Salesforce.comは米国時間4月28日、「Government Cloud」のアップデートを提供開始した。このアップデートは、政府機関における断片化されたワークフローの統合や、旧態依然としたプロセスの改善に役立つという。
具体的に述べると、Government Cloudで「Lightning Experience」がサポートされるようになった。この「Government Cloud Lightning」により、直感的なユーザーエクスペリエンスや、アナリティクス、充実したパートナーエコシステムへのアクセスが可能になる。
「Lightning」は、コネクテッドアプリや、モノのインターネット(同社はしばしばCRM企業としての立場からこれを「Internet of Customers」、すなわち「顧客のインターネット」と表現している)を実現する戦略的な土台の1つとして機能している。開発者目線でのユーザーエクスペリエンスという考え方はその登場以来、「Sales Cloud」や「Service Cloud」といった同社の基軸となる製品に組み込まれてきている。
またLightningというブランドは、同社がモバイルアプリの構築やカスタマイズを目的とする開発者向けツールキット「Salesforce1 Lightning Framework」を2014年10月に発表して以来、同社のエコシステムの一部となってきている。同社はそれ以来、各業界向けのクラウド製品に徐々にLightningデザインを取り込んできている。
同社によると、政府機関や関連契約企業はGovernment Cloud Lightningを使うことで、政府機関と、市民や従業員、パートナー、サプライヤーを結ぶモバイルコミュニケーションツールを迅速に構築する能力を手にできるようになるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。