岸田武雄
きしだたけお 岸田武雄 | |
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生誕 |
1960年6月17日(64歳) 東京都渋谷区 |
出身校 | 慶應義塾大学法学部政治学科 |
親 | 岸田文武 |
親戚 | 岸田文雄(兄) |
岸田 武雄(きしだ たけお、1960年〈昭和35年〉6月17日 - )[1]は、日本の実業家で、株式会社フィールジャパン with K (Feel Japan with K Co., Ltd.) 代表取締役[2]、一般社団法人 日本登録支援機関協会理事[3]を務める。4人兄妹の次男で、兄は第27代自民党総裁で第100 - 101代内閣総理大臣の岸田文雄[4]。他には妹が2人いる。妻は湖池屋創業者小池和夫の長女篤子。
経歴
東京都渋谷区出身で慶應義塾大学法学部政治学科を卒業。大学時代は弁論部に所属し代表を務めた。1985年(昭和60年)に三菱商事へ入社[5][6][1]してエネルギー事業部門で潤滑油チームリーダー、産業燃料チームリーダー、Petro Diamond Japan[7]取締役などを務め、クウェートやマレーシアで駐在勤務する。
2009年(平成21年)にムスリム向け旅行会社 Feel Japan with K Co., Ltd を設立し、2010年(平成22年)からムスリムを受け入れる。
人物
2009年9月に株式会社フィールジャパン with K(Feel Japan with K Co., Ltd.)を設立して代表取締役に就く。東京都中野区中央5-4-24 第5小河原ビル402を本社に、特定技能制度外国人採用支援を活用して特定技能制度登録支援機関として20登-005429で登録し、インドネシア人の日本就労を支援する。東京都知事登録 旅行業3-6242号の旅行代理店として、東南アジアや中東からの訪日旅行を企画して運営する。
兄の岸田文雄総理が「外国人留学生年間30万人受け入れを目指す」と政府目標を掲げたことは「利益誘導ではないか」の批判意見を、否定[8]した。
エピソード
1983年11月に開催された三田祭にて、弁論部代表として部主催の講演会に慶應OBの岡田茂(三越元社長、慶大文学部卒)を講師に招いたことがある[9]。しかし、前年の三越事件で社長解任された岡田の講演会実現にこぎつけるまでには数々の曲折があった。朝日ジャーナルの取材(当時、岸田は法学部政治学科三年に在学)によれば、当初三越関係者(重役クラス)やOBを通じて岡田に講演依頼したものの失敗。最終的に岸田が手紙で直訴に踏み切ったところ、それが決定打となったという。
一方で、「なんで岡田なんか呼ぶんだ」という反対の声が一部にあったのも事実とし、趣旨に賛同できないとカンパを断るOBもいた[9]。実際、「ぴあ」「シティロード」「塾生新聞」といった学内外のマスメディアに岡田の母校再訪のニュースは掲載されなかった。
役職
一般社団法人 日本登録支援機関協会 役員[10]
役職 | 氏名(肩書) |
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名誉顧問 | 柴山昌彦(自由民主党 衆議院議員 入国管理議連会長)[10] |
代表理事 | 竹島美香子(株式会社MGC代表取締役)[10] |
理事 | 岸田武雄(株式会社フィールジャパンwith K 代表取締役)[10] |
理事 | 井崎忠弘(行政書士)[10] |
理事 | 天野正幸(倫理協同組合代表理事 さくら観光バス株式会社代表取締役)[10] |
監事 | 中山信幸(中山税理士事務所代表)[10] |
担当理事 | エムディ モスタフィブル ラハマン ムクル(バングラデシュ担当)[10] |
家族・親族
岸田家
- 実家
- 曽祖父・幾太郎(1867年 - 1908年、実業家) - 広島県賀茂郡奥屋村(現・東広島市)生まれ。
- 祖父・正記(1895年 - 1961年、不動産業・百貨店経営、政治家) - 広島県賀茂郡西志和村(現・東広島市)生まれで[11]、住所は広島市段原町[12]。
- 父・文武(1926年 - 1992年、通産官僚、政治家) - 広島県広島市出身。
- 母・澄子(1931年 - 2020年、佐賀県、日東製粉社長井口良二次女、津田塾大学学芸学部卒)
- 兄・文雄(1957年生、第100 - 101代内閣総理大臣、早稲田大学法学部卒)
- 他に息子2人
- 妹・純子(1963年生、慶應義塾大学文学部卒)
- 妹・典子(1965年生、上智大学外国語学部卒)
- 自家
縁戚
- 叔父・岸田俊輔(元広島銀行会長)、宮澤弘(官僚、広島県知事、参議院議員)、井口三郎(母方叔父)
- 叔母・玲子(宮澤弘の妻)
- 従兄・宮澤洋一(参議院議員)
- 義父・小池和夫(湖池屋創業者、青山学院大学文学部卒)
脚注
- ^ a b 『人事興信錄』人事興信所、1995年 。
- ^ “株式会社フィールジャパン with K 特定技能制度 外国人採用支援”. feeljapank-jobsupport.com. 2022年9月1日閲覧。
- ^ “協会概要 - 一般社団法人日本登録支援機関協会” (2021年11月15日). 2022年7月5日閲覧。
- ^ 竹内正浩『「家系図」と「お屋敷」で読み解く歴代総理大臣 昭和・平成篇』実業之日本社、2017年7月25日 。
- ^ 日経ビジネス電子版. “16億人を「おもてなし」”. 日経ビジネス電子版. 2022年7月5日閲覧。
- ^ “東南ア誘客へ戒律対応着々 首都圏の観光地・旅行会社”. 日本経済新聞 (2013年7月11日). 2022年7月5日閲覧。
- ^ 三菱商事子会社 MC Energy Inc.
- ^ “岸田首相、外国人に手厚い政策は弟のため!?…実弟の会社の業務は「外国人採用支援」…利益誘導はあるのか” (2022年9月3日). 2022年10月9日閲覧。
- ^ a b 朝日新聞社 (1983). “岡田前三越社長、母校へ帰る「私の青春時代とこれからの流通業」”. 朝日ジャーナル 25: 114.
- ^ a b c d e f g h “協会概要 - 一般社団法人日本登録支援機関協会” (2021年11月15日). 2022年7月5日閲覧。
- ^ 『翼賛議員銘鑑』144頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年6月22日閲覧。
- ^ 『広島県紳士録 昭和8年版』広島市84頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年6月22日閲覧。
- ^ a b 人事興信録第45版き63
- ^ 「岸田文雄氏長男が首相秘書官に 「人事活性化と連携強化のため」」『毎日新聞』2022年10月3日。2023年2月27日閲覧。
- ^ 岸田首相一族が首相公邸で大ハシャギ週刊文春 2023年6月1日号
参考文献
- 『広島県紳士録 昭和8年版』西日本興信所、1933年。
- 『翼賛議員銘鑑』議会新聞社、1943年。
- 『朝日ジャーナル 25巻50号』朝日新聞社、1983年。