吉井町 (長崎県)
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よしいちょう 吉井町 | |||||
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廃止日 | 2005年4月1日 | ||||
廃止理由 |
編入合併 吉井町、世知原町 → 佐世保市 | ||||
現在の自治体 | 佐世保市 | ||||
廃止時点のデータ | |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 九州地方 | ||||
都道府県 | 長崎県 | ||||
郡 | 北松浦郡 | ||||
市町村コード | 42392-1 | ||||
面積 | 27.09 km2 | ||||
総人口 |
6,151人 (2000年10月1日国勢調査) | ||||
隣接自治体 | 佐世保市、松浦市、北松浦郡佐々町、江迎町、世知原町 | ||||
町の木 | しいのき | ||||
町の花 | ひまわり | ||||
吉井町役場 | |||||
所在地 |
〒859-6326 長崎県北松浦郡吉井町立石免457番地5 | ||||
座標 | 北緯33度16分07秒 東経129度41分13秒 / 北緯33.26875度 東経129.68692度座標: 北緯33度16分07秒 東経129度41分13秒 / 北緯33.26875度 東経129.68692度 | ||||
ウィキプロジェクト |
吉井町(よしいちょう)は、長崎県の北部、北松浦半島内陸部にあった町である。北松浦郡に属していた。
2005年(平成17年)4月1日に佐世保市へ編入され自治体として消滅した。
ここでは、現在の佐世保市の一地域としての吉井(よしい)についても記述する。
地理
[編集]佐世保市の北隣、北松浦半島の内陸にあり、平成の大合併までは長崎県内では3町[1]のみ海に面していない自治体であった[2]。
- 山 : 五蔵岳、高法知岳、牧の岳
- 川 : 佐々川、福井川
地域
[編集]吉井 よしい | |
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国 | 日本 |
地方 | 九州地方 |
都道府県 | 長崎県 |
自治体 | 佐世保市 |
旧自治体 | 北松浦郡吉井町 |
世帯数 |
1,955世帯 |
総人口 |
5,421人 (国勢調査、2015年10月1日) |
隣接地区 |
佐世保市中里皆瀬地域、江迎地区、世知原地区 松浦市、北松浦郡佐々町 |
佐世保市役所吉井支所 | |
所在地 |
〒859-6326 長崎県佐世保市吉井町立石473番地 |
特記事項:管轄役所の名称は2012年7月末まで「吉井行政センター」としていた。なお、吉井支所には佐世保市水道局北部管理事務所が設置されている。 |
地名
[編集]吉井町では免の名称に「吉田」「福井」の大字を冠していたが、1952年(昭和27年)に大字の表示を廃止した。
2005年(平成17年)佐世保市編入時に地名末尾の「免」の文字、及び小字を廃し、旧来の免の名称に「吉井町」を冠した町名に変更された[3]。
(表記例:北松浦郡吉井町大字吉田立石免→北松浦郡吉井町立石免→佐世保市吉井町立石)
町名設置前(北松浦郡吉井町) | 読み | 町名設置後(佐世保市) | ||
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大字 | 免 | 町名 | 行政区 | |
大字吉田 | 大渡免 | おおわたり | 吉井町大渡 | 樋口(一部)、吉元(一部) |
乙石尾免 | おとしお→おついしお[注 1] | 吉井町乙石尾 | 乙石尾(一部) | |
踊瀬免 | おどりぜ | 吉井町踊瀬 | 下橋川内(一部) | |
上吉田免 | かみよしだ | 吉井町上吉田 | 上吉田(一部) | |
下原免 | しもばる | 吉井町下原 | 乙石尾(一部) | |
高峰免 | たかみね | 吉井町高峰 | 高峰、峠 | |
立石免 | たていし | 吉井町立石 | 西立石、東立石、中立石、立石新町 | |
田原免 | たばる | 吉井町田原 | 上吉田(一部)、山手、田原(一部) | |
橋川内免 | はしかわち | 吉井町橋川内 | 上橋川内(一部) | |
橋口免 | はしぐち | 吉井町橋口 | 上橋川内(一部) | |
春明免 | はるあけ | 吉井町春明 | 下橋川内(一部)、御橋 | |
前岳免 | まえだけ | 吉井町前岳 | (不明) | |
吉元免 | よしもと | 吉井町吉元 | 吉元(一部)、樋口(一部)、田原(一部) | |
大字福井 | 板樋免 | いたび | 吉井町板樋 | 板樋 |
梶木場免 | かじこば | 吉井町梶木場 | 梶木場 | |
草ノ尾免 | そうのお | 吉井町草ノ尾 | 草ノ尾 | |
直谷免 | なおや | 吉井町直谷 | 上直谷、下直谷、下福井、松原、内裏 | |
福井免 | ふくい | 吉井町福井 | 福井 |
- ^ 佐世保市編入時に「乙石尾」の読みが変更された。
歴史
[編集]近現代
[編集]- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、吉田村と福井村が合併し北松浦郡吉井村が発足。
- 1951年(昭和26年)12月1日 - 吉井村が町制施行、吉井町となる。
- 2005年(平成17年)4月1日 - 世知原町とともに佐世保市へ編入、自治体としては消滅し、佐世保市吉井町になる。吉井町役場は「佐世保市役所吉井行政センター」となる。
- 2012年(平成24年)8月1日 - 佐世保市役所吉井行政センターが「佐世保市役所吉井支所」に改称。
- 2020年(令和2年)5月7日 - 吉井支所及び吉井地区公民館(2021年4月1日より吉井地区コミュニティセンターに改編)を吉井地区複合施設に統合移転。[4]
- 2021年(令和3年)4月28日 - 吉井地区複合施設1階に福井洞窟ミュージアムを開館。[5]
行政
[編集]町長
- 上林宏(1994年8月 - 2003年9月15日退職)
- 和田隆(2003年10月19日 - 合併まで)
教育
[編集]中学校
[編集]小学校
[編集]産業
[編集]かつては北松炭田からの石炭産出で栄えたが、エネルギー革命の余波を受けて昭和40年代までに相次ぎ閉山した。その後はメロン等の農業が産業の中心的位置を占めていた。
名産品
[編集]主な企業
[編集]交通
[編集]鉄道路線
[編集]町内の福井川橋梁は国内でも例の少ないコンクリート製鉄道橋。鉄筋の代わりに竹を用いたという説がある。
バス路線
[編集]一般路線バス
[編集]道路
[編集]高速道路はなし。自動車専用道路の最寄りインターチェンジは西九州自動車道佐々インターチェンジ。
一般国道
[編集]県道
[編集]- 主要地方道
その他の道路
[編集]名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
[編集]名所・旧跡・観光スポット
[編集]- 福井洞窟
- 直谷岩陰(外部リンク参照)
- 直谷城跡(外部リンク参照)
- 御橋観音寺 - 平戸八景の一つである天然の「石橋」もある。
- 吉田大明神社叢(外部リンク参照)
- 五蔵岳森林公園(外部リンク参照)
- ポットホール公園
- ソレイユ吉井(吉井活性化センター) - 2002年11月、全国豊かな海づくり大会臨席のため来崎中の天皇・皇后夫妻が訪問した。
祭事・催事
[編集]- 吉井ふるさとまつり(5月中旬)
脚注
[編集]- ^ 他は隣接する世知原町および東彼杵郡波佐見町(当町および世知原町消滅以降は波佐見町のみ)
- ^ 市町村変遷パラパラ地図 完全版 長崎県 2001年4月1日
- ^ 町の新設及び免字廃止の件 平成17年3月8日長崎県告示第198号・199号(佐世保市例規集)
- ^ 131_吉井地区コミュニティセンター/佐世保市役所 2021年9月22日閲覧
- ^ 「福井洞窟」ミュージアム開設 旧石器~縄文時代の暮らし紹介 佐世保市吉井地区/長崎(毎日新聞) 2021年9月22日閲覧