草食系男子
草食系男子(そうしょくけいだんし)とは、複数の意味を持つ造語。
本来は、ベジタリアンの男性を意味するもの(第一の意味)。
転じて、肉に対する欲求を有しないことから、肉欲、すなわち性欲を有さない(ように見える)男性を指すものとして、2008年頃からマスコミが流布し始めた(第二の意味)。
男たちから相手にされない残念な女性の自己防衛のために造られた言葉である。
まもなく、これを逆手にとり、世間から見れば半額シールが付いた状態で「とにかく養ってくれ!」と婚活に励む行き遅れ女性により、「都合よく動いてくれそう、家事とかもやってくれそう、そういうの良くない?」と、積極的に解釈しなおされている(第三の意味)。 それなりの歳の成年男性を「男子」と呼んで上から見下ろす形となり、女性の耳あたりは良い言葉となっている (肉食系女子などの「女子」はカワイサの演出であり,これとは異なる)。
定義[編集]
- 第一の意味についてはベジタリアンの項を参照のこと
第二の意味[編集]
彼氏もできずに三十路に到達する、見た目の問題で男に相手にされないなどの女性たちは、己の身のカワイサから、自分たちに男が寄ってこない理由をなんとか男性の責任にしようと画策してきた。事実、需要が減ったのか供給がなくなったのか、男たちは年頃の3次元女性に興味を示さなくなっており、原因の一端はあるといえよう。
そこで、自分に興味を示さない男性を「女性一般に対して興味を示さない男(のはず)」と拡大解釈。自分を相手しない男はきっと誰のことも相手にしないだろうと考え、斯様な呼称が定着した
なお、逆の意味である肉食系と対比させる用語として生まれたらしいが、草食動物であろうが餌(草)を求めて積極的に動くし、むしろ繁殖活動に対しては肉食動物よりも積極的であることから、本来の意味との齟齬が生じている。ともあれスイーツ(笑)たちは誰も気にしない
第三の意味[編集]
女性にとって稼ぎのない男はチャーハン作れない母親なみにいらないので、、女性1人を養えるだけの収入を持っていることが前提となる。さらに、以下の特徴に複数当てはまる20代中盤~30代前半頃の独身男性を指す。
- 争い事を避ける
- 恋愛には非積極的
- 料理・掃除が得意
- 趣味がインドア系
- 派手な消費はしない
- 飲まない、吸わない、打たない
- 臼歯が発達している
- 腸が長い
- 反芻する
- 目が離れていて視野が広い
- ウシ目、もしくはウマ目
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凡例[編集]
- 紀谷三郎さん(20)
- 東京市在住の洋食屋従業員。最近6歳年下のお嬢さんの許嫁になった。
- どんな時も敬語で話す。タメ口を使ったりすることなんてない。
- お嬢さんが他の男とランデブーの約束してると聞いたで涙目になっちゃうピュアなハート。
- しかもその時の走り方が紙袋を前抱きにして女の子走り。
- お嬢さんに振られたと思ったその日は仕事が手につかない。
- 一世一代勇気を振り絞って言った言葉が「(お嬢さんが)試合に勝ったら、小梅さんと呼ばせてください!」だった。
- お嬢さんが映画のチョイ役で出ただけで3回も見ちゃう。
- お嬢さんが映画スターになるんじゃないかと思うと心配でしょうがない。
- お嬢さんの野球の練習のお手伝いをしてくれる。
- お料理大得意でお嬢さんのお父さんにも認められている。
使われ方[編集]
女性にとって、上記の特徴を持つ男性はロリコンの気が強かったり、二次元にはまってたり、ゲイだったりする傾向があり、30半ばを過ぎた女性を恋愛対象としないものと信じられている。逆に、積極的な男性はなんか怖いし、自分の趣味に干渉されるのも嫌なので「肉食系男子」とレッテルを貼ってこれを避ける。
彼氏いない暦7年の東京の会社員、日比谷聖子さん(29、仮名)。彼女は自分に興味を示さない草食系男子について、自身の体験談を交えてこう話してくれた。
- あの子おとなしいと思って近寄ってみたら、忙しいと断られた。
- あの子は良さそうと思ってみたら、ロリコンだった。
- あの子は落ち着いていそうと思い話してみたら、彼女がいた。二次元に。
- あの子こそ間違いないという一心で色々絡んでみたら、ゲイだった。
- え? あいつ? どう見たって肉食系でしょ? ありえない(笑)
男性にとっても、草食系のふりをしていれば、嫌な女をかわすことができるし、恋愛の面倒事に巻き込まれずにすむ。便利な言葉である
発展系[編集]
- 弁当男子
- 「結婚したあとも自分で弁当作って持っていってくれたら、自分の手間が省けるよね?」
- 甘党男子
- 「スイーツ食べてる男になら、スイーツ(笑)ってバカにされることもなくない?」
- 男の子牧場
- サイバーエージェントの、女性が男をネットで晒し者にできるサービス。「草食系男子から連想した名称が問題だったみたいなので、変えます」いや、そうじゃないから。
- ロールキャベツ男子
- 「草系に見えて、一枚脱がせると肉」であることから、外見は草食系男子に見えるが、実際は肉欲のある男性を指す
- 食べるもの(草食動物)と、食べられるもの(草)をごちゃまぜにしている言葉であるが、女性・男性両方にとって都合のいい言葉であるため、誤用など誰も気にしない。
- 女性には、自分の家事をやらせたいときは男性を草食系男子に仕立て上げ、ア〜ン♥♥したいときは肉食系男子として扱うことができるため、便利な言葉である
- 男性にとっても、女性の警戒心を解くために「自分は草食系」と言っておきながら化けの皮が剥がれたときに言い訳として使えるため、便利な言葉である
- 肉巻きアスパラ男子
- ロールキャベツ男子とは逆に、「肉系に見えて、一枚脱がせると草」であることから、外見は肉食系男子に見えるが、実際は肉欲があまりない男性を指す。これも食べるものと食べられるものをごっちゃにしているが、やはり都合のいい言葉であるため、誤用は誰も気にしない。実際はただのヘタレだという説もある。
- 外見はかっこいいことが多いため、連れて歩いても女性の見栄や世間体が保たれる。しかし結婚したら、あなたは中身は草食系だと言わんばかりに家事を押し付けて、自分が主導権を握れる、便利な言葉である
- 男性にとって、普段どんなにチャラチャラしていても実は奥手なんだと言い張ることで、清純な女性を口説くことができる。また、薄暗い居酒屋やバーで口説いた女ががっかりだった場合、自分は実は草食系だといって逃れることができる、便利な言葉である