阿久根市市長、市議会の念願かなって解職されたが
あの問題発言は多い、そしていかにも独裁政治と思える阿久根
市市長の竹原氏が、リコールで市議会側にとってはめでたく?
解職となったが、本当にこれでよかったのだろうか。
もちろん、阿久根市長の手法は問題点山積みだった。
市長の専決事項を乱発して、次から次へと勝手に条例を作り上
げてしまった。
それはもはや、民主主義とも言えない独裁政治そのもので、本
人がよかれとしたものも、すべて無に伏すぐらいの反感を買った
のも事実だ。
誰も考え付かないような手法で、敵を多く作り過ぎた。
民主主義とは、関係者の合意点をすり寄らせて、落とし所を模索
する事だと思うが、一方的に自分の考えを押し付けるとなると、そ
れは民主主義とは言えなくなる。
私は、こんな強引なやり方は気に入らない。
しかし、阿久根市長をここまで暴走させたのも、市議会側が聞く
耳持たなかったからで、私は阿久根市長が一方的に悪いとは思
えないのだ。
市職員職員の年収を公開したのも、是非の分かれるところだが、
ウィキリークスではないが、公開したことにより、全市民の年収と
はかけ離れたところに市職員の年収があったと言う事が暴露さ
れたわけだ。
市民の平均年収が200万程度で、市職員の平均年収が700万
では、市民の不満も噴出するだろう。
格差社会どころではない、階級社会になってしまっている。
しかも、市の税収が17億円に対して、23億円もの巨額が市職
員の人件費に充てられていると言う事は、到底市の財政は破た
ん状態で、それでも未だに改正もされないのは、どう考えてもお
かしい。
市長の専決事項で、勝手に変えまくったとも言われているが。
根本から、市職員、市議会議員の考えを変える時期だろうと思う
のに、市議会側の考えは10年1日がごとく同じだ。
名古屋の川村市長も、市議会側の抵抗によって、市長が提案し
た法案はことごとく否決されている。
改革しようと思っても、市議会が抵抗勢力ではどうしようもない。
どこの市町村も、同じ構図ではないのか。
結果、市長一人が孤軍奮闘しても、改革できないと言うわけだ。
阿久根市長は、リコールによって解職されたが、これも票としては
拮抗している。
投票率は75.63%で、解職賛成は7543票、解職反対が714
5票で、たったの398票しか違っていない。
民意は、竹原市長にに対して、一方的に反旗を翻しているわけで
もないのだ。
この国の改革は、至難の業だ。
どれだけ崇高な理念に燃えていても、きっと周りの事なかれ主義
に染まって行って取りこまれてしまうのだろう。
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コメント
まるこ姫さん、こんばんは∈^0^∋
公務員と議員さんたちの立ち位置がとても似ています。お互いに自分の立場だけはどんなに行政が赤字でも自分の身だけは削らない。
民間企業では全く考えられないことが、国を筆頭に行われています。
公務員と議員の意味をはき違え、公僕と言うよりも安定色となってしまっているこの現状。
行政関係者は身を削ってこそ働いてもらいたいものです。赤字の意味が全くわかっていない公務員と議員達。
おかしなことです。
くまさんことくまボンでした。ではでは(^.^)/~~~
投稿: くまさん | 2010.12.06 18時39分
この市長の手法に問題も有りましたが、やはり最大の抵抗勢力は議会でしたねぇ。
以前知人と話していたのですが、市議会などは議員を選挙で選ぶ必要があるのかと。
各自治会若しくは連合自治会の代表者が集まって、会議に参加したときの実費のみを支払う形で良いのでは。
正直、市町村レベルで、領収証のいらない政務調査費など必要ないと思います。
市町村レベルで、秘密裏に行うことなど、まずあり得ません。
やはり議会改革が大事と思います。
投稿: サクラ日記 | 2010.12.06 18時52分
まるこ姫さん こんばんは
自らの歳費を削った上に、議会改革、公務員改革をやっているので支持できます。行っている改革は正当でもやり方に強引さがあるとのマスコミの評価ですが、強引にやらないと先に進まないという現実もあります。全国の市町村は少子高齢化で税収も落ち込むなかで、議員報酬削減、公務員給与削減は真っ先に実現させなければならないと思っています。この際、法律を改正して議会をなくして、ボランティアによる市民会議のようなもので充分だと思います。要するに議会は必要ないという考えです。
投稿: ヤス | 2010.12.06 20時43分
★ーーこんばんは、くまさん
>公務員と議員さんたちの立ち位置がとても似ています。
そうでdすね。
まあ、公務員は勝手に年収を少なくするわけにもいかないので、議会で議員たちが自ら、身を削る法案を出すべきだと思いますが、今の状態は市長が出しても議会側は大反対。
今の世情に全くあっていませんよね。
行政が赤字なら、お互いがどうやったら赤字を少なくできるのか、考えどころだと思いますが、報酬削減となると議会側が抵抗勢力になってしまいます。
民間企業では考えられないですが、既得権益を手放さないことにかけては、天下一品です。
赤字がどんどん積み上がって言ったら、破たんするのは当然のことですが、危機感がなさすぎますね。
皆で、財政を立て直すにはどうしたらよいか、考えないんですかね。
★―ーこんばんは、サクラ日記さん
>やはり最大の抵抗勢力は議
名古屋市でも、全く同じ構図ですからね。
市長が良い案を出しても、技官で否決してしまう。
お互いに歩み寄るところは歩み寄らないと、真っ向から反対していたら、永遠に改革などできません。
議員を選挙で選んでも、市全体の利益を考える議員は少ないですね。
未だに、地元に何をしてくれるかが最優先ですから。
そして、自分の既得権益をしっかり握って離さない。
こんな人ばかりですよ。
今、革新的な市では、議会の日当報酬制を取り入れているところもありますが、本当に少ないですからね。
人権費が、市の財政を圧迫している現実には目を向けない。
いつか、どこの市町村も夕張のようになってしまいますよ。
そうなってからでは遅いといことに、早く気付きべきですね。
議会改革は、必須だと思いますが、それもどうも、遅々として進んでいないのが現実なんですね。残念ながら。
★ーーこんばんは、ヤスさん
>自らの歳費を削った上に、議会改革、公務員改革をやっているので
理念には大賛成ですが、やはり民主主義は独断専行では理解が得られないのではと思います。
名古屋の河村市長も、同じような理念ですが、これほどの無理はしていません。
それでも、横暴だの、パフォーマンスだの言われていますよ。
強引にやらないと、前に進まないのは事実ですね。
議会側が歩み寄ろうとはしないのですから。
>議員報酬削減、公務員給与削減は真っ先に実現させなければならないと
待ったなしだと思いますが、組合が反対しますからね。
組合は権利ばかり主張しますが、民間が権利ばかり主張していたら即倒産なんですがね。
歩み寄ることは必要だと感じます。
これだけ抵抗勢力になり果てた議会は、不要論も出てこようというものです。
行きつくところは、政治は特定の人のものではないと言う事ですね。
自分たちが参加出来る政治となると、ボランティアという考えになるのは当然だと思います。
投稿: まるこ姫 | 2010.12.06 21時04分
まるこ姫さん、皆さん、こんばんは
名古屋市の河村市長は、市議会のリコールに成功しました。
民主主義に則り、合法的な手段で、自分のマニフェストを実行しようとしています。
大阪の橋下知事は、地域政党を作って、次の府議会選挙で議会を変えようとしています。
いずれも、合法で、議会制民主主義、二元代表制を尊重しています。
河村市長はリコールという手段により、市民運動として、問題を提起し、市民の中から働きかけて、議会のあり方を問うているのは、より市民に根付いた良い方法だと思います。
それと比べると、阿久根市長のやり方は、許されるべきものだとは思えません。
緊急事態に備えるための専権事項を繰り返し、議会を開かず、独断で施策を決定する、議会制民主主義を無視した行為は、正しいことであってもなくても、正当性を認めるわけにはいかないと思います。
専権事項という非合法的、独裁的手法によるのではなく、自分もリコールされたように、議会も市民運動でリコールして、市長と議会の選挙の中で、正面から堂々と意見を戦わせるべきと思います。
投稿: 愛てんぐ | 2010.12.16 17時56分
★ーーこんばんは、愛てんぐさん
おっしゃる通りです。
河村市長は、民主主義の基本にのっとって着々と改革を進めています。
議会制民主主義なら、長い道のりかもしれませんが、一歩一歩手順を踏んで、進むしか道はありません。
名古屋市の場合政令都市ですが、政令都市でのリコールはまず不可能だろうと言われて来たそうですね。
それでも、市民を動かし、市民が署名運動を展開して、私たち国民に手本を示しました。
これは、今後につながると思います。
阿久根市市長の理念は分かりますが、あまりに一方的、独裁的で、幅広い共感は得られないと思います。
専権事項という、だれもが考え付かなかったような方の隙間をついたようなやり方は、どんなに良い提案でも、全面的に賛同できないです。
>市長と議会の選挙の中で、正面から堂々と意見を戦わせるべきと思います。
民主主義の歩みは本当にのろいです。
それをすぐにでも解決しようとすると、軋轢が起きます。
阿久根氏の場合、あれだけ強行すれば、市民の中の軋轢はものすごいものがあると思います。
狭い市の中で、争い事が多発するのは市民の不幸だと思います。
感情的になり過ぎましたね。
投稿: まるこ姫 | 2010.12.16 20時23分