〔需給情報〕日本株の空売り比率が過去2番目の高水準、4日連続で40%超え

[東京 7日 ロイター] - 日本取引所が7日発表した空売り比率が前日比0.5%ポイント上昇の42.4%と、2015年9月29日につけた43.4%に次ぐ過去2番目の高水準となった。下げ止まらない人民元や大幅安となった中国株での終日取引停止などを受け、海外ヘッジファンドなど短期筋による空売りが強まった。
空売り比率は今年に入り、4日連続で40%を超えている。これは15年9月1日─8日の6営業日連続以来4カ月ぶり。当時は翌9月9日に日経平均が前日比1343円高と1994年1月31日以来の上昇幅を記録した経緯があり、今回も急速に買い戻しが強まる可能性がある。
業種別では石油・石炭製品(空売り比率58.2%)や鉄鋼(同52.7%)、海運(同48.8%)、銀行(同47.4%)などが高水準だった。

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