Microsoftは米国時間5月26日、「Windows 10」の新しいプレビュー「Build 14352」を、「Windows Insider Program」でFastリングを選択している参加者向けにリリースした。
Build 14352では重要な新機能は追加されていない。リリースノートには多数のバグ修正のほか、7月下旬の「Anniversary Update」に向けて既に明らかにされている変更点のさらなる改良について書かれている。
まずセットアップ体験が効率化され、前回のプレビューよりもやや高速になったようだ。進行中の画面は表示が簡素化された。
主要な変更点として「Cortana」の操作が改善され、特に「Groove Music Catalog」(現時点では米語のみサポート)の楽曲再生や、タイマー設定が音声コマンドでできるようになったことが大きい。これらの機能は明らかに、Amazonの「Echo」が切り開いた分野を狙ったものだ。
「Microsoft Surface」のユーザーがますます増えていることを受け、今回のビルドでは「Windows Ink」サブシステムに対するいくつかの改良と多数のバグ修正が加えられた。改良点として、「Sticky Notes」アプリがアップデートされ、Inkモジュールの定規にコンパスが追加された。さらに、一連のアップデートによって高精度タッチパッドのハードウェアの反応を高めている。
「Feedback Hub」には、Microsoftからの回答が表示されるようになった。
さらに、「Windows 10 Pro」からボリュームライセンスのみの「Enterprise」版にアップグレードするプロセスも大きく変更された。プロダクトキーを入力するだけで移行が可能になった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。