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「現状維持では衰退」「AIで徹底的な業務効率化を」--パナソニック楠見CEOが社員へ所感

 パナソニックグループは1月8日、グループCEOを務める楠見雄規氏の従業員向けの年頭所感を公開した。生成AI「Claude」開発元の米Anthropicとの戦略的提携を含むAI戦略「パナソニックGO」の発表に触れつつ、AIを活用した徹底的な業務効率化の必要性を、社員向けメッセージで強く訴えた。

グループCEOを務める楠見雄規氏 グループCEOを務める楠見雄規氏
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全文は下記の通り。

 あけましておめでとうございます。2025年がスタートしました。皆さん、新鮮な気持ちで新年の仕事を始めていただいていることと思います。新たな思いや決意の前提となるのは、健康・安全、そしてコンプライアンスです。特に職場ではゼロ災に向け、安全第一で仕事に臨んでいただくよう改めてお願いいたします。

 さて、今年の私の仕事始めは、「CES 2025」のオープニングキーノートへの登壇でした。このCESは大きな注目を集める世界最大級のテクノロジーの展示会で、毎年1月にラスベガスで行われています。このオープニングキーノートの大役は、パナソニックグループとしては2013年以来、なんと12年ぶり。今回は「Well into the future」というテーマで、脱炭素社会への取り組みのアップデートと、「Panasonic Go」というパナソニックならではのAIの活用でさまざまな領域でのお客様へのお役立ちを果たしていく先駆的な取り組み(イニシアティブ)の策定について発信しました。

 その鍵となるのは、皆さんがお使いの既存のAIの大規模言語モデルだけではなく、独自の知見やノウハウを詰め込んだ小規模言語モデルと組み合わせ、提案や解決策をより最適化する技術です。これは既にBlue Yonderで使われていますし、Panasonic Wellでも開発を進めています。さらにPanasonic Wellでは、個々のお客様に関して蓄積されたデータを組み合わせて最適な対応をするAIエージェントの技術も、スタートを切れそうなところまで整いつつあります。

 この領域は、既に熾烈な競争領域です。しかし、私たちがこれまで蓄積してきた、あるいはこれから積み重ねる独自の知見やノウハウを最大限活用する上で、AIを自在にかつ効率的に活用する力を身に付けることが不可欠です。そうすることで、B2C・B2Bのさまざまな領域で、お客様への適確な提案や対応を人が行う以上に効率化でき、サプライチェーンマネジメントや、エネルギーマネジメントなどでもこれまで以上に競争力の高いソリューションを実現できると考えています。また、内部のオペレーションも、人が行うよりも適確かつ効率的に変革することも可能となるはずです。

 「Panasonic Go」には、グループでデジタル変革を大きく前進させる、そして250年計画の第5節(2032~2056年)に向かっていく、という二つの「Go」の意味を込めました。これは、私たちが大きく変わっていく取り組みであることを理解いただきたいと思います。

 現中期も残り3カ月です。中期で目指したKGI(重要目標達成指標)は、累積営業キャッシュフローを除き大幅に未達の見通しと厳しい状況。外部環境の変化もありますが、それは競合も同じことです。販売が落ち込めば、その分のコストは下げなければいけません。しかし、実際に当社グループでは、ほとんどの事業会社・分社で固定費が率で増えて、収益性低下の主な要因となっています。

 収益を上げるには、お客様にとっての価値を生む仕事に集中すると同時に、その効率を徹底的に高めなければなりません。複雑な仕事であっても、さまざまな条件が定まることで、やるべきことが決まるような作業はAIを徹底活用して効率化する必要があります。また、間接部門の業務も標準化と集約を進め、グループでの全体最適を図っていきます。年頭のこの機会に、私たちは徹底して仕事の生産性をもっと高めなければならないことを改めて認識し、「お客様が私たちに求めていることは何だろうか」と問いかけ合い、皆でお客様を起点とした仕事の見直しを行っていただきたいと思います。

 今、パナソニックグループは成長に転じることができていません。変化を恐れ、現状に甘んじ、DXで遅れをとり、働き方の改革もいまだに途上にある。それが実態ではないでしょうか。
私は昨年の年頭に、その年の一字として「啓」という文字を掲げ、英語で言うところの「UNLOCK」を誓いましたが、皆さん自身、あるいは皆さんの部門の「UNLOCK」がどれだけ進んだと実感しているでしょうか。

グローバル競争でトップに返り咲くためには、「UNLOCK」を加速し、今までのやり方を根本的に変えなければなりません。そこで今年の一字は「更(こう)」としました。この文字には、「今までのものを新しく良いものに変える」、あるいは「引き締める」という意味があります。

 グループが成長基調であった頃は、一人ひとりが緊張感を持って、「競合の誰にも負けない」「お客様のお役に立ちたい」との強い思いで挑戦を重ねてきました。それこそが、まさにPanasonic Leadership Principles(PLP)の「日に新たに挑む」の実践です。現状はどうでしょうか。競合に負けていても利益が出ているからと安心していないか。現状のやり方に疑問を持たず、それを維持し、進化させることを怠ってはいないか――そうしている間に競合は進化していくのです。

 私たちは、未来の世代にこの会社を託すためにも、競争に勝ち続け、成長するグループに変わらなければなりません。そのためには現状を常に疑い、更に新しいやり方に変えていくのです。現状維持は衰退を意味します。共に挑戦を重ね、成長を遂げようではありませんか。

 今年4月から大阪・関西万博が開催されます。当社が出展するパビリオン「ノモの国」では、若い世代に「明るい夢と希望を思い描くことができる未来」を感じていただくことを狙いとしています。未来に向け、社会やお客様から必要とされる会社であり続けるために、そして厳しい現状を乗り越えるために、2025年、今年こそ、一人ひとりの挑戦と衆知の結集で、大きな飛躍に向けた変革の年にしたいと思います。

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