放送事故
放送事故(ほうそうじこ)とは、出演者の禁止用語発言や機械の故障などによる放送中断、放送局の意向でわざとカラーバーを流したりすることである。
概要[編集]
放送事故は、画像が乱れたり、放送を中断したりすることをさす。 機械の故障などによる偶然的な事故と、放送局が意図的に引き起こした事故との二種類がある。しかし、突然の中断は視聴者にはウケが悪く、苦情電話が殺到することも多い。
主な原因[編集]
下に、放送事故の原因となるものを挙げる。
出演者の禁止用語発言[編集]
出演者が禁止用語を発し、それを周りの人が止めに入ることで収録現場が紛糾、放送が続けられなくなる状態。生放送に多い。多くの場合、途中または番組の最後に謝罪が入るが、放送局には苦情がくる。録画放送の場合あらかじめぴーという音を挿入し事態に備えるが、出演者への反省と自粛を促す為あえて放置することもある。
機械の故障[編集]
点検を怠ったり気違いな関係者が機械を壊したりすることにより放送が中断する状態。この場合画面が真っ黒になり、視聴者を仰天させる。放送事故の中でも苦情が殺到しやすいものである。
電波ジャック[編集]
宇宙人や北の国による妨害。これを目撃したものはどこか知らない世界に誘拐されるという都市伝説がある。また、怪しげな言葉や暗号が流れる場合もある。
放送局側の意向[編集]
世の中には放送開始・終了を示す映像や砂嵐などを好む奇特な人々がいると放送局側が思い込み、彼らの為にわざと放送を乱れさせ、その上でフィラー映像を流す。当然だが苦情は殺到。
映ってはいけないものが出てしまう[編集]
放送禁止用語に比べれば極少ない割合であるものの、放送してはいけない映像(肉体のとある一部分など)が意図せずに映ってしまう場合もある。世界的なアメフト大会のショータイムに起こったりもする。当然、生放送に多い。苦情は殺到する。
放送事故時の対処[編集]
カラーバーや「しばらくお待ちください」など放送事故が起きた場合の画面は用意されているが、たまに真っ黒な画面が表示されるだけと言う手抜き対処もある。
カラーバー[編集]
赤青黄色…お好きな色をお選びください。
「しばらくお待ちください」の画像[編集]
特に機械の故障の際にとられる方法。1分ほどで終わることもあれば、永遠にその画像が出続けることがある。その画像であるが、なにかと不気味なものや「なんじゃこりゃ?」と言いたくなるような画像も多い。
無変調[編集]
復旧が見込めない場合にとられる方法。真っ黒になる。放送が出来ない旨を伝えてからやることもあるが、突然そうなった場合は視聴者が激怒する。
停波[編集]
無変調では映像こそ出ないが電波は出しているので電気代がかかる。停波すなわち電波を止めてしまえば電気代を節約することができる。画面は砂嵐になる。
フィラー映像[編集]
あまりないが、フィラー映像を流す場合もある。
放送事故復旧後[編集]
復旧後もそれはそれで放送局は大変な事態に陥る。その様子はまさしくXXXXXである。
謝罪[編集]
多くの場合、このような事故が起きた際は視聴者から苦情が殺到する。そのため放送局ではすぐに謝罪会見をするか復旧次第放送でわびる必要がある。そのためこれを一種のエクストリーム・謝罪とする放送局もある。
その後[編集]
時として放送事故の映像は記録され、ニコニコ動画やYouTubeにアップロードされる。が、多くの場合著作権保護を理由に問答無用で削除される。また、放送事故の映像は、メディアが商業目的のために販売することは皆無で、かつ、事故が無かったように隠蔽する。このため、放送事故の映像を記録したテープ、メモリー、ハードディスク、石板は非常に高価に取引されており、その価格は、時に100万ジンバブエドルを超えることがある。こうした背景が、放送事故映像を入手するために家庭不和等が社会問題化してきており、放送局や警察が連携して摘発に躍起になっている。