冬のソナタ
冬のソナタ (ふゆ -) とは、通称四季シリーズの第2作目であり、2002年にKBSで放送されたテレビドラマである。監督はユンちゃん、主演はヨンちゃんとジウちゃん。
概要[編集]
このドラマがきっかけでなんとかブームが起きたと言われているが、言われているほどブームだったかどうかは今となっては検証のしようがない。朝鮮式玉入れは成功したらしいが、アニメ化はいろいろあって初めから存在し無かった事になった。
タイトル[編集]
原題を直訳すると「冬の恋歌」となるが、恋歌とかラブソングとかいうと響きが安っぽいので、なんとなくモーツァルトとかベートーヴェンを連想させそうなソナタという単語を使って知的な感じをかもし出してみたらしい。一応この試みは成功したといってもいいだろう。秋の童話とか夏の香りとかがいまいちパッとしなかったように、タイトルの付け方でドラマの出来は半分くらい決まってしまうといっても過言ではない。
ソナタ形式[編集]
とはいえ、このドラマは単に名前だけがソナタを名乗っているわけではない。ドラマの進行それ自体が音楽のソナタ形式をなぞらえた構造になっているのだ。これについては後述する。
音楽[編集]
主題歌は雅夢の「愛はかげろう」のリメイク、歌っているのはテツancトモである。ちなみにソナタ形式ではない。
あらすじ[編集]
ここでは、そのあらすじをソナタ形式になぞらえて紹介する。
序奏[編集]
ヒロインは高校生である。
提示部[編集]
第一主題提示[編集]
ヒロインは転校生を好きになる。
第二主題提示[編集]
転校生は出生の悩みを抱えている。
展開部[編集]
転校生は交通事故にあう。死んじゃったと思ったヒロインは、他の男と婚約する。
再現部[編集]
ヒロインの前に転校生そっくり男登場。
第一主題再現[編集]
ヒロインは婚約者がいるのに転校生そっくり男を好きになる。
第二主題再現[編集]
転校生そっくり男は出生の秘密を探ろうとしている。
結尾部[編集]
転校生そっくり男はなんと転校生その人だったのです。出生の秘密も分かって、メデタシメデタシ、と思ったら……。
主な登場人物[編集]
- ユジン
- 優柔不断なヒロイン。彼女の作った「ポラリス」なるアクセサリーは韓流ファンおばさんに絶大な人気がある。ただし、「ユジン」はあくまで筆記する上での表記であり、実際の発音は「ウジナ」あるいは「ムジナ」。
- チュンサン
- 転校生。粗暴で素直になれないツンデレ。おっちょこちょいで、よく確認せずに道路に飛び出す癖があるので車によく轢かれる。その度に記憶がとんだり戻ったりする愉快な男性である。後遺症で最後は目が不自由になるが莫大な財産があるので生活には不自由しない。
- サンヒョク
- ユジンの高校時代の友人で、のちに婚約者。すぐ嫉妬し自滅する。ユジン同様、実際の発音は「サンヒャカ」。恋人を略奪された後、チェリンと付き合っているようだ。
- ミニョン
- チュンサンのそっくりさん。眼鏡をかけ茶色の鬘をしていたのにそっくりと分かったのか不思議でならない。彼に限らず登場人物はよく仕事を放り出すが、他はともかく彼は裕福なので大丈夫。実は記憶喪失になった
高句麗の王様チュンサンで、サンヒョクの異母兄弟。 - チェリン
- ユジンの高校時代の友人で、のちにミニョンの恋人。美人だが、よくヒステリーを起こすウザイ女である。恋人を略奪された後、サンヒョクと付き合っているようだ。
- ユジン母(ギョンヒ)
- チュンサン母の恋人だったユジン父(故人・ヒョンス)と略奪婚。ユジンとチュンサンが異父兄妹と勘違いした時の反対ヒステリーは凄かった。
- チュンサン母(ミヒ)
- 同時にミニョン母。世界的ピアニスト。たった3カ月の間に、日本に3回来ている。顔からしてヒステリックでいつも不機嫌そうに見える。若い頃ユジン父の恋人だった。
- サンヒョク父(ジヌ)
- 実はチュンサン父でもある。親友だったユジン父の恋人のチュンサン母に横恋慕していた。春のワルツでも主人公の父をやっている。
- サンヒョク母(チヨン)
- 息子サンヒョクを溺愛する母。ヒステリーの塊で事あるごとにユジンを苛め抜いた。
エピソード[編集]
- 《恋仲になる→交通事故で記憶が飛ぶ→別の相手とデキる→縁りを戻そうとする》の展開に関して、『君が望む永遠』からのパクリ疑惑が浮上した。が、ストーリー展開なんて39通りしかないから、一部分が同じように見えることもあるの主張が概ね受け入れられ、そんな疑惑は無かった事にされた。
- ドラマのロケ地となったスキー場が冬期エクストリーム・オリンピックの会場に立候補したが、ロシアのソチに破れた。「そなた」と「そち」の争いは、英訳するとThou vs Thouとなるために一部好事家を喜ばせた。