かすみ草の恋

アラフィフの今、出逢ってしまった運命の人。
お互い家庭がありながらも、最後の恋人として大切に愛を育んでいます。

地震が思い出させてくれた自信

先週の土曜日、私の住んでいる地方で
地震が起きた。

規模はそれほど大きくなかったが、
体感できるほどの揺れが3回あり、
さすがにちょっと不安を感じた。


咄嗟のときというのは、
意外と何もできないものだ。

今回の地震も、
「あ、揺れてる!地震?」
と職場の人と顔を合わせただけ。

机の下に潜ることもせず、
突っ立っていた。

いざ大地震が起きたら、
呆然としたまま瓦礫の下敷きに…。

なんてことに
ならないといいのだけれど。


今朝の電話で、トシとその話に。

K:「もし、大地震が起きて
私の生死が確認できなくなったら、
どうする?」

T:「大地震が起きたら、
まず会社を守らないといけないからなぁ。
資材の安全を確保したり、
社員の安否を確かめたり。」

K:「私はその次?」

T:「う〜ん、次は家だな。」

K:「まぁ、そうだよね…。」

分かり切っていることだけれど、
やっぱり私は会社や家族の次なのか、
とちょっと落ち込む。


T:「だけど、何日かかっても
何週間かかっても、
会社と家に対するオレの責任を果たしたら、
必ずかすみの安否を確かめに行く。」

K:「だって、もうその時は
私がどこにいるかなんて
分かりっこないじゃない。」

T:「近所の人に聞きまくってでも
必ず見つけ出すよ。

かすみは安全な場所で、
オレのことを待っててくれたらいい。」


以前にも記事にしたが、付き合い始めの頃に
万が一のときにはどうするか、
について話をしたことがある。


この関係で相手に何か起きた場合、
普通はそれを知ることは
非常に難しいだろう。


だが、トシは私が不安を打ち明けるより前に
自分になにかあったときの対処法を
既に考えてくれていた。



T:「オレにもし何かあって
自分で連絡できないような状況のときは、
田中君(仮名)に
携帯の短縮番号1の人のところに
必ず連絡するように、って頼んであるから。」


田中君というのは、
トシの右腕として働いている専務さん。


短縮番号1は、もちろん私の番号だ。



私から何かあったときにどうするか決めておいて、
とお願いしたのではない。


トシが自ら、私が心配することのないよう
考えてくれていた。


その気持ちが心底嬉しい。



そして私は学生時代の大親友だけに、
トシの存在を教えている。


これまでのお互いの人生を熟知し、
いいことも悪いことも認め合ってきた。


その親友にトシの携帯番号を教え、
「もしも私に何かあったら、
連絡して欲しい」とお願いしてある。



地震話の続き。


K:「もし私が瓦礫の下敷きになってたら?」


T:「スコップ持って行って掘り出す。」


K:「顔とか、見分けつかなくなってるかもよ?」


T:「オレ、かすみの身体のどこか一部でも見たら
本人だって言い当てる自信あるから。
特に下半身が残ってたら、確実(笑)」


K:「もう〜!
そんなとこで見分けられて泣かれても、
嬉しくないから(笑)!」



明日何が起きるかは、誰にも分からない。


お互いの最後に立ち会える可能性は
現時点では非常に低い。


でも、万が一のときには、
最後までお互いを思い合っていられる自信はある。


それ以上、何がいると言うのだろう。

倦怠期?!

ムラゴンに登録して、
そろそろ10ヶ月が経とうとしている。


最初は婚外恋愛のブログを読むだけだったが、
その内自分でも書いてみたくなり、
その時々の思いを綴り始めた。



自分の記録になればいいかな、
くらいの気持ちで始めたブログだが、
少しずつ読んでくださる方が増え、
niceをもらったりコメントが入ったり。


これが思いのほか楽しく、
一時期は毎日のように
記事をアップしていたこともある。



が、ここに来て少し、
気持ちがブログから
離れつつあるのを感じている。


これと言った大きな理由はないのだが、
いわば一種の倦怠期、だろうか。



元々私は、なんにでものめり込みやすく
逆に冷めやすいという性格だ。


実はこれまでも2回程、
テーマは違うがブログを綴ったことがある。


それなりに読んで下さる人もいたのだが、
どちらのときもあるとき急に熱が冷め、
パタッと止めてしまったことが。


何かイヤなことがあったとか、
物理的に障がいになることが起きたのではなく、
本当にふっと気が抜けてしまったのだ。



ただ、このブログが過去のものと違うのは、
コメントを通じて親近感を持つ人の数が
圧倒的に多いという点。


婚外恋愛という他であまり公にできない話題だけに
同じ立場の方はある意味同士のような気がする。


婚外恋愛以外のブロガーさんであっても、
niceをつけて下さると
少なくとも「拒否されていない」と嬉しくなる。
(勝手な解釈かもしれないが(苦笑))


もしキッパリと止めてしまったら
心の支えを失ってしまうだろう。



これからも細く長く続けて行くために、
ペースダウンが必要かもしれない。


気が向いたときに文を書き、
みなさんのブログにもお邪魔する。


そこに義務感が入り込むと
知らない内に負担になってしまうから。



ここまで書いて来て思ったのは、
恋愛に関しても同じかもしれない、
ということ。


最初はお互い多少の無理も
情熱で押し切れる。


が、無理はやはり永遠には続かない。



どこかでどちらかが少しでも
「義務」だったり「負担」を感じると
そこからほころびが生じるのではないだろうか。


そうなる前に、プチ倦怠期が訪れたら
むしろ長く続けるためのチャンスと思い、
ペースを緩めることも必要なのかもしれない。



ということで、今後は神出鬼没(?)
になるかもしれませんが、
それでもお付き合い頂けるとしたら幸いです♪

好き過ぎて幸せ♪

恋愛をしている人が口にする言葉のひとつに

「好き過ぎて辛い」

という台詞ががある。


自分の気持ちと比べて

相手の愛情を感じることができない。


相手のことが頭から離れず

自分を見失ってしまいそうになる。


この辺りが「辛さ」の原因だろうか。



実は私はこの

「好き過ぎて辛い」という感情が

全くといっていいほどない。


トシと付き合い始めて1年半程の間に、

切ない、寂しい、もどかしい、

といった気持ちにはなったことがある。


が、「辛い」と思ったことは一度もない。


トシを「好き」という気持ちは

どこをどう切り取っても

「辛さ」とは結びつかないのだ。



去年の夏、トシの激務が続いて

2ヶ月ほど会えなかったときがあった。


寂しさともどかしさが抑えきれず、

感情をぶつけてしまった私にトシはこう言った。


T:「もし、オレを待つことが辛過ぎて

かすみが自分にとっていい影響がない、

と思うのなら、離れることも考えないといけない。」



咄嗟に何を言われているのか分からなかったが

つまり「辛過ぎるのなら別れを選択した方がいい」

と言われているのだと気が付いた途端、

頭が真っ白に。


次の瞬間に思わず口にしたのは

K:「私、辛いなんて一度も思ったことない!」

だった。


そう、2ヶ月会えず、夏休みだったこともあって

連絡も思うように取れず、

寂しくて、もどかしくて仕方ない状況にあっても。


私は「辛い」とは欠片も思わなかったのだ。



「辛い」という気持ちは

自分の心の隙間が思うように満たされないことから

生じるのかもしれない。


つまり、自分はこんなに相手のことを思っているのに

相手はそれほど自分のことを思っていない気がする、

という空虚感が「辛さ」に繋がるのではないだろうか。


だがせっかくこんなにも好きになれる人と出会えたのに、

好き過ぎて辛くなるだなんて、勿体ないことだと思う。



切なさも、寂しさも、もどかしさも、

私がトシを好きだという気持ちとは

全く別次元にあるただの一過性の感情。


気持ちだけで繋がっている二人だからこそ、

その気持ちはあくまでも純粋であって欲しい。


だから私はこれからも、

「好き過ぎて幸せ」と感じていたいと思う。