ニコニコ動画

概要

2006年12月12日に実験サービスとしてプレオープンしサービスが開始。

2007年1月15日にβバージョンに移行するとともに、初めて運営元がニワンゴであることが明かされた。実質的な開発や運営はドワンゴが行っている。当初はYouTubeの動画を利用していたが、後に独自の動画配信プラットフォームに移行した。サービス名の「ニコニコ」は、日本語で「笑顔」を意味する言葉に由来している。

現在は事業の拡大につれ、ニコニコ生放送やニコニコ静画など、ニコニコの名を冠し、動画共有サービスの枠を超えた多くの派生サービスが展開されている。特に、アニメ、音楽、ゲーム実況、VOCALOID関連の動画が人気を集めた。2007年には「ニコニコ市場」や「ニコニコミュニティ」といった新機能が追加され、ユーザー同士の交流がより活発になった。

従来「ニコニコ動画」という名称はこれらのサービスの総称でもあったが、2012年5月1日に新しい総称であるniconicoが発表されて以降、ニコニコ動画はニコニコのサービスのひとつである動画共有サイトという位置づけとなっている。

2014年10月1日よりドワンゴとKADOKAWAが経営統合し統合持株会社へ運営が移管された。

影響と社会的役割

ニコニコ動画は、日本国内のインターネット文化に大きな影響を与えた。数々のミームを生み出したほか、「歌ってみた」や「踊ってみた」といったカテゴリジャンルは、YouTubeをはじめとするサービスが中心となった今も言葉として利用されている。

多くのクリエイターがニコニコ動画を通じてデビューし、その後プロフェッショナルとして活躍している。また、ユーザー生成コンテンツのプラットフォームとして、新しい表現形式やエンターテインメントのスタイルを生み出してきた。