Yahoo!モバイルでは、ケータイサイト以外にブログ検索、画像検索、オークション検索、ショッピング検索、着メロ検索が提供されている。オークション、ショッピング、着メロはYahoo!の提供するサービスのためSEOが実施可能なのはケータイサイト、ブログ検索、画像検索の3つになる。
米国Yahoo!の検索サービスが非常に面白いのであわせて書いておきたい。日本と米国の最も大きな違いと認識しているのは、アプリが提供されている点だろう。米国ではYahoo!Goというアプリからメール、検索、地図を使ったローカル情報検索などが利用できる。
アプリで提供される検索結果とウェブで提供される検索結果は同じものだ。ウェブの検索においては、キーワードに応じてマーケット情報やニュース、画像、天気予報といった情報が表示される。
米国ではケータイサイトよりもPCサイトの方が優先的に表示(上段に表示)される。現行のYahoo!モバイルの検索エンジンはディレクトリとロボットがハイブリッドされたものだが、米国のYahoo!のようにロボット型検索エンジンに切り替わる日が近い将来に来るかもしれない。2004年にYahoo! JAPANがYST(Yahoo!が独自開発した検索エンジン)に切り替えたように。
取り留めなく各社の動きを書いてしまったが、いま私が気になっているモバイル検索エンジンの動きとしてはこのあたりである。大筋としてどの検索エンジンもバーティカル検索にシフトしていくとみて良さそうだ。
さて、冒頭これらの動きを踏まえて何をするか考えるなどと大層なことを書いてしまったが、さしあたって今すぐ何か取り組むべきとは考えていない。2009年も新たなサービスが出続けると予想されるが、今までどおり、キャリアポータル、Googleモバイル、Yahoo!モバイルの対策を実施しておきながら、新たなテクノロジーにアンテナを張っておく程度で十分だろう。
そういう意味でこの1、2か月で何かするとすれば、音楽、ゲーム、動画サイトの運営者がエフルートの対応を進めるくらいではないだろうか。
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