神体山
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神体山(しんたいさん)とは、神体として直接崇拝の対象とされる山である[1]。
古くは、『常陸国風土記』に富士山の神と筑波山の神の逸話が記される。親神が富士山の神のもとを訪れ、宿を乞うたが、富士山の神は物忌み中として宿泊を拒否した。親神は次に筑波山の神のもとへ行き、同様に宿を乞うたところ、今度は歓迎された。そのため、筑波山には人々が集まるようになり、反対に富士山には絶えず雪が積もり人々が来なくなったという。
霊峰富士
[編集]→詳細は「富士信仰」を参照
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平安時代の文学の『更級日記』には、当時の一部の人々には、富士山の神が、朝廷の次の年の除目(人事)を決めると思われていた記録がある。