NTT西日本の子会社で電話線の保守・点検などを手がけるNTTネオメイト(大阪市中央区)は19日、エアコンやテレビなどの家電製品を携帯電話で遠隔操作できるサービスを9月から西日本エリアで順次、開始すると発表した。家電製品を専用機器につないでネットワーク化する仕組みで、「ネット家電」時代の到来を実感させる新サービスとして注目されそうだ。
家電製品は、メーカーや機種ごとに電流の流れ方が異なり、違いを数値的に把握することで家電を識別する松下温・元東京工科大学教授らの技術をベースにした。この技術に、光ファイバーなどのブロードバンド(高速大容量)通信や無線LAN(構内情報通信網)を組み合わせ、既存の家電製品を携帯電話で遠隔操作できるようにした。
通常のAC(交流)コンセントに接続した専用コンセントに家電の電源プラグを差し込み、無線LANルーターを設置。外出先から携帯電話で電源のオン・オフなどを指示すれば、インターネットを通して操作できる。赤外線送信機でエアコンの温度調節、ビデオやDVDレコーダーの録画予約も可能だ。月500円程度と割安な料金を検討中で、毎月1000件の加入者獲得を目指す。
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