今や、日本の玩具業界を牽引する存在へと成長したトレーディングカードゲーム(TCG)。
日本玩具協会(外部リンク)によれば、2023年のカードゲーム・トレーディングカードの市場規模は、玩具の主要10分野の中でも1位となる2774億円を記録。過去最高を更新し、玩具市場全体(1兆193億円)の27.2%を占めるまでになりました。
原点である『マジック:ザ・ギャザリング(Magic: The Gathering)』をはじめ、『ポケモンカードゲーム』『遊戯王OCG デュエルモンスターズ』『デュエル・マスターズ』など、長年親しまれているTCGが人気を集める一方、トレカバブルを背景に、次々と新興タイトルが発表される昨今。読者のあなたも一度は何かしらのTCGを遊んだことがあるのではないでしょうか?
今回は、各TCGタイトルで2024年に発表されたカードの中から、“かわいい”カードにフォーカス。KAI-YOUメンバーの独断と偏見によりピックアップしたを9枚紹介します。
プレイヤーやコレクター、あるいはそうではないメンバーをも魅了した珠玉のカードたち。推薦コメントとともにお楽しみください。
目次
ポケカ《ヤドキング》
【新見直(KAI-YOU Premium 編集長/KAI-YOU inc. COO)のコメント】
みんな大好きヤドンから進化するヤドキングのカード。「おうじゃポケモン」というイカつい分類のくせに、本人はいたってのんびりとした性質です(本編でもすばやさがめちゃ低い)。
頭に噛みつかれたシェルダーの毒が脳に回ったことによってすごい知性とひらめきを得たというヤドキングの、呑気と思慮深さとが絶妙に表れています。
自分は《ヤドキング》をメインにしたデッキも組んでいるのですが、山札の一番上をトラッシュしてそれがポケモン(しかも特別なポケモンはダメ)だったらそのワザを使えるという小難しい「ひらめきチャレンジ」はなかなか上手く決まらない。
そんなところ含めて愛おしいです。
ディズニーロルカナ《ミッキーマウス いつだって友だち》
【かよちゃん(マーケター/プランナー)のコメント】
近年、新たなTCGタイトルが毎月のように発表され、まさに群雄割拠の様相を呈しています。そんな中、個人的に最もアツいニュースはディズニー初のTCG『ディズニーロルカナ(Disney Lorcana)』の日本上陸宣言です。
このTCGは、ウォルト・ディズニー・カンパニー社の監修のもと、ラベンズバーガー社が開発したタイトルです。すでに全世界で10億枚以上のカードが販売されるという圧倒的な実績を誇り、初心者でも楽しめる設計や、競技プレイヤーをも魅了する施策が展開されています。
その記念すべき日本上陸のプロモーションとして、おもちゃショーで配布されたのが、《ミッキーマウス いつだって友だち》という特別なカード。フレーバーテキストには、「彼がいる限り、大イルミナにやって来た者たちは、いつだって温かく迎えられるんだ。」と記されています。この言葉には、ロルカナの世界・イルミナが日本のファンにも開かれたことへの感慨深さが込められているように感じられます。
見た目はシンプルな「3/3/3/2」のバニラカードですが、このプロモカードの意図やミッキーの存在感が加わることで、ただのカードではない特別な愛おしさを感じさせてくれます。
ミッキーは、私たちを物語の主人公として導き続けてくれる存在。それを思い出させてくれるこのカードには、ディズニーならではの温かいメッセージが込められています。
ポケポケ《ミュウ》イマーシブアート版
【うぎこ(広報)のコメント】
TCGにどうしてもハマれなかった私のような人類への救済『Pokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)』……たまにガチりながら、カード集め楽しんでいます!
私がかわいいカードに推薦したいのは、ア・メリカさんの《ミュウ》! 『ポケポケ』の偉大な発明「イマーシブカード」です!
ア・メリカさんのかわいいミュウがくるくる回る世界を旅していくのが、かわいい~~!アニメ『ポケットモンスター』のED曲「ひゃくごじゅういち」を思い出します(※注記:まだ《ミュウ》は持ってません)。
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