大阪港駅
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大阪港駅 | |
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駅舎(2008年5月) | |
おおさかこう Osakako (天保山) | |
◄C10 コスモスクエア (2.4 km) (1.5 km) 朝潮橋 C12► | |
西は国鉄の大阪港駅(1984年廃止〈書類上〉) | |
所在地 | 大阪市港区築港三丁目5-9 |
駅番号 | C11 |
所属事業者 | 大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) |
所属路線 | ●中央線 |
キロ程 | 2.4 km(コスモスクエア起点) |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
11,777人/日(降車客含まず) -2023年- |
乗降人員 -統計年度- |
23,579人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1961年(昭和36年)12月11日 |
大阪港駅(おおさかこうえき)は、大阪府大阪市港区築港三丁目にある、大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) 中央線の駅。駅番号はC11。
縦書式の駅名標には「天保山」という副駅名が印字されているほか、車内自動放送でも「次は、大阪港、大阪港、天保山」と案内される。
歴史
[編集]1868年9月1日(慶応4年7月15日)に開港した大阪港は、安治川左岸の富島(現在の大阪市西区川口の一部)に位置する河港だったため、1897年(明治30年)10月17日に海港の埋立造成(大阪港第一次修築工事)が始まった。当駅が位置する築港および海岸通はその先陣を切って完成した地区である。
築港大桟橋(現在の中央突堤)手前の大阪税関本関前には大阪市電の第一期路線である大阪市電築港線の終点・大阪港電停があり、現在の大阪港駅のある築港交差点には三条通四丁目電停があった。天保山桟橋(現在の天保山岸壁)手前の天保山交差点には大阪市電築港北海岸通線の天保山桟橋電停があり、三条通四丁目電停で築港線に合流していた。1960年(昭和35年)8月1日、これらの電停はいずれも地下鉄建設に伴い休止となり、その後廃止されている。
年表
[編集]- 1961年(昭和36年)12月11日:大阪市営地下鉄4号線(現在のOsaka Metro中央線)の当駅 - 弁天町駅間の開通と同時に開業。
- 1997年(平成9年)12月18日:OTSテクノポート線の当駅 - コスモスクエア間が開業し、相互直通運転の境界駅となる。ただし乗務員の交代はなかった(テクノポート線も交通局の乗務員が運転)。
- 2005年(平成17年)7月1日:OTSの鉄道事業が大阪市交通局に譲渡(線路のみOTSが管理)されたことで大阪市営地下鉄の駅に一本化、大阪市営地下鉄中央線の中間駅となる。
- 2018年(平成30年)4月1日:大阪市交通局の民営化により、大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) の駅となる。
- 2022年(令和4年)4月7日:駅のリニューアルが発表された。デザインコンセプトは「海」。 ホーム西側に展望デッキが新たに設置される予定[1][2]。
- 2024年(令和6年)7月12日:可動式ホーム柵の運用を開始[3]。
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線を持つ高架駅である。改札・コンコースは2階、ホームは3階にある。改札口は東西1か所ずつ。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 行先[4] |
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1 | 中央線 | 本町・長田・生駒・学研奈良登美ヶ丘方面 |
2 | コスモスクエア方面 |
- 終着駅時代は両方のホームから長田方面行電車が発車していた。そのため、朝潮橋寄りに両渡り線があったが、延長後に分岐器が交換され、現在は片渡りの非常渡り線に格下げされている。
利用状況
[編集]2023年11月7日の1日乗降人員は23,579人(乗車人員:11,777人、降車人員:11,802人)である[統計 1]。新型コロナウイルス感染症の影響で2020~2022年度は大きく乗降人員が減少した。
年度 | 調査日 | 乗車人員 | 降車人員 | 乗降人員 |
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1985年 | 11月12日 | 8,171 | 8,375 | 16,546 |
1987年 | 11月10日 | 8,390 | 8,669 | 17,059 |
1990年 | 11月 | 6日14,014 | 14,507 | 28,521 |
1995年 | [注 1]2月15日 | 10,068 | 10,153 | 20,221 |
1998年 | 11月10日 | 8,982 | 9,627 | 18,609 |
2007年 | 11月13日 | 8,868 | 8,846 | 17,714 |
2008年 | 11月11日 | 9,108 | 9,064 | 18,172 |
2009年 | 11月10日 | 8,949 | 8,955 | 17,904 |
2010年 | 11月 | 9日9,046 | 9,152 | 18,198 |
2011年 | 11月 | 8日8,478 | 8,715 | 17,193 |
2012年 | 11月13日 | 8,566 | 8,713 | 17,279 |
2013年 | 11月19日 | 9,318 | 9,605 | 18,923 |
2014年 | 11月11日 | 9,417 | 9,452 | 18,869 |
2015年 | 11月17日 | 9,969 | 10,170 | 20,139 |
2016年 | 11月 | 8日10,307 | 10,186 | 20,493 |
2017年 | 11月14日 | 11,356 | 11,281 | 22,637 |
2018年 | 11月13日 | 11,438 | 11,406 | 22,844 |
2019年 | 11月12日 | 10,975 | 10,985 | 21,960 |
2020年 | 11月10日 | 7,256 | 7,206 | 14,462 |
2021年 | 11月16日 | 7,197 | 7,196 | 14,393 |
2022年 | 11月15日 | 8,684 | 8,688 | 17,372 |
駅周辺
[編集]- 観光施設など
- 天保山ハーバービレッジ
- 海遊館
- 天保山大観覧車
- 大阪文化館・天保山
- 天保山マーケットプレース
- なにわ食いしんぼ横丁
- ホテルシーガルてんぽーざん大阪
- マーメイド広場
- 天保山公園
- 築港南公園
- 港住吉神社
- 釈迦院
- 旧住友倉庫築港赤レンガ倉庫
- 学校・病院・官公庁
- 大阪市立築港中学校
- 大阪市立築港小学校
- 船員保険 大阪健康管理センター
- 港築港郵便局
- 大阪港湾合同庁舎
- 大阪府大阪水上警察署
- 大阪市水上消防署
- 天保山第五コーポ(みなと遊園跡地)
- 道路・渡船場
- その他
バス路線
[編集]最寄停留所は地下鉄大阪港および築港一丁目となる。以下の路線が乗り入れ、大阪シティバスにより運行されている。
- 51号系統:弁天町駅前・ドーム前千代崎行(ドーム前千代崎行は引き続き98号系統大正区役所前行として運行) / 天保山行
- 60号系統:なんば行 / 天保山行
- 72号系統:天保山行 / 鶴町四丁目行
- 88号系統:大阪駅前行 / 天保山行
備考
[編集]隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]本文
[編集]- ^ “「大阪メトロ」中央線、大阪港駅など5駅のリニューアルデザインは”. マイナビニュース (2022年4月7日). 2024年10月30日閲覧。
- ^ “ワクワクする魅力的な駅へ ~ Osaka Metro 地下空間の大規模改革 ~|Osaka Metro”. Osaka Metro. 2024年10月30日閲覧。
- ^ “中央線 大阪港駅の可動式ホーム柵の運用開始について”. Osaka Metro. 2024年12月4日閲覧。
- ^ “Osaka Metro|大阪港”. 大阪市高速電気軌道. 2023年6月10日閲覧。
利用状況
[編集]- ^ “路線別駅別乗降人員(2023年11月7日 交通調査日)” (PDF). Osaka Metro. 2024年12月4日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 大阪港駅 - Osaka Metro
- あなたの駅前物語 大阪港駅(大阪府)テレビ朝日 - ウェイバックマシン(2021年11月5日アーカイブ分)