ミロクローゼ
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ミロクローゼ | |
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監督 | 石橋義正 |
脚本 | 石橋義正 |
ナレーター | 美波 |
出演者 | 山田孝之 |
音楽 |
石橋義正 久保田修 生駒祐子 清水恒輔 |
主題歌 |
ONE OK ROCK 『LOST AND FOUND』[1] |
撮影 | 小山田勝治[2] |
編集 | 石橋義正 |
製作会社 | 「ミロクローゼ」製作委員会 |
配給 | ディーライツ |
公開 | 2012年11月24日 |
上映時間 | 90分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
『ミロクローゼ』(英題:Milocrorze: A Love Story)は、2011年の日本のファンタジー映画(日本での一般公開は2012年11月24日)。監督は石橋義正、出演は山田孝之と石橋杏奈など。ディーライツ配給[3]。
失恋した男が自分を捨てた女の幻影を求め時空をさすらう3部構成のラブファンタジー。
ストーリー
[編集]この作品記事はあらすじの作成が望まれています。 |
登場人物
[編集]- オブレネリ・ブレネリギャー
- 演 - 山田孝之(成長後37歳時)[4]、下地幸多[5](幼少期7歳時)[4]
- オレンジ色のおかっぱ頭の外国人[4]。子供っぽい性格をしている。
- 熊谷ベッソン
- 演 - 山田孝之
- 青春相談員。愛の伝道師[6]。
- 多聞(タモン)
- 演 - 山田孝之
- 片目の浪人。さらわれた恋人ユリを探すために時空をさまよう。
- ユリをさらった強盗団を追う途中、強盗一味がベッソンの車にはねられる。
- 偉大なミロクローゼ
- 演 - マイコ
- オブレネリ・ブレネリギャーが恋する神秘的な美女。
- ユリ / 蜘蛛伊(くもい)
- 演 - 石橋杏奈
- 花屋の店員。多聞の恋人。謎の強盗団にさらわれる。
- 蛾禅(がぜん)
- 演 - 鈴木清順
- 伝説の刺青師。ユリの行方に関する手がかりを多聞に与える。
- 新幹線パーサー
- 演 - 佐藤めぐみ
- ベッソンに恋愛相談をした青年が想いを寄せる女性。
- 雪音(ゆきね)
- 演 - 岩佐真悠子
- 多聞がユリを探して辿り着いた遊郭・天柘楼の案内人。
- 賭場オーナー
- 演 - 武藤敬司
- 天柘楼の賭場のオーナー。
- お竜(おりゅう)
- 演 - 原田美枝子
- 天柘楼の賭場の壷振り師。
- なきゃむら
- 演 - 奥田瑛二
- 温泉旅館「なきゃむら」の主人。粗暴な性格の男。
- 「偉大なミロクローゼ」をめぐってオブレネリ・ブレネリギャーと一悶着起こす。
- 女萎魅(めなみ)
- 演 - 椿かおり[7]
- 天柘楼の遊女七人衆の1人。身体が異様に柔らかい。
スタッフ
[編集]- 監督・脚本・美術・編集・音楽:石橋義正
- 制作:泉正隆、小澤俊晴、斉藤寛朗
- 音楽:久保田修、生駒祐子、清水恒輔
- 撮影:小山田勝治[2]
- 美術デザイン:江村耕市、舩引亜樹
- 美術:Kimura Mazuka、Takagi Yoshitaka、Tomioka Jun[8]
- 衣装:天野恭子、江村耕市、BESPOKE TAILOR DMG[9][10]
- 効果: Teraoka Masahiro (Galaxy of Terror)[8]
- 製作:「ミロクローゼ」製作委員会(カズモ、石橋プロダクション[2]、ディーライツ)
- 配給:ディーライツ
エピソード
[編集]遊女役のダンサーとして出演している椿かおりは主演の山田孝之の実姉であり、今回が初共演である。しかし、この共演は偶然であり、監督をはじめとする周囲は2人が姉弟であることを知らず、2人もその事実を明かさずに撮影を行った。撮影が全て終わった後に山田が監督だけに姉弟であることを明かした[11][12]。
評価
[編集]- 2011年7月14日から8月7日までカナダ・モントリオールで開催されたファンタジア国際映画祭 (Fantasia Festival) において以下の賞を受賞[13]。
- 長編劇映画部門 最優秀監督賞(石橋義正)
- 観客賞部門 長編アジア映画 銀賞
- 最も革新的な長編劇映画部門 金賞(Most Innovative Feature: GOLD)
- Guru賞 最もエネルギッシュな長編劇映画部門 銀賞(Guru Prize for the Most Energetic Feature: SILVER)
- 2011年9月22日から9月29日まで米テキサス州オースティンで開催された全米最大のジャンル映画祭ファンタスティック・フェス (Fantastic Fest) においてファンタスティック映画部門最優秀作品賞受賞[14]。
映画祭参加
[編集]- 2011年2月18日および27日に恵比寿映像祭で先行上映[3]
- 2011年3月30日および4月2日に香港国際映画祭で上映[16]
- 2011年4月28日に日本映画祭(フランクフルト)で上映[2]
- 2011年5月8日にテラコッタ・ファー・イースト・フィルム・フェスティバル(ロンドン)で上映[17]
- 2011年6月25日、7月3日、12日に台北映画祭で上映[18]
- 2011年7月1日から14日まで開催されるニューヨーク・アジア映画祭 (New York Asian Film Festival) においてオープニング上映[19]
- 2011年7月14日から24日まで開催される富川国際ファンタスティック映画祭のワールドファンタスティックシネマ部門に出品[20]
- 2011年7月15日にファンタジア・フェスティバル(モントリオール)で上映[21]
- 2011年9月23日と9月28日にファンタスティック・フェス(米テキサス州オースティン)で上映[22]
- 2011年11月11日にハリウッド・チャイニーズ・シアターで行なわれる日本映画祭「LA EigaFest 2011」でプレミア上映[23]
- 2011年11月から12月にかけてオーストラリアで開催される第15回日本映画祭において11月25日(シドニー)と12月5日(メルボルン)に上映[24]
- 2012年8月2日から8月9日まで開催される第1回サンパウロ・アジア映画文化フェスティバル(Festival de Cinema e Cultura Asiática de São Paulo)TRAFFICにおいて8月3日と8月5日に上映[25]
Blu-ray & DVD
[編集]2013年4月2日にハピネットから発売、レンタルDVDも同時リリース予定[26]。
出典
[編集]- ^ “ONE OK ROCK、『残響リファレンス』収録曲が山田孝之主演の映画「ミロクローゼ」の主題歌に”. RO69. (2011年11月8日) 2011年11月8日閲覧。
- ^ a b c d “MILOCRORZE – A Love Story” (英語). Nippon Connection Filmfestival, Frankfurt am Main. 2011年5月17日閲覧。
- ^ a b “石橋義正最新作〜《ミロクローゼ》”. 恵比寿映像祭. 2011年2月15日閲覧。
- ^ a b c “AsianCineFest: ACF 1078: NYAFF/Japan Cuts review of Milocrorze: A Love Story”. AsianCineFest (2011年6月29日). 2011年6月29日閲覧。
- ^ “ニューヨーク・アジア映画祭のオープニング作品『ミロクローゼ』の石橋義正監督、3役演じた山田孝之を選んだ理由”. シネマトゥデイ. (2011年7月11日) 2011年7月13日閲覧。
- ^ “山田孝之、1人3役挑戦でカメレオン俳優の本領発揮”. 映画.com. (2011年2月15日) 2011年2月16日閲覧。
- ^ “作品情報:『ミロクローゼ』11月24日公開/ニューヨーク・アジア映画祭で主演:山田孝之が日本人初のライジング・スター・アワードを受賞した話題作”. INTRO. 2012年11月22日閲覧。
- ^ a b “Milocrorze: A Love Story” (英語). 亜洲電影資訊. 2012年8月4日閲覧。
- ^ a b “第6回アジアン・フィルム・アワード受賞者決定 日本勢は無冠”. 映画.com. (2012年3月20日) 2012年8月4日閲覧。
- ^ “Mirokurôze (2011) - Full cast and crew” (英語). IMDb. 2012年8月4日閲覧。
- ^ 成田おり枝 (2012年11月24日). “山田孝之が実姉との共演秘話を告白!石橋監督も「全然知らなかった”. ニュースウォーカー 2021年10月14日閲覧。
- ^ 古河優 (2012年11月24日). “山田孝之、新作で実姉と共演!…も、周囲にはひた隠し”. シネマトゥデイ 2012年11月24日閲覧。
- ^ “【FANTASIA2011】最優秀監督賞&最優秀女優賞を日本映画が受賞!”. HogaHolic(ホウガホリック). (2011年8月9日). オリジナルの2012年6月12日時点におけるアーカイブ。 2011年8月9日閲覧。
- ^ “Announcing The Fantastic Fest Awards Recipients!” (英語). Fantastic Fest. (2011年9月26日) 2011年9月30日閲覧。
- ^ “山田孝之主演作『ミロクローゼ』が満足度ランクのトップに”. ニュース@ぴあ映画生活. 2013年1月19日閲覧。
- ^ “Milocrorze - A Love Story” (英語). 香港国際映画祭. 2011年2月26日閲覧。
- ^ “Milocrorze, A Love Story” (英語). Terracotta Far East Film Festival. 2011年4月29日閲覧。
- ^ “Milocrorze: A Love Story” (英語). 台北フィルム・フェスティバル. 2011年5月24日閲覧。
- ^ “New York Asian Film Festival Features Takashi Miike World Premiere” (英語). The Hollywood Reporter. (2011年6月1日) 2011年6月2日閲覧。
- ^ “第15回富川国際ファンタスティック映画祭が作品を発表!”. CINEMA TOPICS ONLINE. (2011年6月14日) 2011年6月26日閲覧。
- ^ “Milocrorze: A Love Story” (英語). Cinemabox & Ubisoft Present Fantasia 2011. 2011年7月13日閲覧。
- ^ “MILOCRORZE, A LOVE STORY” (英語). Fantastic Fest 2011. 2011年10月2日閲覧。
- ^ “LA EigaFest 2011”. 2011年10月29日閲覧。
- ^ “Milocrorze: A Love Story” (英語). 第15回日本映画祭(国際交流基金シドニー支部). 2011年10月17日閲覧。
- ^ “Milocrorze: a Love Story” (英語). Traffic Festival - 1º Festival de Cinema e Cultura Asiática de São Paulo. 2012年8月4日閲覧。
- ^ “「オー!マイキー」の石橋義正監督×山田孝之の不思議な映像トリップ!「ミロクローゼ」4/2DVD発売”. SankeiBiz. (2013年2月21日) 2013年3月3日閲覧。