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書籍バブル論について~私も当事者の感想を入れます

下記の、大手書店チェーン店店長さんの「茂木さん→勝間→池上さん」と流れる書籍人気に関する「バブル論」が大きな話題になり、内田さんや茂木さんもコメントを残しているので、私もコメントします。

リンク: 一個人|心に残った本||池上彰「伝える力」.

リンク: ウチダバブルの崩壊 (内田樹の研究室).

リンク: 茂木健一郎 クオリア日記: 当事者として.

バブルについては、人によってさまざまな見方があると思います。

私の考えは、結論から言いますと、後から見ると「バブル」といわれるものの正体は、私は「将来へのオプション投資が一点に集中すること」だと思っています。

あとから振り返ると過剰投資と思えることでも、なにかチャンスがあった場合には、まずはそのオプションを買ってみよう、ということです。それは、関係者も当事者もということです。ですので、1人1人は真剣にそのオプションに投資をして、成功をさせようとしています。

なぜなら、バブルと言われようと、その投資を行った方が、単にバブルでないところで投資を行うよりも、それでも成功確率が高いと事前に判断しているからです。それは書店も同じで、点数が多すぎるな、と思っても、店頭に並べるのと同じことです。

実際、私もバブル、といわれるようなチャンスの中で1年間、「そこでしかできないチャレンジ」というのを繰り返してきました。これまでとは違った分野での執筆、テレビやラジオなど新しいメディアでの企画立案、さまざまな社会変革に向けた政策提言などです。

バブルと呼ぶ人が多いかもしれませんが、こういった一時期の加熱した人気・ブームについて、実は私は過去に同じようなブームを作った人たちに合計5人の方に詳しくインタビューをして、どのような行動を取ればいいのか、収束後にはどのようにすれはいいのか、というのを聞いて、準備をしてきました。

まとめると、こんな感じでした。

「このようなブームは数年と続かない。また、自分が下りようと思った瞬間、ブームはおわる」
「ブームの後には、ブームのときに培った人脈や資金、知恵をどんどん再投資して、次の展開に供えよ」

茂木さんも指摘されていますが、市場のブームや人気は当事者がコントロールできるものではないし、コントロールをしてもいけないと思っています。

当事者としては、せっかくいただいたチャンス、それをどうやって最大限に生かすか、考えるのみ、です。今も同じ気持ちです。そして、株価と同じく、さまざまなものは常に、本来価値に収束しようとしますので、淡々と、自分の本来価値を上げることにみなさんと協力しながら務める、それに尽きると思います。

私は、さまざまなことを行うチャンスをくださったみなさまに、本当に感謝をしています。そして、これからも、できる限りの恩返しを市場を通じてしていきたいです。それが、実際に商品を買ってくださった最終消費者の方々への貢献になると考えます。

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