鷲見洋一
日本のフランス文学者
鷲見 洋一(すみ よういち、1941年12月11日[1] - )は、日本のフランス文学者、慶應義塾大学名誉教授。専攻は18世紀フランス文学・思想・歴史。音楽学者の渡部恵一郎は従兄。
経歴
編集- 1941年東京都目黒区中目黒生まれ。
- 1954年慶應義塾幼稚舎卒業。
- 1957年慶應義塾普通部卒業。
- 1960年慶應義塾高等学校卒業。
- 1964年慶應義塾大学文学部文学科フランス文学専攻卒業。
- 1966年慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程フランス文学専攻修了。
- 1972年モンペリエ第3大学(ポール=ヴァレリー大学)大学院博士課程フランス文学専攻修了。
- 1974年慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程フランス文学専攻単位取得満期退学。
- 1973年慶大助手、1975年文学部助教授、1985年教授、同大学アート・センター所長、2007年定年退職し名誉教授。同年より中部大学人文学部教授。2012年退職。
- 2011年『身体の歴史』で日本翻訳出版文化賞受賞。
- 2022年『編集者ディドロ 仲間と歩く『百科全書』の森』で読売文学賞受賞[5]。
著書
編集- 『翻訳仏文法』(上下) バベルプレス 1985-87/ちくま学芸文庫 2003
- 『「百科全書」と世界図絵』岩波書店 2009
- 『一八世紀 近代の臨界 ディドロとモーツァルト』ぷねうま舎 2018
- 『いま・ここのポリフォニー 輪切りで読む初発の近代』ぷねうま舎 2019
- 『編集者ディドロ 仲間と歩く『百科全書』の森』平凡社 2022
共著
編集翻訳
編集- フランソワーズ・サガン/ギヨーム・アノトー『香水』新潮社 1984
- フランソワーズ・サガン『ボルジア家の黄金の血』新潮社 1986/新潮文庫 1990
- ロバート・ダーントン『猫の大虐殺』海保真夫共訳 岩波書店 1986/岩波同時代ライブラリー 1990/岩波現代文庫 2007
- ジル・ラプージュ『ワグラムの戦い』新潮社 1989
- アレクサンドル・ジャルダン『さようなら少年』新潮社 1990
- アレクサンドル・ジャルダン『妻への恋文』新潮社 1993/新潮文庫 1996
- アレクサンドル・ジャルダン『恋人たちのアパルトマン』新潮社 1995
- ドゥニ・ディドロ『著作集 第4巻 美学・美術 付・研究論集』 法政大学出版局 2013
参考記事
編集- 著書の紹介文と「j-global」より
脚注
編集- ^ 『著作権台帳』
- ^ 「鷲見洋一教授 略年譜・著作目録」『藝文研究』第91巻第3号、慶應義塾大学藝文学会、2006年12月、I-XXII、ISSN 0435-1630、CRID 1571417127659980800。
- ^ “鷲見 洋一 (Yoichi Sumi) - マイポータル - researchmap”. researchmap.jp. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “研究者詳細 - 鷲見 洋一”. k-ris.keio.ac.jp. 2022年1月19日閲覧。
- ^ 共同通信 (2023年1月31日). “読売文学賞に佐藤亜紀さんら 山内ケンジさん、沢木耕太郎さん | 共同通信”. 共同通信. 2023年2月1日閲覧。
関連人物
編集外部リンク
編集- ^ ドゥニ・ディドロ『著作集 第4巻 美学・美術 付・研究論集』 法政大学出版局 2013年 共訳