提督の決断
提督の決断とは、コーエーによって発売された会議シミュレーションゲーム。
中国共産党様の厳命により発売禁止、以後社史からも抹殺された。
概要[編集]
大東亜戦争を舞台にしたゲームである。プレイヤーは枢軸国(大日本帝国)または連合国(アメリカ合衆国)のどちらかの海軍を指揮し、自国の陸軍と戦う。
海軍は研究開発や徴兵はもとより、兵器の生産にも陸軍の承認を得なければならない。陸軍は「陸軍としては海軍の提案に反対である」という魔法の呪文で海軍の提案をことごとく却下することで海軍の活躍を阻止して、戦争を敗北に導こうとする。陸軍の野望を打ち砕くためには会議でうまいこと海軍の提案を通して予算を分捕り、戦争を勝利に導くための舵取りをしていかなければならない。
なお、このゲームは当時の軍艦や航空機等が登場して戦いを繰り広げるが、それはおまけに過ぎない。このゲームの趣旨はあくまで会議での勝利であり、コンピュータはアホなので、会議で勝利できれば相手は無茶な作戦を立てて勝手に壊滅する。
更に続編のⅡでは、陸軍の他に総理大臣・大蔵大臣・外務大臣も敵として加わる。会議の時間を延長したり短縮したりする時間を操る驚異的な能力でDIO様も真っ青な敵である。こちらが正論で攻めると陸軍参謀総長は「大蔵大臣はどう思うかね?」と徹底的に海軍を無視するイジメっぷりを見せる。 更に酷いことに、海軍基地を陸軍師団で埋め尽くし海軍陸戦隊の入る余地が無くなるという事態を招いたり、勝手に艦隊輸送船に乗り込み密航を企てたりもするとても迷惑な存在に発展した。
シリーズ作品[編集]
提督の決断[編集]
シリーズ1作目。「陸軍としては海軍の提案に反対である」と提案が却下される理不尽さを最初に知らしめた作品である。 (一応フォローすると、議案を否決したらこうなる。酷いのは次作。)
会議自体は作戦の高い提督を連れていけばいいという単純な物である。
宮川泰によるBGMの完成度が余りに高く、没にするのがもったいなかったので、艦隊指揮と戦闘のミニゲームを追加して楽曲の救済をしている。呉港から太平洋に出るのも一苦労な操作性と、非常に鬱陶しい無線のおかげでしっかり曲を聴くことができ、非常に好評だった。
提督の決断II[編集]
提督の決断の続編。会議が陸海軍の他、総理大臣、大蔵大臣、外務大臣が入り乱れるカードゲーム形式になっている。いつ、どのカードを使って参加者をねじ伏せるか、どうやって他の参加者の心象を良くして味方にするかといった戦略性が求められる。
例によって陸軍の提案は国力を衰退させて自国を敗北へと導く物ばかりなので、絶対通してはいけない。 また大蔵大臣は親中派のようで中国だけとの事務会談をやたらと提案したり、外務大臣に至ってはすべての国との事務会談を行い予算を分捕ろうとする。
会議シミュレーションとしてはシリーズ最高の仕上がりであるが、ゲームの趣旨を理解していない層からは「めんどくさい」「自分の思い通りに出来ない」と不満の声が聞かれる。
提督の決断III[編集]
シリーズ3作目。提督の決断IIの不満を解消し、提督の決断とのいいとこ取りをしてパワーアップしている。しかしそれによって陸軍との会議はなくなっているので、会議シミュレーションとしては失敗である。
提督の決断IV[編集]
シリーズ最新作。ドイツ第三帝国と大英帝国が新たに操作可能になった。
が、あろうことか戦闘が海戦だけになり、陸軍は完全に消滅してしまった。
もはや会議シミュレーションの面影はなくなり、戦闘をリアルタイム化するなど力を入れる部分を完全に誤っているといえる。陸軍としてはこのような海軍偏重な発展には反対である。
戦域の飛行場を全部(2~3)潰したら勝利。
戦闘機なんて飾り。
戦艦なんて脅し。
勝利の方法は、いかに爆撃機の航続距離を長く、機体を固く、爆弾の搭載量を多くするかである。
雷撃機なんていらない。
飛行艇がやけにつおい。
なお、この作品が売れなかったのか、提督の決断シリーズはさっぱり続編が出なくなった。これについて一部の陰謀論者は、中国の抗議によって開発中止を余儀なくされたとしている。
関連項目[編集]
このゲーム「提督の決断」には、致命的なバグ・不具合が含まれています。このままでは発売できませんし、仮に発売しても非難の嵐となるでしょう。発売を延期してでもデバッグに参加して下さる開発者を求めています。 (Portal:スタブ)