藤村龍至
建築家
藤村 龍至(ふじむら りゅうじ、1976年12月17日[1] -)は、日本の建築家。東京藝術大学建築科准教授、RFA(アール・エフ・エー)[2]主宰。「アーバンデザインセンター大宮(UDCO)」副センター長
ふじむら りゅうじ 藤村 龍至 | |
---|---|
生誕 |
1976年12月17日(48歳) 日本 東京都 |
出身校 | 東京工業大学大学院 |
職業 | 建築家 |
概要
編集- 東京工業大学塚本由晴研究室出身[3]
- 東京理科大学、首都大学東京、日本女子大学などで非常勤講師をつとめたのち2010年から東洋大学建築学科で専任講師
- 2016年から東京藝術大学建築科で准教授。早稲田大学、東京工業大学などで非常勤講師
- 目黒区、相模原市、茨城県高萩市、神奈川県葉山町、千葉県松戸市などで「公共施設総合管理計画」の策定に関わる
- さいたま市、埼玉県所沢市、千葉県松戸市、台東区上野、愛知県岡崎市、神戸市、福岡県古賀市などで公有地利活用をベースにした都市再生プロジェクトに関わる
- 鳩山ニュータウン(埼玉県鳩山町)、椿峰ニュータウン(埼玉県所沢市)などでニュータウン活性化を手掛ける
- 父は津田塾大学名誉教授の藤村瞬一(1928 - 2014)
略歴
編集活動
編集- 2021年より台東区「上野地区まちづくりビジョン推進会議」委員
- 2021年 - 2023年 所沢市「寿町歴史的建造物整備活用基本方針策定委員会」委員
- 2020年 - 2021年 鳩山町「総合計画審議会」委員
- 2019年より所沢市「景観審議会」会長
- 2018年 - 2019年 国土交通省「ストリートデザイン懇談会」委員(副座長)[4]
- 2017年より「アーバンデザインセンター大宮(UDCO)」副センター長/ディレクター[5]
- 2017年より「鳩山町コミュニティ・マルシェ」総合ディレクター[6]
- 2017年 - 2019年 日本建築学会理事(図書)[7]
- 2017年 - 2019年 建築雑誌編集委員会委員長[8]
- 2015年 - 2018年 彩の国さいたま人づくり広域連合「政策課題共同研究」講師[9]
- 2015年より松戸市「公共施設再編整備推進審議会」(副会長)
- 2015年より川越市「歴史的風致維持向上協議会」委員
- 2015年より岡崎市「乙川リバーフロント地区整備計画」「QURUWA戦略」まちづくりデザインアドバイザー[10]
- 2007年から2011年にかけてTEAM ROUNDABOUTとしてフリーペーパー『ROUNDABOUT JOURNAL』を発行、またイベント「LIVE ROUNDABOUT JOURNAL」を企画、制作
- 学生時代から建築デザイン分野で受賞歴がある
主な建築作品
編集- 2023年 十津川村災害対策本部拠点施設
- 2023年 VOXEL APARTMENT
- 2023年 孔の家
- 2022年 母の家
- 2021年 東峰村水源の森交流館
- 2020年 SPBS TORANOMON
- 2020年 グラウンドルーフ
- 2019年 はとやまハウス
- 2019年 旧東海道沿いの店舗
- 2019年 蕪珈琲
- 2019年 ひろかわ幼稚園保育所
- 2018年 Deep Learning Chair
- 2018年 小高パイオニアビレッジ
- 2018年 すばる保育園
- 2018年 つるがしま中央交流センター
- 2017年 OM TERRACE
- 2016年 白岡ニュータウンプロジェクト
- 2014年 G Chair
- 2014年 鶴ヶ島太陽光発電所環境教育施設
- 2013年 APARTMENT N
- 2013年 APARTMENT B
- 2012年 家の家
- 2011年 倉庫の家
- 2011年 小屋の家
- 2011年 APARTMENT S
- 2009年 ビルの家
- 2008年 BUILDING K
- 2005年 SHOP U
受賞歴
編集- 2023年 AACA賞 入選(VOXEL APARTMENT)
- 2023年 グッドデザイン賞(VOXEL APARTMENT)
- 2023年 復興計画賞(小高パイオニアヴィレッジ)
- 2022年 Archi-Neering Design AWARD 2022 優秀賞(グラウンドルーフ)
- 2022年 グッドデザイン賞(母の家)
- 2021年 あしたのまち・くらしづくり活動賞(鳩山町コミュニティ・マルシェ)
- 2021年 地域再生大賞 優秀賞(鳩山町コミュニティ・マルシェ)
- 2021年 建築九州賞 一般建築部門 佳作(グラウンドルーフ)
- 2021年 建築九州賞 一般建築部門 奨励賞(H幼稚園保育所)
- 2020年 AACA賞 奨励賞(すばる保育園)
- 2020年 日事連建築賞 奨励賞(すばる保育園)
- 2020年 グッドデザイン賞(SPBS TORANOMON)
- 2020年 キッズデザイン賞(すばる保育園)
- 2020年 日本建築学会作品選集(すばる保育園)
- 2019年 グッドデザイン賞 ベスト100(はとやまハウス)
- 2019年 グッドデザイン賞 入選 (小高パイオニアヴィレッジ)
- 2019年 日本建築学会作品選集 入選 (OM TERRACE)
- 2018年 建築九州賞(作品賞) 佳作 (すばる保育園)*
- 2018年 子ども環境学会 デザイン奨励賞(すばる保育園)
- 2018年 福岡県美しいまちづくり建築賞 大賞(すばる保育園)
- 2018年 グッドデザイン賞(すばる保育園)
- 2017年 グッドデザイン賞 ベスト100(OM TERRACE)
- 2017年 グッドデザイン賞 入選 (リフレ新白岡コミュニティガーデン街区)
- 2016年 日本建築学会作品選集新人賞(鶴ヶ島太陽光発電所環境教育施設・家の家)
- 2014年 SD レビュー 入選(鶴ヶ島・未来との対話プロジェクト 2013)
- 2008年 第29回INAXデザインコンテスト 審査員特別賞(BUILDING K)
- 2002年 エス・バイ・エル住宅設計競技「アインシュタインの家」佳作
- 2000年 エス・バイ・エル住宅設計競技「小堀遠州の家」最優秀賞
著作
編集単著
編集- 『ちのかたち』TOTO出版 2018年8月22日 ISBN 4887063741
- 『批判的工学主義の建築』 NTT出版 2014年9月24日 ISBN 4757160623
- 『プロトタイピング』LIXIL出版 2014年9月16日 ISBN 4864800138
編著
編集- 『アーキテクト2.0』 彰国社 2011年11月1日
- 『1995年以後』エクスナレッジ 2009年2月21日 ISBN 4767807808
共著
編集- 『商業空間は何の夢を見たか 1960~2010年代の都市と建築』三浦展+南後由和+藤村龍至 平凡社 2016年9月24日
- 『これからの日本に都市計画は必要ですか』蓑原敬+饗庭伸+姥浦道生+中島直人+野澤千絵+日埜直彦+藤村龍至+村上暁信 学芸出版社 2014年5月26日
- 『現在知vol.1 郊外 その危機と再生』三浦展+藤村龍至 NHK出版 2013年4月24日
- 『コミュニケーションのアーキテクチャを設計する―藤村龍至×山崎亮対談集』藤村龍至+山崎亮 彰国社 2012年7月1日
- 『設計の設計』柄沢祐輔+田中浩也+ドミニク・チェン+藤村龍至+松川 昌平 INAX 2011年9月20日
- 『地域社会圏モデル』山本理顕+中村拓志+藤村龍至+長谷川豪+原広司+金子勝+東浩紀 INAX出版 2010年3月30日
脚注
編集- ^ 藤村龍至Facebook - 基本データ
- ^ 2016年4月1日から、株式会社藤村龍至建築設計事務所より同事務所の英文名(ryuji fujimura architects)の略称に変更。
- ^ 建築は人を解放させる力強い相棒 塚本由晴氏・藤村龍至対談(新しい建築の鼓動2013)日経クロステック2013.08.08
- ^ “都市:ストリートデザイン懇談会 - 国土交通省”. www.mlit.go.jp. 2019年12月11日閲覧。
- ^ Company, The Asahi Shimbun. “朝日新聞デジタル:識者に聞く 「近代都市開発の集大成」 - 埼玉 - 地域”. www.asahi.com. 2019年12月12日閲覧。
- ^ “ニュータウンを丸ごと「生涯活躍のまち」に、鳩山町”. 新・公民連携最前線|PPPまちづくり. 2019年12月11日閲覧。
- ^ 「2018年日本建築学会役員一覧」日本建築学会
- ^ [1]
- ^ “政策課題共同研究(県・市町村職員共同政策研究)”. www.hitozukuri.or.jp. 2019年12月11日閲覧。
- ^ 岡崎市、民間の力を生かす水辺整備が本格始動日経BP
関連項目
編集外部リンク
編集- RFA(ryuji fujimura architects)(公式サイト)
- 藤村龍至 (ryuji.fujimura.9) - Facebook
- 藤村龍至 (@ryuji_fujimura) - X(旧Twitter)(事務所用アカウント「rf_architects」)