鹿畑町
鹿畑町(しかはたちょう)は、奈良県生駒市の町名。郵便番号630-0115。
鹿畑町 | |
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北緯34度43分45秒 東経135度44分46秒 / 北緯34.72917度 東経135.74611度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 奈良県 |
市町村 | 生駒市 |
面積 | |
• 合計 | 1.52 km2 |
人口 | |
• 合計 | 795人 |
• 密度 | 520人/km2 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
630-0115[3] |
市外局番 | 0743(奈良MA)[4] |
ナンバープレート | 奈良 |
地理
編集生駒市の東北部にあり、市の最東端に位置する[5]。東に京都府精華町、北にかけて鹿ノ台、美鹿の台、北から西にかけ高山町、上町、南に奈良市と隣接する。
鹿畑町南部と奈良市の境は鋸の歯のように入り組んでいるが、古くから田畑が鹿畑村領、山林が二名村領(現在の奈良市)と分けられていたことによる[6]。
また、淀川水系の山田川の上流域に位置し[7]、その支流・北川が鹿畑町と京都府の境界となっている[8]。そこに掛かる両国橋は海抜80mであり、山田川の浸食のため生駒市内で最も低い位置となっている[9]。
歴史
編集「鹿畑」の地名は室町時代から見え、添下郡上鳥見荘に属していた[7]。
江戸時代には村名として「鹿畑村」が記録され、「鹿ノ畑村」とも書いた[7][注釈 1]。旗本の堀田氏(堀田一継とその子孫[13])が高山村東部とともに知行したが、『旧高旧領取調帳』では郡山藩領とされる[7]。
天保年間(1831 - 1845年)末頃[注釈 2]、不当な取立を行う村役人に対して、堀田氏領の鹿畑村の善三郎と高山村の三名が江戸の領主に駕籠訴を行い、要求を認められたという[7]。
沿革
編集世帯数と人口
編集2019年(令和元年)10月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]。
町丁 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
鹿畑町 | 299世帯 | 795人 |
人口の変遷
編集国勢調査による人口の推移。
1995年(平成7年) | 720人 | [16] | |
2000年(平成12年) | 698人 | [17] | |
2005年(平成17年) | 649人 | [18] | |
2010年(平成22年) | 631人 | [19] | |
2015年(平成27年) | 643人 | [20] |
世帯数の変遷
編集国勢調査による世帯数の推移。
1995年(平成7年) | 224世帯 | [16] | |
2000年(平成12年) | 203世帯 | [17] | |
2005年(平成17年) | 192世帯 | [18] | |
2010年(平成22年) | 188世帯 | [19] | |
2015年(平成27年) | 210世帯 | [20] |
事業所
編集2016年(平成28年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[21]。
町丁 | 事業所数 | 従業員数 |
---|---|---|
鹿畑町 | 117事業所 | 1414人 |
交通
編集鉄道
編集バス
編集道路
編集施設
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ “1.土地及び気象”. 生駒市公式ホームページ. 生駒市 (2020年4月23日). 2021年5月16日閲覧。
- ^ a b “2.人口”. 生駒市公式ホームページ. 生駒市 (2020年4月23日). 2021年5月16日閲覧。
- ^ “奈良県 生駒市 鹿畑町の郵便番号”. 日本郵便. 2021年5月16日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2021年5月16日閲覧。
- ^ 『生駒市誌V』330頁。
- ^ 『生駒市誌V』331–333頁。
- ^ a b c d e f g h i j 『角川日本地名大辞典29』526頁。
- ^ 『生駒市誌V』331頁。
- ^ 『生駒市誌V』333頁。
- ^ 野崎清孝「奈良盆地の村落構成」『奈良大学紀要』第6号、奈良大学、1977年12月、98-114頁、CRID 1050582008179291264、ISSN 03892204。「1. はじめに」に「鹿ノ畑(山田川流域)」。
- ^ “第19回 全国街路事業コンクール応募資料”. 全国街路事業促進協議会. 2021年5月16日閲覧。「大淵鹿ノ畑線」とある。
- ^ “鹿の畑SS 峯山石油(株)”. ENEOS. 2021年5月16日閲覧。
- ^ 『生駒市誌V』100–101頁。
- ^ 『生駒市誌V』149–150頁。
- ^ “2006年3月更新 地名変更情報”. 国土地理協会. 2021年5月16日閲覧。
- ^ a b “平成7年国勢調査 小地域集計(総務省統計局) 第2表 男女別人口及び世帯数”. 政府統計の総合窓口(e-Stat). 総務省統計局 (2014年3月28日). 2021年5月16日閲覧。
- ^ a b “平成12年国勢調査 小地域集計(総務省統計局) 第2表 男女別人口及び世帯数”. 政府統計の総合窓口(e-Stat). 総務省統計局 (2014年5月30日). 2021年5月16日閲覧。
- ^ a b “平成17年国勢調査 小地域集計(総務省統計局) 第2表 男女別人口及び世帯数”. 政府統計の総合窓口(e-Stat). 総務省統計局 (2014年6月27日). 2021年5月16日閲覧。
- ^ a b “平成22年国勢調査 小地域集計(総務省統計局) 第2表 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 政府統計の総合窓口(e-Stat). 総務省統計局 (2012年1月20日). 2021年5月16日閲覧。
- ^ a b “平成27年国勢調査 小地域集計(総務省統計局) 第2表 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 政府統計の総合窓口(e-Stat). 総務省統計局 (2017年1月27日). 2021年5月16日閲覧。
- ^ “平成28年経済センサス‐活動調査 確報集計(事業所に関する集計) 第32表 経営組織(4区分),従業者規模(6区分)別民営事業所数及び従業者数―市区町村,町丁・大字”. 政府統計の総合窓口(e-Stat). 総務省統計局 (2018年6月28日). 2021年5月16日閲覧。
- ^ “善修寺”. 生駒市デジタルミュージアム. 生駒市. 2021年5月16日閲覧。
- ^ “素盞嗚神社”. 生駒市デジタルミュージアム. 生駒市. 2021年5月16日閲覧。
参考文献
編集- 生駒市誌編纂委員会 編『生駒市誌(通史・地誌編)V』生駒市役所、1985年。
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 29 奈良県』角川書店、1990年。ISBN 4-04-001290-9。