パナソニックグループは日本時間1月8日、生成AI「Claude」(クロード)を開発するAnthropicとの戦略的提携をCES 2025で発表した。2035年までにAIを活用したハードウェアやソフトウェア、ソリューション事業を全体の売り上げの30%に拡大することを目指す。
Claudeは、ChatGPTに対抗する生成AIサービスとして知られ、特に文章作成において定評がある。
パナソニックはこれまでも、主に法人向けのサプライチェーン管理などにAI技術を活用してきた。
今回の提携により、パナソニックの「暮らし」分野の各製品にClaudeの搭載が可能となる。また、生成AIを窓口にさまざまな機能にアクセスする「AIエージェント」などの技術によって、多様化する顧客のニーズに合ったサービスを拡大するという。
当初は、アプリを通じて家族をサポートする包括的なデジタルファミリーウェルネスサービス「Umi」を2025年から米国で開始する。ウェルネスデータをそれぞれの家族に合わせた具体的な行動計画に落とし込み、健康的な習慣を築き、家族全員が同じ目標に向かって取り組めるようなウェルネスのルーチンを提供する。
パナソニックはこうしたAI活用事業戦略を「Panasonic Go」と命名し、今回のAnthropicとの戦略的提携をはじめ、各領域での共創活動も進めるという。
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