エムアウトは2月21日、ビジネス向けソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「Bizna」を公開した。
Biznaは起業や新規事業開発にかかわる人や興味を持つ人を対象としたSNS。実名での登録を前提としており、職歴など詳細なプロフィールを登録できる。「グループ」と呼ぶコミュニティ機能も用意。会員登録時の情報により、ユーザーのかかわる業界や職種のグループに自動登録されるほか、任意のテーマのグループに参加したり、グループを作成したりできる。
最大の特長はビジネスプランの投稿機能。エムアウトはこれまで、自社メンバーや7500人超のメールマガジンメンバーらのビジネスアイデアをブラッシュアップし、事業化を進めてきた企業。Biznaのグループなどで出されたアイデアを所定のフォーマットで投稿すれば、事業化に向けた支援を行うという。
当面はニュースのクリッピング機能やビジネスにまつわるQ&Aを投稿できる機能、事業プランを投稿し、ほかのユーザーが評価する機能などを追加していき、ユーザー1万人を目指す。「狙うのは実名制で詳細な職歴などが見られるSNS。FacebookとLinkedInの中間の存在になればいい。ユーザー数も無理に増やすのではなく、(少人数であっても)起業志向の高い人を集めたい」(エムアウト事業開発グループの升水啓太氏)。収益については、SNS単体での売上を見込まず、支援企業の上場やバイアウトで利益を得ることを想定する。
将来的にはサイト上でのオンラインセミナー開催機能やビジネスマッチング機能、リクルーティング機能なども提供する見込み。「日本は起業活動率が低い。個人がハイリスクハイリターンな起業をするのでもなく、大企業でローリスクローリターンな生活をするわけでもない、ミドルリスクミドルリターンな起業というモデルを作る一助にしたい」(升水氏)
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