アニメ CLANNAD AFTER STORY 第19話 「家路」 感想
あの人は幸せだったのだろうか。
一番幸せなときに愛する人を亡くして。
それからは，俺と2人きりになって。
俺みたいな親不孝な息子のために頑張り続けて。
それで幸せだったのだろうか。
・・・・・・父さん。
ついに父との和解をした朋也。
今日一番の名シーンでした。
BGMのせいもあって，アバンがエンディング後の回想シーンみたいでした。
というか16から毎回が最終回のようです。
渚の死後初めて渚の部屋に入る朋也。
だんごが置かれています。それを抱きしめ渚のことを思い出す朋也。
渚の部屋は結婚した時のままにしてあると早苗さん。
そしてだんご大家族を持っていってくださいと。
朋也は汐を今まで育ててくれたことに対する感謝を述べます。
1階では汐が井川をアッキーから教えてもらっていました・・・
早苗さんとアッキーが渚のために仕事を代えたのも，渚が5歳の時だったと。
「幸せになってくださいね」と早苗さん。それが恩返しだと。
「はい，汐と一緒に幸せになります」
朋也はアッキーと野球対決。
汐はアッキーが勝つと。
それを聞いてショックを受けた朋也は見事打ち返し，親としての威厳を保ちました。
夜眼を覚ました朋也は早苗さんとアッキーの話を耳にします。
早苗さんは渚を失った日から泣いていませんでした。
「わたしはやることがありましたから。汐を育てなければなりませんでしたから」
「だから良かったです，自分を見失いですみました」
「5年か。汐のおかげで俺たち随分救われたよな」
「でもそれも終わっちまったな。長い間ご苦労さんだったな」
「もういいんだ。お前は良くやった。今度はお前が泣く番だ」
そして涙する早苗さん。早苗さんも娘を失い辛い想いをしていました。
でも，悲しむことは朋也が引き受けていたので，汐のために5年間頑張ってきました。
その役割が終わり，初めて泣くことができる早苗さん。
早苗さんの強さと優しさ，そして母としての顔と妻としての顔を見せてくれた名シーンでした。
その早苗さんを支えてきたアッキーもかっこいいですね。本当にいい家族です。
汐を送る朋也。
朋也のことを噂する母親たちがいましたが，朋也は昔の俺なら切れていたんだろうなとつぶやき，さわやかに挨拶します。朋也も成長しました。
迎えにいったときに，汐の担任の話が。いまはお休みしていると。
「お前の先生ってどんな人なんだ」
「髪が長くて，綺麗で，優しい」。次回の再開シーンが楽しみです。
ベランダから空を見上げる少女。その瞳に映るのは光の玉でした。
汐が書いていた絵。これはなんでしょう？
朋也はだんごたちを古河家から持ってきました。
飾られる渚の写真。
公園には公子さんが。
妹が退院したと。まさか，登場するのか!!
「ふうちゃ～ん！」
公子さんがその名を呼ぶと砂場でひとでを作っていました。
朋也を警戒しますが汐にはめろめろです。
抱きしめていいですかと言った瞬間に抱きしめています。ヘブン状態です。
朋也と同じ年ですが，ずっと眠っていたので本人は高校1年生のつもりでいると。合法ロリです。
そう言われて怒った風子は汐を妹にすると。
こうして汐の新しい友達ができました。
父親の家の前に立つ朋也。いろいろと思うことがあるのでは。
「ただいま」
父とのこれまでがフラッシュバックされます。
「なぁ，親父。疲れただろう。もう休んでもいいんじゃないか」
田舎に帰ることを勧めます。
「もう十分がんばった，だから休めよ」
そして冒頭に書いた名シーンが・・・
父の背中を流す朋也。その背中を見て思うことがたくさんあったはずです。
そしてその父を見守る汐。
そして旅立ちの時が。
父を見送るときにこれまでのことを思い出す朋也。
汐は光の玉が朋也に吸い込まれるのを見ます。
圧倒的な破壊力のあった前回と比べると，今回はじわじわ来る感動が。
中村さんと井上さんの演技も素晴らしかったです。
早苗さんとアッキーから汐を受け取り，その汐をつれて父に会いに。
そして父親が今まで背負ってきたものを降ろし，親としての責任を背負う朋也。
親と子，父と子，母と娘，夫と妻といろいろな家族の関係が描かれていました
今回は無音の部分の使い方がよかったです。
アッキーと早苗さんとの会話，風子との再会，父親との会話。
いずれにも効果的な演出になっていました
次回は「汐風の戯れ」
これは汐と風子ですね。遊びに来ると。
今回OPでの風子と汐の絵が使われなかったので次回に出てくるのでしょうか。
そして汐の先生がついに登場すると。
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テーマ : CLANNAD -AFTER STORY-
ジャンル : アニメ・コミック
風子登場も、待望の場面でした。
直幸との和解は朋也、直幸の両者にとって最大のハイライトとなるでしょうね。
去年の１ｓｔSeasonからの（正確には朋也の幼少期からの）確執が終わったのは、一ファンとしてとても安心しました・・・。
前作で、春原が「お前は父親からも逃げ・・・」のようなことを朋也に言っていたことを思い出しました。逃げではないかもしれませんが、確かに朋也はこれまで直幸から愛情を受けていたことや、直幸の苦悩に気付くことができませんでしたが、様々な人と出会いを通じて、優しく、逞しくなりました。
今回の親子の和解は、その集大成と言えるものでしたね。やっぱりクラナドは人生です・・・。
来週からは、本格的に汐ちゃんとの生活が始まります。
そんな朋也くんにはこの曲をおくります。
http://www.youtube.com/watch?v=hlxc5wh4WzA&feature=PlayList&p=EAAEFB8723CFC25F&index=0&playnext=1
今回は親子の関係が強調され ，CLANNAD家族が強調されている回でもあり，よく言われるCLANNAD人生を感じさせてくれる回でした。
youtubeで見てみたのですが，残念ながら知らない曲でした。
来週以降の展開にも注目ですね。
わたしは先生の登場が待ちきれないです。
個人的には、なかなか見ごたえのある第19話でした。
直幸・アッキー・朋也と三者三様の父親を描いていますが、
なかなか、こういった角度からの作品って、
アニメでは記憶がありませんが、
興味深い展開でした。
それにしても、
朋也や渚の年齢を考えると、
直幸やアッキーの年齢ってそんなに離れていないんじゃないですかね？（もちろん離れている可能性もありますけど）それで、あの見た目の違いと云うのは、人間って環境の違いで変化するものだと思ったり思わなかったり・・・。
それでは、次回もクラナドの記事を楽しみにしています。
では、
いつもTBでお世話になっています。
試験もお疲れ様でした。
2話連続で親と子の和解がテーマになっているのですが，18話の圧倒的な破壊力のある感動とは違う感動が19話はありましたね。
直幸さんは頑張りすぎたようですね。もしかしたら早苗さんのパンに秘密があるのかもしれませんが・・
