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西可児駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
西可児駅
駅舎 (2022年1月)
にしかに
NISHI KANI
HM02 善師野 (3.7 km)
(2.0 km) 可児川 HM04
地図
所在地 岐阜県可児市帷子新町二丁目26
北緯35度24分16.8秒 東経137度0分38.7秒 / 北緯35.404667度 東経137.010750度 / 35.404667; 137.010750座標: 北緯35度24分16.8秒 東経137度0分38.7秒 / 北緯35.404667度 東経137.010750度 / 35.404667; 137.010750
駅番号 HM  03 
所属事業者 名古屋鉄道
所属路線 広見線
キロ程 7.7 km(犬山起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
1,497[1]人/日(降車客含まず)
-2021年(乗車人員は2020年)-
乗降人員
-統計年度-
3,262[2]人/日
-2021年(乗車人員は2020年)-
開業年月日 1925年大正14年)4月24日(春里駅[3]
備考 * 無人駅自動券売機 有)
管理駅:犬山
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西可児駅(にしかにえき)は、岐阜県可児市帷子新町二丁目にある名古屋鉄道広見線。駅番号はHM03

可児市西端に位置し、住宅団地が密集する地域にある。乗降客数は市中心部に位置する新可児駅とほぼ同等である。全列車が当駅から新可児駅まで各駅に停車する。

歴史

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犬山駅から広見駅(現在の新可児駅)に路線が敷かれたのは昭和になってから。西可児駅は帷子ニュータウン建設に伴い駅員が配置されたが、以前は愛岐駅、帷子駅、春里駅という別々の駅だった。1969年昭和44年)3月16日に善師野駅から春里信号所まで複線化されてからはかなり活気のある駅として発展。名城大学のキャンパスに向けた県道が交通バリアフリー法に基づいて、整備された。

年表

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駅構造

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駅集中管理システムが導入された無人駅である。2023年(令和5年)9月29日までは終日駅員配置駅で、駅員によるアナウンスがこの地域では珍しく流れていた[11]。LED式簡易案内表示器も設置されている他、改札口付近には列車の運行情報等を表示できるモニターが設置されている。

相対式ホーム、2面2線の地上駅で、それぞれのホームは新可児寄りにある跨線橋またはホーム中央のエレベーターで結ばれている。改札口は2番線ホームの新可児寄りに位置し、付近には自動券売機(継続manaca定期乗車券及び新規通勤manaca定期乗車券の購入も可能ではあるが、名鉄ミューズカードでの決済は7:00~22:00の間に限られる)及び自動精算機(ICカードのチャージ等も可能)を1台ずつ備えている[12]。自動改札機は3台あり、そのうち改札外から見て最も左側は車椅子対応、中央の1台はICカード専用となっている。また、トイレは2番線ホームの改札口脇にある(多目的トイレは可児市内の名鉄の駅で一番最初に設置された)。

のりば
番線 路線 方向 行先
1 HM 広見線(犬山〜新可児)[13] 下り 新可児ゆき[14]
2 上り 犬山名鉄名古屋金山方面[14]

配線図

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西可児駅 構内配線略図

犬山・
名古屋方面
西可児駅 構内配線略図
新可児方面
凡例
出典:[15]


利用状況

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  • 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は5,085人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中83位、広見線(11駅)中2位であった[16]
  • 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は9,006人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中49位、広見線・八百津線(16駅)中2位であった[17]

『愛知県統計書』『愛知県統計年鑑』『岐阜県統計書』『可児市の統計』各号によると、一日平均乗車人員および一日平均乗降人員の推移は以下の通りである。

一日平均乗車・乗降人員の推移(愛岐駅・帷子駅・春里駅)
乗車人員 乗降人員 備考
愛岐 帷子 春里 愛岐 帷子 春里
1928(昭和03)年度 44 92 [18]
1934(昭和09)年度 27 27 62 50 [19]
1935(昭和10)年度 28 25 60 48 [20]
この間愛岐駅休止(1937年以降?[21]
1949(昭和24)年度 *5 *10 愛岐駅10月9日営業再開[21]
統計期間は1949年5月 - 1950年4月末[22]
1950(昭和25)年度 *47 *93 統計期間は1949年11月 - 1950年10月末[23]
1951(昭和26)年度 *115 *202 [24]
1952(昭和27)年度 107 215 [25]
1953(昭和28)年度 131 266 [26]
1954(昭和29)年度 148 296 [27]
1955(昭和30)年度 164 394 320 326 789 642 [28][29]
1956(昭和31)年度 170 392 302 367 788 609 [30][31]
1957(昭和32)年度 169 396 291 336 794 586 [32][33]
1958(昭和33)年度 420 280 843 563 [34]
1959(昭和34)年度 435 365 872 730 [35]
1960(昭和35)年度 517 316 1035 633 [36]
1961(昭和36)年度 558 301 1121 603 [37]
1962(昭和37)年度 577 325 1157 652 [38]
1963(昭和38)年度 563 317 1129 634 [39]
1964(昭和39)年度 566 335 1134 670 [40]
1965(昭和40)年度 551 326 1130 652 [41]
1966(昭和41)年度 564 323 1127 645 [42]
1967(昭和42)年度 537 278 1074 555 [43]
1968(昭和43)年度 509 261 1019 521 3月15日まで[44]

* 千人単位からの概算値

一日平均乗車・乗降人員の推移(西可児駅)
乗車人員乗降人員備考
総数定期
1969(昭和44)年度671587[45]
1970(昭和45)年度667572[45]
1971(昭和46)年度712605[45]
1972(昭和47)年度794676[45]
1973(昭和48)年度907762[45]
1974(昭和49)年度13071110[45]
1975(昭和50)年度17191505[45]
1976(昭和51)年度20841889[45]
1977(昭和52)年度23882176[45]
1978(昭和53)年度26822440[45]
1979(昭和54)年度27112336[45]
1980(昭和55)年度34692680[45]
1981(昭和56)年度36972851[45]
1982(昭和57)年度39352970[45]
1983(昭和58)年度39202954[46]
1984(昭和59)年度39572965[46]
1985(昭和60)年度40363035[46]
1986(昭和61)年度40073012[46]
1987(昭和62)年度39242961[46]
1988(昭和63)年度40663061[47]
1989(平成元)年度40753084[47]
1990(平成02)年度41443190[47]
1991(平成03)年度42793287[47]
1992(平成04)年度42813289[47]
1993(平成05)年度42713293[48]
1994(平成06)年度42853331[48]
1995(平成07)年度43863392[48]
1996(平成08)年度43553404[48]
1997(平成09)年度41183234[48]
1998(平成10)年度406331968137[49]
1999(平成11)年度395531137931[49]
2000(平成12)年度390530807824[49]
2001(平成13)年度374829327519[49]
2002(平成14)年度358227997189[49]
2003(平成15)年度345026956929[50]
2004(平成16)年度331325946645[50]
2005(平成17)年度325925426527[50]
2006(平成18)年度313424716278[50]
2007(平成19)年度310124436216[50]
2008(平成20)年度307824286168[51]
2009(平成21)年度285322555727[51]
2010(平成22)年度276821895558[51]
2011(平成23)年度265520905329[52]
2012(平成24)年度251419495044[52]
2013(平成25)年度253719845085[52]
2014(平成26)年度245319054919[52]
2015(平成27)年度243818954890[52]
2016(平成28)年度237018214753[1]
2017(平成29)年度201214744039[1]
2018(平成30)年度194114093894[1]
2019(令和元)年度198514613981[1]
2020(令和02)年度149712043003[1]
2021(令和03)年度3262[2]

駅周辺

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駅前広場とバス乗り場

主な施設

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バス路線

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  • 東濃鉄道バス(東鉄バス)帷子線(長坂団地行き、愛岐ヶ丘経由光陽台行き、鳩吹台経由緑団地行き)。
    • かつては名鉄バスが運行していたためトランパスが利用できたが、東鉄バスに移管されたため利用できなくなった。また、リトルワールドへ向かうバス路線も存在した。なお、名鉄バスセンターと可児市を結ぶ都市間高速バスは当駅近くを通るものの、当駅は経由しない。
  • さつきバス巡回西部線など。
  • リトルワールドが開園した当時、西可児駅からリトルワールドへの名鉄バスの路線が設置されていたが、後に犬山駅からリトルワールドに変更された。

隣の駅

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名古屋鉄道
HM 広見線(犬山〜新可児)
ミュースカイ(平日上りのみ運転、当駅まで各駅に停車)
犬山駅 (IY15) ← 西可児駅 (HM03)可児川駅 (HM04)
普通
善師野駅 (HM02) - 西可児駅 (HM03) - 可児川駅 (HM04)

脚注

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  1. ^ a b c d e f 可児市企画経済部総合政策課(編)『可児市の統計 令和3年版』、可児市、2022年、49頁
  2. ^ a b 令和3年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 名古屋鉄道. 2023年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月5日閲覧。
  3. ^ Wind 2015年6月号 - 名古屋鉄道
  4. ^ a b c d 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、876頁。 
  5. ^ a b 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年、257頁。ISBN 978-4777013364 
  6. ^ 名鉄 20日からダイヤ改正 ラッシュ緩和がねらい 通勤型車両や急行増やす”、中日新聞、1976年3月13日12版、18面
  7. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、1046頁。 
  8. ^ 松井崇「57-3 名鉄ダイヤ改正」『鉄道ファン』第254巻、交友社、1982年6月、116頁。 
  9. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、570頁。 
  10. ^ 一部の駅における窓口係員配置時間の変更について”. 名古屋鉄道. 2023年6月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月28日閲覧。
  11. ^ 駅集中管理システム対応駅での自動放送も有人駅時代から供えられていた
  12. ^ 名古屋鉄道”. 名古屋鉄道. 2024年9月25日閲覧。
  13. ^ 西可児駅 - 電車のご利用案内、2019年3月23日閲覧
  14. ^ a b 西可児(HM03)(にしかに) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
  15. ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
  16. ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。 
  17. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。 
  18. ^ 愛知県統計書. 昭和3年 第1編』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
  19. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和9年』、岐阜県、1936年、5 交通及運輸
  20. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和10年』、岐阜県、1937年、5 交通及運輸
  21. ^ a b 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 7号(東海)、新潮社、2008年、50頁。ISBN 978-4-10-790025-8 
  22. ^ 愛知県統計書. 昭和24年』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
  23. ^ 愛知県(編)『愛知県統計年鑑 昭和27年刊行』、愛知県、1952年、332頁
  24. ^ 愛知県(編)『愛知県統計年鑑 昭和28年刊行』、愛知県、1953年、316頁
  25. ^ 愛知県(編)『愛知県統計年鑑 昭和29年刊行』、愛知県、1954年、335頁
  26. ^ 愛知県(編)『愛知県統計年鑑 昭和30年刊行』、愛知県、1955年、311頁
  27. ^ 愛知県(編)『愛知県統計年鑑 昭和31年刊行』、愛知県、1956年、309頁
  28. ^ 愛知県(編)『愛知県統計年鑑 昭和32年刊行』、愛知県、1957年、325頁
  29. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和30年』、岐阜県、1957年、10 運輸・通信
  30. ^ 愛知県(編)『愛知県統計年鑑 昭和33年刊行』、愛知県、1958年、341頁
  31. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和31年』、岐阜県、1958年、11 運輸・通信
  32. ^ 愛知県(編)『愛知県統計年鑑 昭和34年刊行』、愛知県、1959年、385頁
  33. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和32年』、岐阜県、1959年、12 運輸・通信
  34. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和33年』、岐阜県、1960年、12 運輸・通信
  35. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和34年』、岐阜県、1961年、12 運輸・通信
  36. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和35年』、岐阜県、1962年、12 運輸・通信
  37. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和36年』、岐阜県、1963年、12 運輸・通信
  38. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和37年』、岐阜県、1964年、12 運輸・通信
  39. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和38年』、岐阜県、1965年、12 運輸・通信
  40. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和39年』、岐阜県、1966年、272頁
  41. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和40年』、岐阜県、1967年、278頁
  42. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和41年』、岐阜県、1968年、258頁
  43. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和42年』、岐阜県、1969年、288頁
  44. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和43年』、岐阜県、1970年、280頁
  45. ^ a b c d e f g h i j k l m n 可児市企画調整課(編)『可児市の統計 昭和58年版』、可児市、1984年、53頁
  46. ^ a b c d e 可児市企画調整課(編)『可児市の統計 昭和63年版』、可児市、1989年、38頁
  47. ^ a b c d e 可児市企画調整課(編)『可児市の統計 平成5年度版』、可児市、1994年、38頁
  48. ^ a b c d e 可児市総務部企画調整課(編)『可児市の統計 平成10年版』、可児市、1999年、58頁
  49. ^ a b c d e 可児市企画部総合政策課(編)『可児市の統計 平成15年版』、可児市、2004年、58頁
  50. ^ a b c d e 可児市企画部総合政策課(編)『可児市の統計 平成20年版』、可児市、2009年、62頁
  51. ^ a b c 可児市企画経済部総合政策課(編)『可児市の統計 平成25年版』、可児市、2013年、52頁
  52. ^ a b c d e 可児市企画経済部総合政策課(編)『可児市の統計 平成28年版』、可児市、2017年、51頁

関連項目

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外部リンク

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