門山宏哲

日本の政治家、法律家

門山 宏哲(かどやま ひろあき、1964年9月3日 - )は、日本政治家弁護士自由民主党所属の元衆議院議員(4期)。

門山 宏哲
かどやま ひろあき
生年月日 (1964-09-03) 1964年9月3日(60歳)
出生地 日本の旗 日本 山口県
出身校 中央大学法学部
前職 弁護士
所属政党 自由民主党石破G[1]
称号 法学士
公式サイト 自由民主党千葉県第一選挙区支部長 門山宏哲のホームページ

選挙区比例南関東ブロック→)
千葉1区→)
比例南関東ブロック
当選回数 4回
在任期間 2012年12月16日 - 2024年10月9日
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法務副大臣法務大臣政務官を歴任した。

来歴

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2023年10月、法務副大臣に再び就任した際に内閣総理大臣岸田文雄

山口県生まれ、幼少期から千葉県千葉市で育つ。現住所は同市中央区登戸2丁目[2]千葉県立千葉高等学校卒業中央大学法学部を卒業[3]。大学卒業後、司法試験を受験し、1990年に合格[3]司法修習第45期を修了し、弁護士登録。その後2001年に門山綜合法律事務所を主宰し、千葉市障害者専門相談事業専任相談員や千葉青年会議所理事長を務める[3]

2012年(平成24年)、自由民主党千葉県連の候補者公募に応募[4]第46回衆議院議員総選挙千葉1区に自民党から出馬し、民主党田嶋要に敗れたが、比例南関東ブロックで復活して初当選[5]

2014年第47回衆議院議員総選挙で千葉1区に自民党から出馬し、再び田嶋に敗れたが、比例復活で再選[6]

2017年第48回衆議院議員総選挙では2度敗れた田嶋との接戦の末、初勝利を挙げて小選挙区初当選を果たした(田嶋は比例復活)。

2018年第4次安倍改造内閣法務政務官に就任した[7]

2021年10月31日、第49回衆議院議員総選挙では田嶋に再び敗れたものの比例復活により4選。

2022年第2次岸田第1次改造内閣において、法務副大臣に就任した。

2023年10月31日、第2次岸田第2次改造内閣で後任の法務副大臣だった柿沢未途が江東区長選挙で木村弥生公職選挙法違反容疑に関与した責任を取って辞任したことを受け、後任の法務副大臣に就任した。内閣改造により同職を退任してからわずか1か月半での再登板となった[8]

2024年10月27日、第50回衆議院議員総選挙では田嶋に再び敗れ比例復活もできず落選[9]

政策・主張

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憲法

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  • 憲法9条への自衛隊の明記について、2021年のアンケートで「賛成」と回答[12]
  • 2014年7月1日、政府は従来の憲法解釈を変更し、集団的自衛権の行使を容認することを閣議で決定[13]。この閣議決定を評価するかとの問いに対し、同年の朝日新聞社のアンケートで「大いに評価する」と回答[14]。集団的自衛権の行使に賛成かとの問いに対し、同年の毎日新聞社のアンケートで「賛成」と回答[15]

外交・安全保障

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  • 「他国からの攻撃が予想される場合には敵基地攻撃もためらうべきではない」との問題提起に対し、2021年のアンケートで「どちらとも言えない」と回答[11]
  • 北朝鮮に対しては対話よりも圧力を優先すべきだ」との問題提起に対し、2017年のアンケートで「賛成」と回答[10]。2021年のアンケートで「どちらかと言えば賛成」と回答[11]
  • 日本による過去の植民地支配と侵略を認めて謝罪した「村山談話」の見直し論議について、2014年の毎日新聞社のアンケートで、選択肢以外の回答をした[15]
  • 従軍慰安婦に対する旧日本軍の関与を認めた「河野談話」の見直し論議について、2014年の毎日新聞社のアンケートで「見直すべき」と回答[15]
  • 第2次安倍内閣が2013年に提出した特定秘密保護法案は同年12月6日に可決成立した[16]。「こうした法律が日本に必要と思うか」との2014年の毎日新聞社のアンケートに対し、「必要」と回答[15]

ジェンダー

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  • 選択的夫婦別姓制度の導入について、2017年の朝日新聞社のアンケートでは「どちらかといえば反対」と回答[10]。2021年の朝日新聞社のアンケートで「どちらとも言えない」と回答[11]。2021年のNHKのアンケートでは回答しなかった[12]
  • 同性婚を可能とする法改正について、2021年のアンケートで「どちらかといえば反対」と回答[12]
  • クオータ制の導入について、2021年のアンケートでは回答しなかった[12]

その他

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  • 「『道徳』を小中学校の授業で教え、子供を評価することに賛成か、反対か」との問いに対し、2014年の毎日新聞社のアンケートで「賛成」と回答[15]

所属団体・議員連盟

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選挙歴

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当落 選挙 執行日 年齢 選挙区 政党 得票数 得票率 定数 得票順位
/候補者数
政党内比例順位
/政党当選者数
比当 第46回衆議院議員総選挙 2012年12月16日 48 千葉県第1区 自由民主党 6万9927票 30.18% 1 2/5 2/6
比当 第47回衆議院議員総選挙 2014年12月14日 50 千葉県第1区 自由民主党 7万6937票 37.31% 1 2/4 5/8
第48回衆議院議員総選挙 2017年10月22日 53 千葉県第1区 自由民主党 8万2838票 40.69% 1 1/4 /
比当 第49回衆議院議員総選挙 2021年10月31日 57 千葉県第1区 自由民主党 9万9895票 43.73% 1 2/2 7/9
第50回衆議院議員総選挙 2024年10月27日 60 千葉県第1区 自由民主党 6万7432票 29.70% 1 2/5 12/7

脚注

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  1. ^ 自民党:石破派「水月会」20人で正式結成 総裁選に意欲 毎日新聞 2015年9月28日
  2. ^ 政治資金収支報告書 自由民主党千葉県支部連合会(令和4年分 定期公表)”. 千葉県選挙管理委員会 (2023年11月29日). 2023年12月9日閲覧。
  3. ^ a b c プロフィール|自由民主党千葉第一選挙区支部長「門山宏哲(かどやまひろあき)」ホームページ”. www.kadoyama.net. 2024年10月26日閲覧。
  4. ^ “門山宏哲公式サイト”. (2013年6月1日). http://www.kadoyama.net/profile.html/?tid=100601門山宏哲公式サイト 2013年6月1日閲覧。 
  5. ^ 千葉 小選挙区 : 開票結果 : 総選挙2012”. web.archive.org (2012年12月18日). 2024年10月26日閲覧。
  6. ^ 開票結果・速報(小選挙区・千葉) : 衆院選2014(衆議院選挙) : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)”. web.archive.org (2014年12月15日). 2024年10月26日閲覧。
  7. ^ 産経新聞 (2018年10月4日). “第4次安倍改造内閣 副大臣25人、政務官27人の顔ぶれ”. 産経新聞:産経ニュース. 2024年10月26日閲覧。
  8. ^ 辞任した柿沢未途議員の後任は門山宏哲議員「しっかりと襟を正してやっていかなければ」今年9月まで法務副大臣を務めていた | TBS NEWS DIG (1ページ)”. TBS NEWS DIG (2023年10月31日). 2023年10月31日閲覧。
  9. ^ 逆風返せず落選 自民・門山氏 千葉1区 【衆院選ちば2024】”. www.chibanippo.co.jp. 2024年11月2日閲覧。
  10. ^ a b c d 門山宏哲”. 2017衆院選 候補者アンケート(朝日・東大谷口研究室共同調査). 朝日新聞社. 2021年10月22日閲覧。
  11. ^ a b c d e f 門山宏哲”. 朝日・東大谷口研究室共同調査 - 2021衆議院選挙. 朝日新聞社. 2021年10月22日閲覧。
  12. ^ a b c d 千葉1区”. NHK 衆議院選挙2021 候補者アンケート. 2021年10月21日閲覧。
  13. ^ “憲法解釈変更を閣議決定 集団的自衛権の行使容認”. 日本経済新聞. (2014年7月1日). https://www.nikkei.com/article/DGXNASFS0103O_R00C14A7MM8000/ 2022年5月19日閲覧。 
  14. ^ 政策課題 政党・候補者のスタンスは”. 朝日・東大谷口研究室共同調査 - 2014衆院選. 朝日新聞社. 2022年5月19日閲覧。
  15. ^ a b c d e f g h i j 2014年衆院選 毎日新聞候補者アンケート
  16. ^ 特定秘密保護法 参院で可決・成立”. NHK. 2023年10月14日閲覧。
  17. ^ “2021年7月号_6面”. 全国たばこ新聞 (全国たばこ販売協同組合連合会). (2021年6月25日). https://zenkyou.xsrv.jp/wp-content/uploads/2021/07/2021%E5%B9%B47%E6%9C%88%E5%8F%B7_6%E9%9D%A2.pdf 2021年7月11日閲覧。 
  18. ^ a b 俵義文、日本会議の全貌、花伝社、2016年
  19. ^ ボーイスカウト振興国会議員連盟会員名簿”. 2021年1月21日閲覧。

外部リンク

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公職
先代
津島淳
柿沢未途
  法務副大臣
2022年 - 2023年
2023年 - 2024年
次代
柿沢未途
高村正大
先代
山下貴司
  法務大臣政務官
2018年 - 2019年
次代
宮崎政久