素波里ダム(すばりダム)は、秋田県山本郡藤里町粕毛字鹿瀬内沢の米代川水系粕毛川に建設された洪水調節灌漑発電を目的とした多目的ダムである。ダム湖素波里湖(すばりこ)と名付けられている。総事業費約5億、県営としては萩形ダムに続いて2番目となる[1]

素波里ダム
所在地 秋田県山本郡藤里町粕毛字鹿瀬内沢
位置
素波里ダムの位置(日本内)
素波里ダム
北緯40度20分00.0秒 東経140度13分22.0秒 / 北緯40.333333度 東経140.222778度 / 40.333333; 140.222778
河川 粕毛川
ダム湖 素波里湖
ダム諸元
ダム型式 重力式コンクリートダム
堤高 72.0 m
堤頂長 142.0 m
堤体積 115,000 m3
流域面積 100.0 km2
湛水面積 192 ha
総貯水容量 42,500,000 m3
有効貯水容量 39,500,000 m3
利用目的 洪水調節
灌漑用水
発電
事業主体 秋田県
施工業者 鹿島建設
着手年 / 竣工年 1967年1970年
出典 ダム設置の看板
「秋田県建設部 河川砂防課」(2015年5月22日閲覧)
「ダム便覧」(2015年5月22日閲覧)
テンプレートを表示
素波里湖(2010年2月)

歴史

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能代地区総合開拓パイロット事業

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能代地区総合開拓パイロット事業は粕毛川上流の素波里地区に多目的ダムを建設し、導水して能代地区に約3300haの水田造成を行おうとするものであった[3]。この事業は能代市、山本町、峰浜村の1市2町村にまたがる、3600haの山林原野を開拓するもので、地域住民の永年にわたる大きな夢であった。昭和40年代に入って米過剰の傾向が強まるにしたがい、事業の遅延がめだち始め、当初計画からすればすでに十年の遅れとなっていた[4]

ギャラリー

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関連項目

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脚注

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注釈
出典
  1. ^ 『朝日年鑑 1968年』、p.591
  2. ^ 「東北豪雨 一万三千人が避難」『朝日新聞』昭和47年(1972年)7月9日朝刊、13版、22面
  3. ^ 山村振興調査会「日本の山村問題」、東京大学出版会、1967年、p.143
  4. ^ 山本町町史編さん委員会「山本町史」、山本町、1979年、p.553

外部リンク

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