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Slack (ソフトウェア)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Slack
作者 Stewart Butterfield, Eric Costello, Cal Henderson, and Serguei Mourachov[1]
開発元 Slack Technologies
初版 2013年8月 (11年前) (2013-08)[2]
最新版 [±]
Windows4.29.149 / 2022年11月14日 (2年前) (2022-11-14)[3]
macOS4.29.149 / 2022年11月14日 (2年前) (2022-11-14)[4]
iOS23.01.20 / 2023年1月11日 (22か月前) (2023-01-11)[5][6]
Android23.01.20 / 2023年1月12日 (22か月前) (2023-01-12)[7][8]
最新評価版 [±]
Windows4.30.88 / 2022年12月13日 (23か月前) (2022-12-13)[9]
macOS4.30.88 / 2022年12月13日 (23か月前) (2022-12-13)[10]
Linux4.29.149 / 2022年11月28日 (2年前) (2022-11-28)[11]
プログラミング
言語
Electron (C++, JavaScript, ECMAScript, など)[12]
対応OS Windows, macOS, Linux, iOS, Android, Windows Phone,[13] Commodore 64[14]
サポート状況 活発
種別 グループウェア
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト https://slack.com/
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スラック
Slack Technologies Inc.
種類 非公開
本社所在地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カリフォルニア州 サンフランシスコ
設立 2009年
業種 テクノロジー
事業内容 Slack
代表者 スチュワート・バターフィールド(創業者兼CEO)
売上高 増加 ~6400万ドル(2016年)[15]
従業員数 1000人+(2018年3月時点)
主要株主 セールスフォース
関係する人物 スチュワート・バターフィールド(創業者)、エリック・コステロ(創業者)、カール・ヘンダーソン(創業者)、セルゲイ・ムーラチョフ(創業者)
外部リンク slack.com
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Slack(スラック)は、スチュワート・バターフィールドによって開発され、2013年に市場導入されたチームコミュニケーションツール[1]。 Slackという名称は"Searchable Log of All Conversation and Knowledge"のアクロニムである[16]

概要

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Slackはグループチャット、1対1のメッセージング(Direct Message)、音声通話をWebサービスとして提供している。また同様の機能をデスクトップアプリ(WindowsmacOS)およびスマートフォンアプリ(iOS, Android)でも提供している[17]GoogleドキュメントDropboxHerokuCrashlyticsGitHubPagerDutyZendeskなどを含む、各種サードパーティーのサービスと連携することが出来るようになっており、Slack内部のすべてのコンテンツは、一つの検索ボックスから検索できるようになっている[18][19]

もともとはTiny Speck英語版社(現Slack Technologies Inc.)においてオンラインゲームGlitch英語版」の開発に使用された社内ツールが原型となっている[20][17] 。 2020年12月1日、セールスフォース・ドットコム(現・セールスフォース)がSlack開発元のSlack Technologiesを 277億ドルで買収することに合意したことを発表した[21]。 2021年7月21日、セールスフォースによる買収が完了したことが報告された[22]

機能

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Slackは基本的にIRCに似た機能を多く備えている。ユーザはまず「ワークスペース」に属し、ワークスペース内に存在する話題別のチャットルーム(チャンネル)に参加したり、同じワークスペースに属する他のユーザへダイレクトメッセージを送ったりしてコミュニケーションを行う。それぞれのチャンネルやダイレクトメッセージにはファイルの添付が可能であり、ワークスペース内のメッセージやファイルはすべて検索できる。 さらに、APIが公開されているため、Google ドライブTrelloといったWebサービスと連携することが可能なほか、自作のアプリケーションとの連携も可能である。

メッセージング
  • チャンネル - 話題別に作成されるチャットルーム。 チャンネル名は"#"から始まる文字列で表される。
    • パブリックチャンネル - ワークスペース内に所属しているメンバーなら誰でも参加・閲覧可能なチャンネル
    • プライベートチャンネル - 招待されたメンバーしか参加・閲覧できないチャンネル
  • ダイレクトメッセージ・グループメッセージ - チャンネルを介さずユーザ間で直接メッセージを送信する機能。1対1のものが「ダイレクトメッセージ」、複数名のものが「グループメッセージ」となる。
  • 絵文字 - メッセージに対して絵文字でリアクションを行ったり、メッセージ内に絵文字を挿入したりできる。Unicodeで規定された絵文字のほか、ワークスペース独自の絵文字を登録することも可能である。

ボット

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slackはSlack Appsによりボットユーザー機能を提供している[23]。例えばボットユーザーへ「今日の天気は?」とチャットすることでボットユーザーが「今日は晴れです。」と情報を提供することが可能である。Appのincoming webhook機能により、指定されたURLへのPOSTがボットユーザーの発言としてslack上に反映される[24]

Slack AI

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チャンネルの要約、スレッドの要約、検索など、AIを活用した機能。Enterpriseプランの有料アドオンで2024年2月14日より米国と英国にて一般提供の開始を発表[25]

脚注

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  1. ^ a b Kumparak, Greg (February 5, 2015). “Slack's Co-Founders Take Home The Crunchie For Founder Of The Year”. TechCrunch.com. 2019年1月23日閲覧。
  2. ^ Zax, David. “Flickr Cofounders Launch Slack, An Email Killer”. October 13, 2018閲覧。
  3. ^ Windows 版 Slack - リリースノート”. Slack. 2023年1月18日閲覧。
  4. ^ Mac 版 Slack - リリースノート”. Slack. 2023年1月18日閲覧。
  5. ^ iOS 版 Slack - リリースノート”. Slack. 2023年1月18日閲覧。
  6. ^ ‎「Slack」をApp Storeで”. App Store. 2023年1月18日閲覧。
  7. ^ Android 版 Slack - リリースノート”. Slack. 2023年1月18日閲覧。
  8. ^ Slack - Google Play のアプリ”. Google Play. 2023年1月18日閲覧。
  9. ^ Windows 版 Slack (ベータ版) - リリースノート”. Slack. 2023年1月18日閲覧。
  10. ^ Mac 版 Slack (ベータ版) - リリースノート”. Slack. 2023年1月18日閲覧。
  11. ^ Linux 版 Slack (ベータ版) - リリースノート”. Slack. 2023年1月18日閲覧。
  12. ^ Desktop Application Engineer”. slack.com. 2015年9月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年7月22日閲覧。
  13. ^ Slack. “Slack apps for computers, phones & tablets”. October 13, 2018閲覧。
  14. ^ Harris, Jeffrey (November 27, 2016). “Slack client for Commodore 64”. October 13, 2018閲覧。
  15. ^ Erik Sherman (3 November 2014). “Here's Why Year-Old Startup Slack Has a $1.1 Billion Valuation”. Inc.. 15 April 2015閲覧。
  16. ^ Kim, Eugene (September 28, 2016). “Slack, the red hot $3.8 billion startup, has a hidden meaning behind its name”. UK Business Insider. http://uk.businessinsider.com/where-did-slack-get-its-name-2016-9?_ga=1.138509299.1175501442.1475074973?r=US&IR=T 
  17. ^ a b Thomas, Owen, Die, Email, Die! A Flickr Cofounder Aims To Cut Us All Some Slack, http://readwrite.com/2013/08/14/stewart-butterfield-tiny-speck-slack#awesm=~oogoYQh5KTzJkK 2013年11月26日閲覧。 
  18. ^ Gannes, Liz, Flickr Co-Founder Stewart Butterfield Turns to Workplace Communication Tools With Slack, http://allthingsd.com/20130814/flickr-co-founder-stewart-butterfield-turns-to-workplace-communication-tools-with-slack/ 2013年11月26日閲覧。 
  19. ^ Augustine, Ann, Slack Sets New Standard for Team Communication Online, http://collaboration.about.com/od/groupcommunication/fl/Slack-Sets-New-Standard-for-Team-Communication-Online.htm 2013年11月27日閲覧。 
  20. ^ Tam, Donna, Flickr founder plans to kill company e-mails with Slack, http://news.cnet.com/8301-1001_3-57598469-92/flickr-founder-plans-to-kill-company-e-mails-with-slack/ 2013年11月26日閲覧。 
  21. ^ “Salesforce buys Slack in a $27.7B megadeal”. Techcrunch. (December 2, 2020). https://techcrunch.com/2020/12/01/salesforce-buys-slack December 2, 2020閲覧。 
  22. ^ 【抄訳】セールスフォース・ドットコム、Slackの買収を完了”. Slackチーム (2021年7月21日). 2022年3月8日閲覧。
  23. ^ Slack apps extend and expand the capabilities of your Slack workspace. Cultivate conversation, customize functionality, or integrate ingenious services by building an app. slack api
  24. ^ Incoming Webhooks are a simple way to post messages from apps into Slack. slack api
  25. ^ Slack AI提供開始”. 2024年2月16日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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