コンテンツにスキップ

小島沖舟

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

小島 沖舟(こじま ちゅうしゅう、1875年明治8年〉12月3日[1] - 没年不詳)とは明治時代口絵画家。小島冲舟とも表記される[2]。本名、岡島瀧二[2]

来歴

[編集]

東京府出身[1]武内桂舟の門人である[1]。明治30年代に江見水蔭内田魯庵小説木版口絵を描いている。

巖谷小波の全100巻ある童話集「世界お伽噺」にかかわった一人であり、小島は最も多い8篇もの口絵を描いた[3]

門人に近藤紫雲がいる[4]

作品

[編集]
  • 「水の魔術」口絵 江見水蔭作 嵩山堂1900年(明治33年)
  • 「霜くずれ」前後 口絵 内田魯庵作 春陽堂1902年(明治35年)

参考文献

[編集]
  • 山田奈々子 『木版口絵総覧』 文生書院、2005年

脚注

[編集]
  1. ^ a b c 現代日本美術家全録」国立国会図書館デジタルコレクション
  2. ^ a b 現代畫家番附 : 標準價格付 昭和15年改正版」国立国会図書館デジタルコレクション
  3. ^ 「[https://dl.ndl.go.jp/pid/4422655/1/41 梅花女子大学文学部紀要. Baika literary bulletin (29) 児童文学編 = Children's literature」国立国会図書館デジタルコレクション
  4. ^ 趣味大観」国立国会図書館デジタルコレクション