総合格闘技イベント「RIZIN」の記念すべき10回目となる大晦日大会「RIZIN DECADE」が、12月31日(火)にさいたまスーパーアリーナで開催される。
今大会では、従来のナンバーシリーズ「Yogibo presents RIZIN.49」に加えて、「雷神番外地」と題したスペシャルプログラムを実施。
7月の「Yogibo presents 超RIZIN.3」で戦った朝倉未来選手と平本蓮選手が、互いのチームを率いて対抗戦で激突する、文字通りの代理戦争だ。
なお、朝倉未来と平本蓮の両選手は、2025年5月4日に東京ドームでの李マッチ(再戦)が決定。「雷神番外地」はある意味で前哨戦とも言える。
朝倉未来選手率いる朝倉未来軍には、安保瑠輝也選手をはじめ、冨澤大智選手や細川一颯選手など、自身が代表をつとめるBreakingDownでお馴染みのメンバーらが集結。
一方、平本蓮選手率いるBLACK ROSE(ブラックローズ)には、盟友・篠塚辰樹選手を筆頭に、鈴木博昭選手(黒薔薇くん)や宇佐美正パトリック選手、三浦孝太選手らRIZINファイターを擁している。
この記事では、そんな「雷神番外地」の試合結果を随時更新していく。
目次
第1試合/五明宏人 vs. 赤田プレイボイ功輝
RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)
結果:五明宏人◯ vs. ●赤田プレイボイ功輝
1R。互いに見合った静かなスタート。赤田選手がファーストパンチも決まらず、五明選手がタックル。両者動きが少なく、アクションを促される。
互いに決定打が生まれないまま2Rを終えた3R、五明選手がタックル、赤田選手が膝蹴りで引き剥がすという展開が続く。すると、赤田選手のパンチがヒット。一気に追い打ちをかけるも、五明選手も粘りを見せる。
その後は膠着状態が続いて終了。判定の結果、五明選手が勝利した。
第2試合/安井飛馬 vs. 黒薔薇くん(鈴木博昭)
RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)
結果:安井飛馬◯ vs. ●黒薔薇くん
1R。安井選手がタックルを仕掛けると、グラウンドの展開へ。上になった安井選手が打撃を当てるが、黒薔薇くんも決定打は許さない。
2R。黒薔薇くんの左フックが安井選手のボディにヒット。その後は安井選手がマウントポジションで打撃を当てる展開が続くが、一撃は生まれない。グラウンドの展開のまま終了。
3R。ローキックで互いを牽制。ここで安井選手に後頭部への攻撃で注意が与えられる。再開後、黒薔薇くんの左ハイキックを繰り出すもダメージは奪えない。三度グラウンドの展開となると、安井選手が終始上で打撃を当て続け、黒薔薇くんの反撃を許さない。判定の結果、安井選手が勝利した。
第3試合/YURA vs. 朝久泰央
RIZINキックボクシングルール:3分3R(66.0kg)
結果:YURA● vs. ◯朝久泰央
1R。K-1王者の朝久選手がキックを積極的に仕掛けていく。BreakingDown王者のYURA選手も鋭いパンチ。蹴りとパンチの対決になるかと思った瞬間、朝久選手のパンチにYURA選手がダウン。直後、YURA選手の右フックで朝久選手もダウン。激しい打撃の攻防に観客もわく。
2R。緊張感のある入りから、朝久選手がパンチとキックの連打。YURA選手も打撃で対抗する。互いに打撃を繰り出す。
3R。YURA選手のコンパクトな振りから鋭いパンチがヒット。朝久選手も蹴りを中心に組み立てる。両者疲れが見える中で、残り時間1分で殴り合いの展開へ。互いに顔面にパンチをヒット。すると朝久選手のパンチが決まり、残り20秒でYURA選手がダウン。判定の結果、朝久選手が勝利した。
第4試合/冨澤大智 vs. 三浦孝太
RIZIN MMA特別ルール:5分2R(63.0kg)
結果:冨澤大智◯ vs. ●三浦孝太
BreakingDown勢でありRIZIN出場経験もある冨澤選手と、RIZINファイターの三浦選手による一戦。1Rは、牽制し合う立ち上がり、静かな展開が続く中、その時は突然訪れた。
冨澤選手の膝が、タックルを仕掛けようとした三浦選手に完璧にヒット。ダウンした三浦選手に冨澤選手が追い打ちをかけると、ここでレフェリーストップ。冨澤選手が1R1分53秒でKO勝利を果たした。
第5試合/野田蒼 vs. 篠塚辰樹
RIZINオープンフィンガーグローブキックボクシングルール:3分3R(58.0kg)
結果:野田蒼● vs. ◯篠塚辰樹
BreakingDown勢の野田選手と、平本蓮選手の盟友である篠塚選手による一戦。1R。野田選手がローキックで牽制すると、篠塚選手は立て続けにパンチを放つと左ストレートで野田選手がひるむ。さらに、右フックで野田選手がダウンを奪う。
再開後、野田選手も篠塚選手の顔面にパンチをヒットさせるも、ダメージはない様子。すると、篠塚選手の左ストレートで野田選手が再びダウン。再開するもすぐさま攻撃を受け倒れてしまい終了。
1R2分7秒TKOで篠塚選手が勝利した。
第6試合/細川一颯 vs. 宇佐美正パトリック
RIZINオープンフィンガーグローブキックボクシングルール:3分3R(77.0kg)
結果:細川一颯● vs. ◯宇佐美正パトリック
BreakingDownの喧嘩自慢100人トーナメント企画で頂点に立ち、その後の相次ぐ勝利で看板選手の一人となった細川選手を、RIZINファイターの宇佐美選手が迎え撃つ。
1R。距離感を確かめ合うように、互いにキックを出し合う展開。すると宇佐美選手が猛烈なラッシュで試合のリズムを変えにかかる。しかし決め手にかける中、攻撃がヒットしない時間が続く。
2R。宇佐美選手がじっくりとプレッシャーをかけていく。距離を詰めんがら。細川選手も蹴りで距離を保とうとする。宇佐美選手のパンチで細川選手がダウン。終盤、宇佐美選手が細川選手をコーナーに追い詰めると、ボディに連打を浴びせ続けて再びダウンを奪う。
RIZINファイターとしての意地を見せ、宇佐美選手が2R2分59秒でKO勝利を果たした。
第7試合/安保瑠輝也 vs. シナ・カリミアン
RIZINスタンディングバウト特別ルール:2分6R(100.0kg)
結果:安保瑠輝也◯ vs. ●シナ・カリミアン
朝倉未来軍と平本蓮軍による対抗戦の最終試合、マニー・パッキャオ選手との一戦も記憶に新しい安保選手と、K-1最強のヒールとして出場する重量級のカリミアン選手が激突した。
1R。小刻みに動きながら攻撃を当てていく安保選手。スピードの差が感じられる展開も、カリミアン選手も動じない。ここぞばかりに強烈なパンチを放つも空を切る。
2R。変わらぬ展開もカリミアン選手が動きを見せる。互いに攻撃の手数が増え、安保選手の打撃も確実にヒット。しかし、カリミアン選手にダメージはうかがえない。
3R。カリミアン選手の右フックがヒットするも、基本的な構図は変わらない。テンポよく攻撃を当てる安保選手と、打撃を受けながら一発を繰り出そうとするカリミアン選手。
4R。ガードを下げたカリミアン選手が挑発するが、逆に挑発を返す安保選手。ノーガードの状態で逆に怖さが生まれたか、安保選手は積極的に打ち込むことができない。
5R。互いにノーガードで打つ時間帯が生まれるも決定打は生まれない。素早い動きでカリミアン選手のパンチを回避する安保選手。あえてパンチをくらうカリミアン選手。決着の行方は最終ラウンドへ。
6R。バックハンドブローでカリミアン選手に注意が与えられると、安保選手もバックハンドブローを繰り出したことで注意を受ける。止めに入るレフェリーをもろともせずにヒートアップする2人。この試合で一番の盛り上がりを見せたが、他のスタッフからも止められ試合は一時中断。
再開後、カリミアン選手に警告。その後、互いにパンチを打ち合う中で試合終了。判定の結果、
©︎RIZIN FF
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