今別町
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いまべつまち 今別町 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 東北地方 | ||||
都道府県 | 青森県 | ||||
郡 | 東津軽郡 | ||||
市町村コード | 02303-5 | ||||
法人番号 | 4000020023035 | ||||
面積 |
125.27km2 | ||||
総人口 |
1,938人 [編集] (推計人口、2024年11月1日) | ||||
人口密度 | 15.5人/km2 | ||||
隣接自治体 | 五所川原市、東津軽郡外ヶ浜町 | ||||
町の木 | ヒバ | ||||
町の花 | キク | ||||
町の鳥 | カモメ | ||||
今別町役場 | |||||
町長 | 阿部義治 | ||||
所在地 |
〒030-1502 青森県東津軽郡今別町大字今別字今別167 北緯41度10分55秒 東経140度28分54秒 / 北緯41.182度 東経140.48172度座標: 北緯41度10分55秒 東経140度28分54秒 / 北緯41.182度 東経140.48172度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
今別町(いまべつまち)は青森県東津軽郡の北部に位置する町。津軽半島北端にあり、三厩湾に面している。
地名の由来は、伝承によると、源義経一行が北上する途中、当地付近の川に行き、大雨の後に川を見に行ったところ、大幅に水量が増加していたので、浅瀬が淵になったと驚き、この地を「今淵」(いまぶち)と命名したとされる(古い文献では「今淵」と表記されている)。この「今淵」(いまぶち)がのちに訛って「今別」(いまべつ)になったとされる[1]。戦後からは、アイヌ語のイマ・ペッ(焼く川)が由来であるとの異説も提唱されている[2]。
地理
[編集]東西を四ッ滝山と丸屋形岳に囲まれ、北を三厩湾に面する。主に三厩湾に注ぐ、今別川の流域と、長川、黒崎川の流域を町の範囲とする。
- 海:三厩湾
- 崎:鋳釜崎、高野崎、弁天崎
- 山:丸屋形岳、四ッ滝山、坊主岳、鳥岳、尖岳、袴腰岳、木無岳、横岳、浜名岳、品岳、小国峠
- 河川:今別川、長川、黒崎川、中宇田川、関口川、安兵衛川、上股川、与茂内川、袰月川、砂ヶ森川、鬼泊川、左六助沢、和徳沢、赤川沢、弥五左衛門沢、槌菱沢、品川沢
- 滝:だるま滝
隣接している自治体
[編集]気候
[編集]寒暖の差が大きく気温の年較差、日較差が大きい顕著な大陸性気候である。降雪量が多く、特別豪雪地帯に指定されている。
今別(1991年 - 2020年)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 11.3 (52.3) |
18.0 (64.4) |
18.3 (64.9) |
25.7 (78.3) |
29.7 (85.5) |
30.8 (87.4) |
32.9 (91.2) |
33.7 (92.7) |
33.3 (91.9) |
26.4 (79.5) |
22.8 (73) |
15.8 (60.4) |
33.7 (92.7) |
平均最高気温 °C (°F) | 1.6 (34.9) |
2.3 (36.1) |
6.1 (43) |
12.2 (54) |
16.9 (62.4) |
20.2 (68.4) |
24.0 (75.2) |
25.9 (78.6) |
23.2 (73.8) |
17.3 (63.1) |
10.5 (50.9) |
4.2 (39.6) |
13.7 (56.7) |
日平均気温 °C (°F) | −0.8 (30.6) |
−0.4 (31.3) |
2.5 (36.5) |
7.7 (45.9) |
12.4 (54.3) |
16.0 (60.8) |
20.3 (68.5) |
22.1 (71.8) |
18.9 (66) |
13.0 (55.4) |
7.0 (44.6) |
1.4 (34.5) |
10.0 (50) |
平均最低気温 °C (°F) | −3.3 (26.1) |
−3.2 (26.2) |
−0.9 (30.4) |
3.3 (37.9) |
8.1 (46.6) |
12.4 (54.3) |
17.3 (63.1) |
19.0 (66.2) |
15.1 (59.2) |
8.8 (47.8) |
3.5 (38.3) |
−1.3 (29.7) |
6.6 (43.9) |
最低気温記録 °C (°F) | −10.7 (12.7) |
−11.2 (11.8) |
−9.0 (15.8) |
−4.4 (24.1) |
−0.5 (31.1) |
3.9 (39) |
9.4 (48.9) |
11.0 (51.8) |
5.8 (42.4) |
1.1 (34) |
−6.1 (21) |
−10.4 (13.3) |
−11.2 (11.8) |
降水量 mm (inch) | 137.0 (5.394) |
103.1 (4.059) |
98.1 (3.862) |
98.5 (3.878) |
105.6 (4.157) |
86.6 (3.409) |
129.4 (5.094) |
191.9 (7.555) |
167.2 (6.583) |
159.0 (6.26) |
176.4 (6.945) |
167.0 (6.575) |
1,619.8 (63.772) |
降雪量 cm (inch) | 163 (64.2) |
131 (51.6) |
87 (34.3) |
5 (2) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
14 (5.5) |
103 (40.6) |
503 (198) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 22.7 | 18.1 | 15.6 | 11.9 | 10.8 | 9.1 | 10.2 | 10.6 | 12.1 | 14.2 | 18.3 | 22.6 | 176.1 |
平均月間日照時間 | 36.1 | 58.0 | 123.7 | 189.1 | 205.8 | 173.6 | 140.7 | 161.4 | 160.2 | 138.3 | 74.7 | 39.1 | 1,500.7 |
出典1:Japan Meteorological Agency | |||||||||||||
出典2:気象庁[3] |
歴史
[編集]- 1889年(明治22年)4月1日:村制施行により、今別村、一本木村がそれぞれ誕生。
- 1955年(昭和30年)3月31日:今別村と一本木村が合併して、今別町となる。
- 2022年(令和4年)5月16日:現職町長が青森県警察に逮捕された。町営住宅の改装工事をめぐり官製談合を行った疑い[4]。同年8月16日、青森地方裁判所は前町長に対し懲役1年6月、執行猶予3年を言い渡した[5]。
行政
[編集]- 町長:阿部義治(2022年8月 - )[6]
地域
[編集]人口
[編集]平成27年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、14.33%減の2,756人であり、増減率は県下40市町村中38位。
今別町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 今別町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 今別町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
今別町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
教育
[編集]所管警察署
[編集]神社・寺院
[編集]- 宇賀神社
- 稲荷神社
- 義経寺(ぎけいじ)
- 正光寺
- 本覚寺
- 高野山観音
- 袰月海雲洞釈迦堂
- 鬼泊岩屋観音
産業
[編集]漁業
[編集]郵便
[編集]直営郵便局
[編集]交通
[編集]鉄道
[編集]バス
[編集]道路
[編集]- 一般国道
- 県道
名所・旧跡・観光
[編集]- 袰月海岸 - 津軽国定公園の景勝地。
- 袰月舎利浜 - 仏舎利の代替品である舎利石の産地
- 道の駅いまべつ(半島プラザアスクル)
- 眺海の森林ウッドパーク
- 町営スキー場
- 鋳釜崎キャンプ場
- 高野崎キャンプ場
- 山崎放牧場
- 青銅塔婆 - 今別字今別。県重宝(建造物)[8]。
- 大開城跡 - 町記念物。
- 赤根沢の赤岩 - 砂ケ森字赤根沢。ベンガラの産地。県天然記念物[9]。
- だるま滝
- 鬼泊厳屋観音堂(津軽三十三所21番)
- 袰月海雲洞釈迦堂(津軽三十三所21番)
- 大銀杏 - 町天然記念物。
- 青函トンネル入口広場 - 2016年の北海道新幹線開業時には、付近に「トンネル神社」が設置された[10]。
- 荒馬まつり - 町の郷土芸能。毎年8月上旬に開催。2000年に立命館大学の学生が参加したことがきっかけで、青森県外からの大学生も祭りに参加するようになった。旧大川平小学校体育館を利用した「荒馬の里資料館」。
- 海峡の家「ほろづき」 - 中学校の廃校を利用したレクリエーション、宿泊施設(町営)、人工温泉。
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袰月海岸(冬)
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赤根沢の赤岩
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達磨様に似た形状の岩塊を流れる渓流瀑。だるま滝。
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袰月周辺で採取できる仏舎利の代替品である舎利石
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高野崎の先端にある2つの橋。潮騒橋と渚橋。
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潮騒橋&渚橋(高野崎)
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袰月海雲洞釈迦堂
出身有名人
[編集]脚注
[編集]- ^ 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編 1985, p. 140.
- ^ 日本辞典
- ^ “今別 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2024年3月29日閲覧。
- ^ “青森・今別町長を官製談合容疑で逮捕 町発注の住宅改装工事巡り”. 朝日新聞 (2022年5月16日). 2022年5月16日閲覧。
- ^ “前今別町長に有罪判決 官製談合―青森地裁”. 時事ドットコム. (2022年8月16日) 2022年8月18日閲覧。
- ^ “町長あいさつ | 今別町”. www.town.imabetsu.lg.jp. 2022年8月11日閲覧。
- ^ “一時閉鎖:大川平簡易郵便局(青森県) - 日本郵便”. www.post.japanpost.jp. 2021年5月4日閲覧。
- ^ 「青銅塔婆」 青森県教育庁文化財保護課。2008年9月29日閲覧。
- ^ 「赤根沢の赤岩」 青森県教育庁文化財保護課。2008年9月29日閲覧。
- ^ “新幹線開業記念、今別町に「トンネル神社」”. 東奥日報. (2016年3月20日) 2016年4月25日閲覧。[出典無効]
参考文献
[編集]「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 2 青森県』角川書店〈1版〉、1985年12月1日。ISBN 4040010205。