我らがパラダイス ネタバレと感想 第4話 年をとるのは迷惑なこと?
林真理子さん原作の【我らがパラダイス】の4話は「恋があり、別れがあり、人生は新しい。」です。この副題には「いくつになっても」とは書かれていませんし😈、劇中ではさつきに「年をとるのはそれ自体が迷惑なことなの?😤」と言わせています。果たしてその答えはでるのでしょうか?以下あっさりネタバレと感想です。
老いても恋
セブンスターでは入居者の山口隆(伊藤洋三郎〜平田初雄@シャーロック)と阿部純子(榊原るみ)が結婚することにしたと皆に報告して祝福されていました💐。ふたりは、万が一のことも考えて、6Fも見に行ったそうです。その上で、ここでなら最後まで一緒にいられそうだと少し安堵したのだそう🤗。
が、これを知った福田は早速、山口の家族に連絡します😈。山口と純子はそもそも一人ずつ入居したため、それぞれに費用を支払っていたらしいのですが、最初から「夫婦」として入居した場合は「割引制度」があるのだそうです。福田は「これから結婚するからと言って割引はしない=結婚などさせてたまるか😤」と釘を刺したかったらしい😓。でも「愛人を妻」と偽って入っている元俳優もいるのよね🐒。
一方の子どもたちは「恥ずかしい」と猛反対でした。なんとも古い頭の持ち主ですよね。年をとって恋愛ができたら、むしろオキシトシンというホルモンが出て、認知症をはじめとする体の不調とも無縁になるかもしれんのにね😁。いい年こいて親の財産取られると思ってるのかな。いくら高級な施設でもひとりで入居した親を普段は見舞いもしないくせに、こんな時だけ何言ってんねん。孤独じゃなくなってよかったね〜と祝福したらどうなの?😡
同じく入居者で、こちらは医者でいかにも女好きな岡田恭太郎(渡辺正行)も倉田愛子(岡まゆみ)にアプローチをしていましたが、愛子はその度にさらりとかわしていましたね😁。こちらはこちらで、今から恋愛なんてめんどくさいことはしたくないのかもしれません。どちらにしても老い先短い人生なんだし、なんの心配もなく好きに生きられるのだから、思い通りに生きたらいいじゃないよね😜。
苦難は続く
またさつきの父の貢は、入院して受けていた化学療法の最中に容体が急変して亡くなってしまいました😨。安川はさつきと母のヨシ子(白川和子〜深山サキ@青のSP)に「人工呼吸器」を付けるかどうか尋ねます。さつきはすぐに付けてほしいと答えましたが、ヨシ子は、付けても病気が治る訳じゃないのなら、もうここで楽にしてやってほしいと答えたのです。
さつきはその後すぐに葬儀を出すことになり、泣く暇もありませんでした。ようやく悲しみが込み上げてきたのは、すっかり終わってお骨を家に持ち帰った後です。
でもその後もまた雑務に追われました。葬式はほとんど葬儀屋がやってくれたけど、その後の事務手続きはすべて遺族がやらなければなりません。ヨシ子は「死亡届」を出したのだから、あとは自動的に行われるのではないかと呑気にしていましたが、そうは問屋がおろしません。年金の停止から、口座の凍結から何から、も〜枚挙にいとまがないほどなんです😤。それに相続についても、男性の場合はまだ楽だけれど、女性になると(戸籍集めで)もー大変!!😵
大昔のように大家族なら、一人ぐらいそういうことに「慣れている人」もいるのだろうけど、核家族の今は皆「初めて聞く=新しいこと」ばかり。その上さつきの家は、なんと借地だったというから大変です😱。え〜?この家、持ち家じゃないの??さつきも知らなかったときたもんだ。貢は亡くなる前にさつきを嫁がせたいと心配していたけど、それより前に借家を心配すべきでなかった🙄??しかもすぐにも出ていかなくちゃいけない契約だったらしいのに😓!??
さつきは、仕方なくヨシ子を連れて不動産屋へ行きました。でも「高齢の女性二人」に部屋を貸す大家はほとんどいないと断られてしまいます。しかもヨシ子はワンコを飼っており、手放すなんてとんでもない!と断言して💦。
さつきは朝子たちにこの現実を吐露して訴えたのがタイトルに据えたセリフです。年をとること自体が迷惑なのかな?お金があれば家を買うのに。家を買うなら文句は言われないわよね?😤(お金がないばっかりに、こんな辛い思いをしなきゃいけない😭)
朝子は「負けちゃダメだ!」と皆を鼓舞します。私たちが幸せになることを邪魔する全てのものに!!
悪いことは嫌だよ
その朝子の弟の慎一(の恋人)は、どうやら朝子から金をもらったようなのに、それに懲りず(味をしめて?)今度は生前贈与してほしいと言い出しました💀。チヅはどこへ行ったとうるさく詮索し、安い施設に放り込んで年金を横取りしているのではないかと邪推します👎。
一方、セブンスターの6Fで暮らしていたチヅは、退屈だと言ってパソコンを手に入れ、ついに「真相」を突き止めました。入居に8千万もかかる高級介護施設に私が入れるはずがない、朝子は「悪いこと」をしているのではないか?
面と向かって問い詰められた朝子は、うまい言い訳を思いつけませんでした😱。「悪いことは嫌だ」と続けたチヅは、いったいどうするつもりでしょうか?
そもそも弟の慎一があんなろくでなしに育ったのも半分はチヅの責任だってこと、そのせいで朝子がしなくていい苦労をしていることぐらい、この賢いチヅには分かっているはずです。今、彼女にできることと言ったら、そりゃあもう「共犯者」になるしかないよね😔。
ほか
安川と朝子は、かつては付き合っていたようですが、別れてからは一切連絡をとっていなかったようですね。今回朝子が会いに出かけたのは、あくまでも貢のことで礼が言いたかっただけだと言い訳していました。自分のことを「臆病」だと言っていたところを見ると、朝子が自分から身を引いたのかな。
まとめ
年をとっていずれは亡くなることは皆が避けられないこと=決まっていることなのに、その時期を安心して暮らせないなんて、なんて酷い世の中なのかと悲しくなりますね。これじゃあ「悪いこと」もしたくなっちゃうヨ🐒。