酒田港駅
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酒田港駅 | |
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駅舎(2018年11月) | |
さかたこう Sakatakō | |
◄酒田 (2.7 km) | |
所在地 | 山形県酒田市南新町2丁目7-37 |
所属事業者 | 日本貨物鉄道(JR貨物) |
所属路線 | 羽越本線貨物支線 |
キロ程 | 2.7 km(酒田起点) |
電報略号 | サミ |
駅構造 | 地上駅 |
開業年月日 | 1915年(大正4年)4月25日 |
備考 | 貨物専用駅 |
酒田港駅(さかたこうえき)は、山形県酒田市南新町にある日本貨物鉄道(JR貨物)の貨物駅で、羽越本線貨物支線(通称:酒田港線)の終着駅である。
酒田港に面した位置にあり、庄内地方の鉄道貨物輸送の拠点である。
歴史
[編集]- 1915年(大正4年)4月25日:鉄道院酒田線(現在の陸羽西線の前身)支線酒田駅 - 当駅間開業に伴い最上川駅(もがみがわえき)として開業。一般大貨物と発送小荷物のみ取扱い[1]。
- 1924年(大正13年)4月20日:陸羽西線鼠ヶ関駅 - 余目駅 - 羽後岩谷駅間および貨物支線を、既存の羽越北線および新設線と統合し、羽越線(鼠ヶ関駅 - 秋田駅間および貨物支線、羽越本線の前身)として分離したため[2]、当駅は羽越線の所属となる。
- 1941年(昭和16年)2月1日:酒田港駅に改称[3]。
- 1954年(昭和29年)9月1日:小荷物の取扱を廃止(貨物駅となる)[4]。
- 1965年(昭和40年)2月10日:独立駅となり酒田港駅長がおかれる(以前は酒田駅長が兼務していた)。
- 1966年(昭和41年)10月1日:コンテナ貨物の取扱を開始[4]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、日本貨物鉄道の駅となる[4]。
駅構造
[編集]地上駅。酒田港に面する広い構内を持つ。
駅構内の南端には、駅の中心となる仕分け線群があり、1面1線のコンテナホームが置かれている。またこの脇に駅舎が置かれている。その北側の突堤には2面3線のコンテナホーム、さらに北側の突堤には貨車の解体用に使用されている側線がある。なお、駅舎内には、営業窓口のJR貨物酒田営業所が入っている。
構内入換作業や酒田港線の貨物列車牽引のために、愛知機関区所属のDD200形ディーゼル機関車が常駐している。
2008年3月までは東北東ソー化学(旧・鉄興社)酒田工場へ至る専用線が分岐し、化学薬品の発送が行われていた。また、食糧庁酒田倉庫や帝石テルナイト工業(現・テルナイト)酒田工場、小野田セメント(現・太平洋セメント)酒田サービスステーション、広島燃料興業などへ至る専用線も分岐していた。
そのほか、食糧庁倉庫や花王酒田工場の脇を通り大浜埠頭へ至る全長2.2kmの山形県営公共臨港線もある。かつては、花王酒田工場専用線や日新電化酒田工場(現・東北東ソー化学酒田西工場)専用線、米田物産酒田防腐工場専用線などを分岐させ、通路線としての役割を担っていたが、現在公共臨港線から分岐する専用線はない。そのため、公共臨港線自体も撤去される予定である。
取扱貨物
[編集]- コンテナ貨物
- 12ftコンテナを主に取り扱う。30ft海上コンテナも取り扱い可能である。
- 車扱貨物
- 産業廃棄物・特別管理産業廃棄物の取扱許可を得ている。
駅周辺
[編集]その他
[編集]- 1983年には国鉄新潟鉄道管理局(現:JR東日本新潟支社、貨物部門はJR貨物新潟支社)協力の下、『西部警察 PART-III』の第23話「走る炎!!酒田大追跡 -山形篇- 」のロケ(銃撃戦、爆破など)が当駅で行われた。
隣の駅
[編集]- 日本貨物鉄道(JR貨物)
- 羽越本線
- 酒田駅 - 酒田港駅