干潟駅
干潟駅 | |
---|---|
駅舎(2022年2月) | |
ひがた Higata | |
◄八日市場 (5.1 km) (4.8 km) 旭► | |
所在地 | 千葉県旭市ニ6454 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■総武本線[1] |
キロ程 | 98.8[1] km(東京起点) |
電報略号 | ヒタ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
[JR 1]865人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1898年(明治31年)2月25日[1] |
備考 | 業務委託駅[1] |
干潟駅(ひがたえき)は、千葉県旭市ニ(に)[2]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)総武本線の駅である[1]。
歴史
[編集]年表
[編集]- 1898年(明治31年)2月25日:総武鉄道の駅として開設[1]。
- 1907年(明治40年)9月1日:総武鉄道が買収され、帝国鉄道庁の駅となる[1]。
- 1971年(昭和46年)10月1日:貨物取扱廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[3]。
- 時期不明:業務委託駅化。
- 2009年(平成21年)3月14日:ICカード「Suica」の利用が可能となる[4]。東京近郊区間に組込まれる[4]。
駅名の由来
[編集]地名由来では無く、江戸時代初期、寛文年間に当地に所在した椿海が新田開発により干拓され、「干潟八万石」と呼ばれる穀倉地帯であったことに由来する[2][5]。当地はかつての椿海の南岸に位置している[5]。
所在地と名称
[編集]2005年(平成17年)まで付近に香取郡干潟町(ひかたまち)が存在していたが(現在は旭市と合併)、当駅からは北に数キロ離れたかつての椿海北岸にあり、当駅は合併以前からの旧・旭市(駅開設当初は海上郡旭町)に属している[5]。干潟町の地名は駅開設より後の1955年(昭和30年)に当駅と同様「干潟八万石」に由来して命名された新しい地名で、当駅とは直接関係は無い[5]。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する地上駅[1]。銚子方に向かって左手側(西側)の駅本屋側に位置する上り本線が2番線、対向の下り本線が1番線で付番されている[2][5]。遅くとも1993年(平成5年)時点までは1番線の反対側に副本線0番線が設置されていたが[2]、既に1988年(昭和63年)時点で機能維持のために1日1本の上り列車のみが使用している状況であった[5]。
ホームは嵩上げされていない。互いのホームは跨線橋で連絡している。木造駅舎を有する。
JR東日本ステーションサービスが受託する業務委託駅(成田統括センター(銚子駅)管理)であるが、早朝と夜間は無人駅となる[1]。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■総武本線 | 上り | 成東・佐倉・千葉方面 |
2 | 下り | 旭・銚子方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
- ホームは8両編成までに対応する[1]。
-
改札口(2022年2月)
-
駅ホーム(2022年2月)
利用状況
[編集]2023年(令和5年)度の1日平均乗車人員は865人である[JR 1]。
JR東日本及び千葉県統計年鑑によると、近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1990年(平成 | 2年)1,287 | [* 1] |
1991年(平成 | 3年)1,347 | [* 2] |
1992年(平成 | 4年)1,405 | [* 3] |
1993年(平成 | 5年)1,372 | [* 4] |
1994年(平成 | 6年)1,319 | [* 5] |
1995年(平成 | 7年)1,305 | [* 6] |
1996年(平成 | 8年)1,279 | [* 7] |
1997年(平成 | 9年)1,238 | [* 8] |
1998年(平成10年) | 1,172 | [* 9] |
1999年(平成11年) | 1,128 | [* 10] |
2000年(平成12年) | [JR 2]1,067 | [* 11] |
2001年(平成13年) | [JR 3]1,059 | [* 12] |
2002年(平成14年) | [JR 4]1,048 | [* 13] |
2003年(平成15年) | [JR 5]1,055 | [* 14] |
2004年(平成16年) | [JR 6]1,027 | [* 15] |
2005年(平成17年) | [JR 7]1,012 | [* 16] |
2006年(平成18年) | [JR 8]981 | [* 17] |
2007年(平成19年) | [JR 9]949 | [* 18] |
2008年(平成20年) | [JR 10]922 | [* 19] |
2009年(平成21年) | [JR 11]891 | [* 20] |
2010年(平成22年) | [JR 12]911 | [* 21] |
2011年(平成23年) | [JR 13]912 | [* 22] |
2012年(平成24年) | [JR 14]887 | [* 23] |
2013年(平成25年) | [JR 15]929 | [* 24] |
2014年(平成26年) | [JR 16]948 | [* 25] |
2015年(平成27年) | [JR 17]974 | [* 26] |
2016年(平成28年) | [JR 18]974 | [* 27] |
2017年(平成29年) | [JR 19]936 | [* 28] |
2018年(平成30年) | [JR 20]865 | [* 29] |
2019年(令和元年) | [JR 21]837 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)[JR 22]667 | |
2021年(令和 | 3年)[JR 23]797 | |
2022年(令和 | 4年)[JR 24]856 | |
2023年(令和 | 5年)[JR 1]865 |
駅周辺
[編集]駅前は国道126号に面しており、国道沿いには商業施設、飲食店(チェーンストア)などが林立する。駅から徒歩約10分の位置には、あさひ新産業パーク・あさひ鎌数工業団地(旧大日本帝国海軍香取航空基地の跡地に造られた工業団地[1])が整備されており、ゼンショー、ユアサ・フナショク、佐川急便などの工場、物流倉庫が集約している[6]。
- 千葉県道56号佐原椿海線
- 千葉県立旭高等技術専門校
- 千葉県立東総工業高等学校
- 旭市立干潟小学校
- あさひこひつじ幼稚園(認定こども園)
- 干潟駅前通郵便局
- 東洋自動車教習所
- あさひ新産業パーク(あさひ鎌数工業団地)
- 銚子商工信用組合干潟支店
- 鎌数伊勢大神宮
- 干潟公園
- ドン・キホーテ旭店
- タイヨービッグハウス旭店
- スーパーセンタートライアル旭川口店
バス路線
[編集]「干潟駅」停留所にて、以下のコミュニティバスや高速バスが発着する。
- 旭市コミュニティバス
- 匝瑳市内循環バス
- 高速バス(京成バス・千葉交通)
- 東京銚子線「横芝光・旭ルート」:バスターミナル東京八重洲 / 旭中央病院東・銚子駅
隣の駅
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m 三好好三『総武線 120年の軌跡 東京・千葉を走る列車と駅のあゆみ』JTBパブリッシング、2014年3月1日、112頁。ISBN 9784533096310。
- ^ a b c d 宮脇俊三、原田勝正 著、二見康生 編『関東700駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年4月20日、172頁。ISBN 4-09-395404-6。
- ^ 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 26号 総武本線・成田線・鹿島線・東金線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月17日、19頁。
- ^ a b 『Suicaをご利用いただけるエリアが広がります。』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2008年12月22日。オリジナルの2019年5月3日時点におけるアーカイブ 。2018年7月8日閲覧。
- ^ a b c d e f 臼井, 茂信「続 ゼロの情景 総武線ひとめぐり2」『鉄道ファン』第28巻第2(通巻322)号、交友社、1988年2月1日、59頁。
- ^ “あさひ新産業パーク”. 旭市. 2006年10月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月12日閲覧。
- ^ “東西線路線図” (PDF). 旭市. 2022年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月29日閲覧。
- ^ “旭南ルート路線図” (PDF). 旭市. 2022年10月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月29日閲覧。
- ^ “干潟ルート路線図” (PDF). 旭市. 2022年10月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月29日閲覧。
利用状況に関する資料
[編集]- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2023年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2019年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2020年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2021年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2022年度) - JR東日本
- 千葉県統計年鑑
- ^ 千葉県統計年鑑(平成3年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成4年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成5年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成6年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成7年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成8年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成9年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成10年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成11年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成12年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成13年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成14年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成15年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成16年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成17年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成18年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成19年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成20年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成21年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成22年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成23年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成24年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成25年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成26年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成27年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成28年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成29年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成30年)
- ^ 千葉県統計年鑑(令和元年)
- ^ 千葉県統計年鑑(令和2年)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅の情報(干潟駅):JR東日本