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ワスカラン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ワスカラン

座標: 南緯09度07分18秒 西経77度36分15秒 / 南緯9.12167度 西経77.60417度 / -9.12167; -77.60417

ワスカラン北峰

ワスカラン(Huascarán)は、ペルー中部、アンデス山中のブランカ山脈英語版にある山である。

概要

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ペルーの最高峰でありかつまた地球上の熱帯地域での最高峰でもある。西半球で六番目に高い山でもある。初登頂は1932年のドイツ-オーストリア隊である。

アンデス山脈に位置し、山形は北峰(標高6,655m)と南峰(標高6,768m)の2つの山塊に分かれている。地質的には第三紀の花崗岩である。

災害

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ユンガイを壊滅させた1970年のワスカラン雪崩の航空写真
  • 1962年1月11日、急激に気温が上昇したことにより氷河が割れ、大規模な岩屑なだれが発生し、約6,000人が死亡した[1]。山麓のランライルカ英語版では約3500人が死亡し、壊滅的な被害を受けた。
  • 1970年5月30日に発生したアンカシュ地震では、ワスカランの北峰で大規模な地すべりを起こし氷河と共に崩落。約15,000,000m3の氷塊と土砂が3000mの高さから、時速300kmで麓にあるユンガイの集落を襲った。当時の人口約18,000人であったが、そのほとんどが死亡した。ペルー政府は、ユンガイの地を国有化して掘り返すことを禁止。旧市街から南に約2kmの場所に新しいユンガイの町を建設した。

関連項目

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脚注

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