」

あなたのアイディア募集中です。

 

人の話を聴くと感謝される

では、私のアイディアを発表しましょう。

ズバリ、人の話を聴く技術を鍛える事です。

 

どういう事か?解りますか?

私は考えました。脱ニート、脱ひきこりするためには、ほんの少しでもいいから、人の役に立ったという経験をもう一度味わう事なんじゃないか、と。

時間はかかるかもしれませんが、「誰かの役に立っている」という実感の積み重ねが、働いてみたいという気持ちを復活させる力になるんじゃないか、と思うんです。

しかし、ここで多くの人は、「じゃあ、資格でも取ってみたら?それなら、自信がつくんじゃないの?」と思うでしょう。

けれど、それはダメなんです。理由をご説明しましょう

 

今ある自分の能力を使って出来る事でなければいけないんです。

なぜなら、足りないモノを埋める努力は、今の自分を否定する事になってしまうから。

 

ある意味、ニート、ひきこりは、自分を否定しすぎたが故に、生まれた存在です。

これ以上、自分を否定させるようなアドバイスを言っても、意味がありません。

なので、一番最初の一歩は、今の自分のままで出来ること。今すぐにでも始められる事にするべきなんです。

 

だからこそ、人の話を聴く技術を鍛える事を私は選んだんですよ

人の話を聴く事は、とりあえず耳があれば誰でも出来ます(笑)

 

そして、人に話しを真剣に聴いてもらう事は本当に嬉しい事なんです。

誰かの話しをしっかりと聴くこと。それだけで、十分、人の役に立っているんです。

「話し聴いてもらって、ありがとね」というお礼の言葉は、あなたが想像している以上に嬉しいものですよ

それに、相手の話しを聴いて、その人のニーズを知る事は仕事の基本ですよね。

 

話を聴くと自分の話しも聴いてもらえる

とは言え、もしこれを読んでいるニート、ひきこもりがいたら、こんなふうに反論して来るかもしれない。

「バカを言うな、俺(私)は自分の話しを聴いてほしいんだぁ」

ですよね?その気持ちも解ります。

 

しかし、自分の話しは後回しにしてください。

相手の話しを聴いてから、自分の話しをするようにする。そうすると、相手も自分の話しを聴いてくれた後なので、しっかりとこっちの話しを聴いてくれるものなんです。

 

次に問題なのが、そもそも、どこで人と会えばいいのか?という事ですね。

人と会わなければ、話しを聴く練習が出来ません。これについては、支援団体を利用しましょう。

せっかくあるんだから、どんどん使って行くのがいい。

以下に代表的な団体をご紹介しておきます。

認定NPO法人育て上げネット | 若年無業者(ニート)若者就労支援・ひきこもり状態などの相談

訪問活動 | 認定NPO法人ニュースタート事務局

こちらの団体を訪ねて、スタッフさんや会った人達の話しを聴いて行く。

目標は、「聴いてくれて、ありがとう」の一言をもらう事です。

ぜひ、やってみて。以下に参考になる本を紹介しておきますね 

 共に、人の話を聴く技術を勉強して行こうではないか?!