西金沢駅

石川県金沢市にあるIRいしかわ鉄道の駅

西金沢駅(にしかなざわえき)は、石川県金沢市西金沢一丁目にある、IRいしかわ鉄道線である。

西金沢駅
にしかなざわ
Nishi-Kanazawa
地図
所在地 石川県金沢市
所属事業者
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本項目では、当駅東側に隣接する北陸鉄道石川線新西金沢駅についても記載する。

IRいしかわ鉄道 西金沢駅

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西金沢駅*
 
西口(2024年4月)
にしかなざわ
Nishi-Kanazawa
野々市 (2.4 km)
(3.7 km) 金沢
所在地 石川県金沢市西金沢1丁目1番地[1]
北緯36度33分11.6秒 東経136度37分16.6秒 / 北緯36.553222度 東経136.621278度 / 36.553222; 136.621278座標: 北緯36度33分11.6秒 東経136度37分16.6秒 / 北緯36.553222度 東経136.621278度 / 36.553222; 136.621278
所属事業者 IRいしかわ鉄道
所属路線 IRいしかわ鉄道線
キロ程 42.7 km(大聖寺起点)
米原から172.9 km
電報略号 ニサ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
3,032人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1912年大正元年)8月1日[2][3]
備考 無人駅[4][5]自動券売機 有)
* 1925年に(初代)野々市駅から改称[3]
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東口(2024年4月)

歴史

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駅構造

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金沢駅が管理する無人駅[4][5]島式ホーム1面2線[14]を持つ地上駅橋上駅舎を有する。かつて駅舎が地上にあった頃は複数の側線を有していたが、2011年の橋上駅化[3]にあわせて留置線を2線残し、ほかは廃止された。廃止された側線の一部は保線訓練施設として再利用されているが架線には給電されていない。これら側線だった用地が残っており跨線橋を兼ねる東西自由連絡通路がその用地も跨いでいるため、駅の規模に比して跨線橋の空中部分が長い。2024年時点で駅に付帯する商業施設はない。

北陸鉄道石川線とは、線路は常時接続されていないものの、かつては北陸鉄道の車両をJR線を経由して輸送するときに一時的に接続するための用地が確保されていた。この用地は後に北陸新幹線の高架橋脚敷地および駐車場に転用された。

のりば

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のりば 路線 方向 行先
1 IRいしかわ鉄道線 上り 小松福井方面[15]
2 下り 金沢方面[15]

接近警告機から鳴るメロディは、1番のりばが「村の鍛冶屋」、2番のりばが「アニーローリー」である。両方が接近している時には「カッコウドイツ語版」が流れる。

北陸鉄道 新西金沢駅

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新西金沢駅*
 
駅舎(2022年7月)
しんにしかなざわ
Shin-nishikanazawa
I02 西泉 (1.1 km)
(1.3 km) 押野 I04
石川県金沢市米泉町七丁目23番地[16]
駅番号 I03
所属事業者 北陸鉄道
所属路線 石川線
キロ程 2.1 km(野町起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗降人員
-統計年度-
1,107人/日
-2019年-
開業年月日 1915年大正4年)6月22日[17][18]
* 1925年に新野々市駅から改称[18]
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新西金沢駅(しんにしかなざわえき)は、石川県金沢市米泉町七丁目にある、北陸鉄道石川線の駅である。駅番号I03。前述の西金沢駅に隣接している。

歴史

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駅構造

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島式ホーム1面2線[14]を有する地上駅である。駅本屋からホームへは構内踏切を経て連絡する。

単線区間の交換可能駅である[17]が、2023年4月1日改正ダイヤにおいてこの駅で上下列車が行違う本数は上下各7本に限られており[22]、日中の時間帯は、鶴来駅と額住宅前駅[23]で行き違うダイヤとなっている。また、平日・土曜日の日中の一部時間帯に駅係員が配置されている。

かつては車両整備工場や車庫を併設した石川線の核となる駅であった。工場・車庫が鶴来駅に移転[24]した後も、待機車両用の留置線を2本有している。2駅離れた終点の野町駅が、旅客車両の駐留のみであったのに対し、当駅の留置線は貨物用電気機関車や除雪用機械、現役を退いた予備車両などが留置されていた。

のりば

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ホーム 路線 方向 行先 備考
北側 石川線 上り 野町方面 駅舎およびJR西金沢駅舎側
西側 下り 鶴来方面  

利用状況

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  • JR西日本 - 2019年度の1日平均乗車人員3,032人である[25]
  • 北陸鉄道 - 2019年度の1日平均乗降人員は1,107人である。同社の駅では野町駅に次いで第4位。

1996年以降の推移は以下のとおり[26]

年度別1日平均乗車人員推移[27]
年度 JR西日本 北陸鉄道[28]
1日平均
乗車人員
1日平均
乗降人員
1996年(平成08年) 2,686
1997年(平成09年) 2,660
1998年(平成10年) 2,565
1999年(平成11年) 2,473
2000年(平成12年) 2,279
2001年(平成13年) 2,192
2002年(平成14年) 2,221
2003年(平成15年) 2,223
2004年(平成16年) 2,253
2005年(平成17年) 2,222
2006年(平成18年) 2,182 914
2007年(平成19年) 2,193
2008年(平成20年) 2,253
2009年(平成21年) 2,170
2010年(平成22年) 2,270[3]
2011年(平成23年) 2,338 948[18]
2012年(平成24年) 2,398 935
2013年(平成25年) 2,458 973
2014年(平成26年) 2,334 889
2015年(平成27年) 2,628 960
2016年(平成28年) 2,777 1,066
2017年(平成29年) 2,910 1,107
2018年(平成30年) 2,992 1,107
2019年(令和元年) 3,032 1,107

駅周辺

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駅名は伝統的な地域名称などではなく都市名に方角を冠したのみだが、付近には「西金沢」の町名もある。地域は西金(にしかね)と通称されることが多く、付近のバス停のうちいくつかは「西金○丁目」と命名されている。なお、西金沢駅の所在地は西金沢1丁目1番地である。

西金沢駅東口前を通る石川県道195号倉部金沢線沿いには「西金プリンスロード商店街」(1986年皇太子時代の徳仁が西金沢駅から自動車で通りを通過したのが由来)[29]と称する小規模な商店街が形成され、金融機関のほかコンビニエンスストアなども立地している。また、加賀製紙金沢製粉が西金沢駅東口側(新西金沢駅側)に、羽二重豆腐の本社・工場が西金沢駅西口側にある。

東口前および西口ロータリーにはタクシー乗場が設置されている。

バス路線

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東口の石川線の踏切近隣に北鉄金沢バス西金沢線鳴和増泉線の「西金沢」バス停がある。

また、駅西広場に北鉄金沢バス上荒屋線の「西金沢駅西口」バス停がある。

隣の駅

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IRいしかわ鉄道
IRいしかわ鉄道線
野々市駅 - 西金沢駅 - 金沢駅
北陸鉄道
石川線
西泉駅 (I02) - 新西金沢駅 (I03) - 押野駅 (I04)

脚注

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  1. ^ 西金沢駅”. IRいしかわ鉄道株式会社. 2024年8月4日閲覧。
  2. ^ a b 川島 2010, p. 46.
  3. ^ a b c d e f 『週刊JR全駅・全車両基地18 北陸本線②(森本~米原) 越美北線』朝日新聞出版、2012年12月9日、20頁。 
  4. ^ a b c d “石川県内JR8割、無人駅に 西金沢駅、10月末に窓口終了”. 北國新聞 (北國新聞社). (2022年9月29日). オリジナルの2022年11月1日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20221101122358/https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/866135 2022年11月1日閲覧。 
  5. ^ a b c d “西金沢駅、きょうから無人”. 北國新聞 (北國新聞社). (2022年11月1日). オリジナルの2022年11月1日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20221101122124/https://www.hokkoku.co.jp/articles/tym/896764 2022年11月1日閲覧。 
  6. ^ a b c 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II(初版)、JTB、1998年10月1日、137頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  7. ^ 『西日本旅客鉄道、新たに3駅にみどりの窓口』『日本経済新聞』地方経済面北陸[要ページ番号]、1992年6月19日。
  8. ^ 北陸本線西金沢駅橋上駅舎の供用開始について (PDF) - いいね金沢(金沢市公式ウェブサイト)
  9. ^ 北陸線(大聖寺駅~金沢駅間)IRいしかわ鉄道線、城端線(高岡駅~新高岡駅間)4月15日ICOCAサービスご利用開始~石川と富山がICOCAでつながる~』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道/IRいしかわ鉄道/あいの風とやま鉄道、2017年1月31日。オリジナルの2019年5月25日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20190525201350/http://www.ishikawa-railway.jp/info/pdf/201701312.pdf2020年2月1日閲覧 
  10. ^ 交通ICカード「ICOCA」の利用範囲拡大等について』(PDF)(プレスリリース)あいの風とやま鉄道、2017年1月31日。オリジナルの2019年5月25日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20190525201350/http://ainokaze.co.jp/wp-content/uploads/2017/01/52ec997ad191bbbcc65a6d2c092765d6.pdf2020年2月1日閲覧 
  11. ^ JR西日本、ICカード「ICOCA」を金沢地区・新高岡地区へ導入”. トラベルWatch (2016年2月16日). 2021年9月23日閲覧。
  12. ^ 富山に続き石川も「ICOCA」エリアに 4月15日、3社相互利用開始”. 乗りものニュース (2017年2月1日). 2021年9月23日閲覧。
  13. ^ “金沢でイコカ利用可能に 石川、富山の19駅”. 産経新聞. (2017年4月15日). https://www.sankei.com/photo/daily/news/170415/dly1704150004-n1.html 2021年9月23日閲覧。 
  14. ^ a b 川島 2010, p. 11.
  15. ^ a b 西金沢駅時刻表”. IRいしかわ鉄道. 2024年8月17日閲覧。
  16. ^ いつもNAVI
  17. ^ a b c 川島 2010, p. 81.
  18. ^ a b c d e f 寺田 2013, p. 246.
  19. ^ a b 朝日 2011, p. 18.
  20. ^ 朝日 2011, p. 19.
  21. ^ 寺田 2013, p. 245.
  22. ^ 鉄道ジャーナル 2014, p. 62.
  23. ^ 鉄道ジャーナル 2014, p. 63.
  24. ^ 『北陸鉄道50年史』北陸鉄道、1993年12月、57頁。 
  25. ^ 令和元年石川県統計書” (PDF). 石川県. p. 104 (2021年3月). 2021年4月12日閲覧。
  26. ^ 出典:石川県統計書、金沢市統計書
  27. ^ 8.運輸・通信 - 金沢市統計書
  28. ^ 国土数値情報 駅別乗降客数データ - 国土交通省、2021年3月12日閲覧
  29. ^ 西金沢駅前で「西金プリンスロードまつり」 地元アイドルグループ多数出演”. 金沢経済新聞 (2017年7月26日). 2021年4月18日閲覧。

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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