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泰阜村

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
やすおかむら ウィキデータを編集
泰阜村
泰阜発電所と泰阜ダム
泰阜村旗 泰阜村章
日本の旗 日本
地方 中部地方甲信越地方
都道府県 長野県
下伊那郡
市町村コード 20414-5
法人番号 6000020204145 ウィキデータを編集
面積 64.59km2
総人口 1,384[編集]
推計人口、2024年11月1日)
人口密度 21.4人/km2
隣接自治体 飯田市下伊那郡阿南町下條村天龍村
村の木 ヒメコマツ
村の花 カタクリ
村の鳥 ヤマドリ
泰阜村役場
村長 横前明
所在地 399-1895
長野県下伊那郡泰阜村3236番地1
北緯35度22分39秒 東経137度50分45秒 / 北緯35.37739度 東経137.84594度 / 35.37739; 137.84594座標: 北緯35度22分39秒 東経137度50分45秒 / 北緯35.37739度 東経137.84594度 / 35.37739; 137.84594
外部リンク 公式ウェブサイト

泰阜村位置図

― 市 / ― 町 / ― 村

特記事項 村制施行日:1889年4月1日
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泰阜村田本地区
飯田線温田駅前
泰阜村総合体育館

泰阜村(やすおかむら)は、長野県下伊那郡の南部に位置するである。

地理

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隣接している自治体

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歴史

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  • 室町時代には知久氏の領地だった。
  • 1555年武田信玄が知久氏を滅ぼし、前澤若狭守の領地となった。
  • 1869年(明治2年)2月 - 伊那県に編入する。[1]
  • 1871年(明治4年)6月 - 戸籍法が公布され、伊那県戸籍区の第十一区(金野村、平島田村、唐笠村、門島村、黒見村、万場村、平野村、明島村、田ノ口村及び柿野村)、第十三区(左京村、鍬不取村、打澤村、高町村、稲伏戸村、怒田村及び南山村)が設置された。戸籍区の発足によって従来の名主、庄屋及び年寄制は廃止され、戸長・副戸長制となる。
  • 1872年(明治5年)4月 - 筑摩県第一六五区(左京村外七ヵ村)及び第一六六区(平島田村外九ヵ村)を設置する。
  • 1873年(明治6年)3月 - 筑摩県第一六五区、第一六六区、第一六七区、第一六八区、第一七〇区、第一七一区及び第一七二区が第二十二大区に編入する。第一六五区を第一小区に、第一六六区を第二小区となる。
  • 1875年(明治8年)1月23日 - 伊那郡南山村、唐笠村、金野村、怒田村、左京村、平島田村、鍬不取村、平野村、田野口村、柿野村、明島村、門島村、打沢村、黒見村、高町村、稲伏戸村及び万場村が合併して、泰阜村が発足する。
  • 1876年(明治9年)8月21日 - 長野県の所属となる。
  • 1879年(明治12年)1月4日 - 郡区町村編制法の施行により、下伊那郡の所属となる。
  • 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、泰阜村の区域をもって、泰阜村が発足する。
  • 1939年(昭和14年) - 満蒙開拓移民の分村が現地に発足する。

歴代村長

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歴代戸長[2]
氏名 選任年月日 退任年月日
1 萬場芳衛

金野年穂

斯波甚三郎

吉沢藤蔵

1875年1月 1875年10月
2 金野年穂 1875年10月4日
これより公選となる
3 吉沢藤蔵 1879年7月1日 1879年12月
4 萬場芳衛 1880年1月 1883年3月
5 吉沢藤蔵 1883年3月 1883年12月
6 島岡米太郎 1884年1月 1885年3月
これより官選となる
7 山口機三 1885年3月 1886年3月
8 大河内弥三郎 1886年3月 1887年1月
9 飯富安忠 1887年1月 1888年2月
10 田中正巳 1888年2月 1888年3月
11 熊谷正雄 1888年3月 1889年5月
歴代村長[3]
氏名 選任年月日 退任年月日
1 金野年穂 1889年5月9日 1891年3月23日
2 吉沢亀弥 1891年3月27日 1895年4月7日
3 林正雄 1895年4月28日 1897年4月14日
4 殿村一二三 1897年4月21日 1898年3月1日
5 松下才治郎 1898年3月15日 1899年2月24日
6 宮沢槇蔵 1899年3月2日 1899年10月4日
7 牧島多紋 1899年12月17日 1901年3月11日
8 倉沢勇一郎 1901年3月14日 1902年3月15日
9 金野籌八 1902年8月28日 1903年12月28日
10 吉沢亀弥 1904年1月9日 1904年9月25日
11 牧島多紋 1904年9月29日 1908年9月25日
12 篠田庄三郎 1908年9月25日 1910年10月28日
13 吉沢亀弥 1910年11月15日 1911年9月3日
14 1912年1月6日 1914年2月28日
15 篠田茂八 1914年5月29日 1915年2月20日
16 吉沢亀弥 1915年4月8日 1919年4月11日
17 1919年5月20日 1920年9月30日
18 牧島清次郎 1921年3月15日 1923年5月12日
19 中島利一 1922年5月23日 1923年5月12日
20 吉沢亀弥 1923年5月12日 1926年3月1日
21 岡田秀治 1926年3月22日 1929年9月15日
22 吉沢亀弥 1929年7月3日 1930年4月23日
23 清水祐甫 1930年4月25日 1931年9月15日
24 土岐米造 1931年9月15日 1932年11月26日
25 秦貞三 1933年4月10日 1937年4月10日
26 土岐米造 1937年4月16日 1938年7月12日
27 杉山直樹 1938年9月17日 1942年9月21日
28 吉沢新助 1942年11月20日 1946年11月19日
これより公選となる
29 秦貞三 1947年4月23日 1951年4月
30 1951年4月23日 1955年4月30日
31 松下利雄 1955年4月30日 1959年4月
32 1959年4月30日 1963年4月
33 1963年4月30日 1967年4月
34 1967年4月28日 1971年4月
35 1971年4月25日 1975年4月
36 1975年4月 1978年4月
37 脇坂甚三郎 1978年8月13日 1982年8月12日
38 宮下明男 1982年8月13日 1986年8月12日
39 1986年8月13日 1990年8月12日
40 1990年8月13日 1994年8月12日
41 松島貞治 1994年8月13日 1998年
42 1998年 2002年
43 2002年 2006年
44 2006年 2010年
45 2010年 2014年
46 2014年 2018年8月12日[4]
47 横前明 2018年8月13日 現職

行政

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阿南警察署

人口

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泰阜村と全国の年齢別人口分布(2005年) 泰阜村の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 泰阜村
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
泰阜村(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 3,189人
1975年(昭和50年) 2,824人
1980年(昭和55年) 2,613人
1985年(昭和60年) 2,461人
1990年(平成2年) 2,386人
1995年(平成7年) 2,270人
2000年(平成12年) 2,237人
2005年(平成17年) 2,062人
2010年(平成22年) 1,910人
2015年(平成27年) 1,702人
2020年(令和2年) 1,542人
総務省統計局 国勢調査より


交通

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温田駅

鉄道

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村役場は門島駅が最寄りであるが、距離がある。特急「伊那路」は村の南部にある温田駅に停車する。

路線バス

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  • 南部公共バス - 南信州広域連合・南信州地域交通問題協議会が主体となり大新東に委託。平日のみ運行(土日祝日運休)。温田駅と飯田市阿南町下條村経由で結ぶ阿南線、温田駅と売木村を阿南町経由で結ぶ温田線の2路線がある。いずれも泰阜村内では温田駅とその周辺部しか経由しない。
    • 飯田病院前 - 飯田駅前 - 川路駅 - 学校前 - 車庫前 - 温田駅前
    • こまどりの湯 - 売木 - 新野支所前 - 車庫前 - 温田駅前
  • 福祉バス - 平日のみ運行。曜日により時刻・運行経路が異なる。

泰阜村内を運行する泰阜線が2018年3月限りで廃止されたため、村役場とその周辺の地域へは公共交通を利用してアクセスすることができない。

道路

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学校

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  • 全て村立。
    • 泰阜小学校
    • 泰阜中学校
2010年度までは南北に小学校が1つずつ存在したが、2011年4月に南北が統合し、泰阜小学校となった。現在は泰阜中学校と同敷地内に小学校が設立されている。
村内に高等学校はない。近くの高等学校は長野県阿南高等学校長野県阿智高等学校など。村内を飯田線が通っているため、飯田市内の高等学校へも他の村に比べて通学しやすい。しかし、駅までの距離が遠い子供も多いため、保護者による送迎や、飯田市への転出をする人も少なくない。

文化

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寺院

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マスメディア

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テレビ局

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ケーブルテレビ局

その他

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脚注

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  1. ^ 『泰阜の地に生れ育てられて』85~108頁。
  2. ^ 『泰阜の地に生れ育てられて』104,106頁。
  3. ^ 『泰阜の地に生れ育てられて』109頁。
  4. ^ 泰阜村 松島村長が引退の意向 6期24年に「一区切り」2018年2月1日 南信州新聞
  5. ^ [ https://www.chunichi.co.jp/article/519083?rct=e_nagano泰阜村長に横前氏再選]2022年8月2日 中日Web
  6. ^ 泰阜村南山の榑木踊り(八十二文化財団サイト)
  7. ^ 榑木踊り南信州ナビ
  8. ^ 『伊那民俗叢書. 第1輯』伊那民俗研究会編、信濃郷土出版社、昭和8-9
  9. ^ 南部公共バス路線図《令和6年度》”. 南部公共バス~公共・町民バス. 阿南町. 2024年12月8日閲覧。
  10. ^ 事後レポート~地域おこし協力隊全国ミニサミット”. 地域おこし協力隊. 総務省. 2024年12月8日閲覧。 “『地域おこし協力隊フェア』より《ボタン押下クリックにより閲覧可》”
  11. ^ けもかわくん”. 日本サンモルド. 2024年12月8日閲覧。
  12. ^ 女猟師×皮革活用 vol_1”. 信州魅力発掘人~長野県魅力発信ブログ. 長野県産業労働部営業局 (2017年2月24日). 2024年12月8日閲覧。
  13. ^ けものの命を、いただきます。野山に廃棄される鹿の皮を「革」へ”. READYFOR (2018年4月3日). 2024年12月8日閲覧。

参考文献

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  • 『泰阜の地に生れ育てられて』 宮下明男著、1995年7月。

泰阜村出身の有名人

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関連項目

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外部リンク

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