GDP600兆円へ企業の投資促進、首相「壁あれば取り除く」

GDP600兆円へ企業の投資促進、首相「壁あれば取り除く」
 11月9日、安倍首相は政府与党連絡会議で、名目国内総生産600兆円の目標達成に向け「制度的な壁があれば取り除いていく」と述べた。写真は自民党のポスター、都内で10月撮影(2015年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 9日 ロイター] - 安倍晋三首相は9日の政府与党連絡会議で、名目国内総生産(GDP)600兆円の目標達成に向け、「過去最高の企業収益が設備、技術、人材に対する積極果敢な投資に向かうよう、制度的な壁があれば取り除いていく」と述べた。その上で、1億総活躍社会の実現は「究極の成長戦略」と強調した。
政府は、経済界と意見交換する「官民対話」を通じ、企業のさらなる投資を強く求めている。設備や人材への投資を促進するため、安倍首相は6日、法人実効税率の引き下げ幅を上乗せすることを表明した。
また、日中韓の首脳会談については、「協力のプロセスが正常化したことは大きな成果だった」と振り返った。

梅川崇

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