田中恆清
田中 恆清(たなか つねきよ、1944年〈昭和19年〉 -[1] )は、神職。神社本庁総長。そのほか、全国八幡宮連合総本部長[1]、一般財団法人日本文化興隆財団理事長[1]、一般財団法人神道文化会会長[1]、公益財団法人京都文化財団評議員[1]、一般社団法人日本国際文化協会理事長[1]、公益財団法人日本宗教連盟理事[1]、世界連邦日本宗教委員会会長[1]、日本会議副会長[2]、神道政治連盟京都府本部長[3]などを務める。
たなか つねきよ 田中 恆清 | |
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生誕 |
1944年 日本 京都府 |
出身校 | 國學院大學神道学専攻科 |
職業 | 神職 |
著名な実績 |
神社本庁総長 石清水八幡宮宮司 日本会議副会長 神道政治連盟京都府本部長 |
略歴
編集京都府生まれ[1]。1969年國學院大學神道学専攻科修了[1]。平安神宮権禰宜、石清水八幡宮権禰宜・禰宜・権宮司を経て、2001年より石清水八幡宮宮司[4]。
2002年京都府神社庁長[4]、2004年神社本庁副総長[4]。
2010年、矢田部正巳が神社本庁総長を退任。田中は新総長に就任[5][6][4]。同年、日本会議副会長に就任[6]。
2011年、日本文化興隆財団理事長[7]。2015年の神社本庁職員宿舎転売問題が発生、内部告発が起こり、2018年に一度は辞任を表明したが、のち4期目も総長職を継続[8][9]。
日本宗教連盟理事長[10]、神道文化会会長[11]、世界宗教者平和会議評議員[12]、ボーイスカウト日本連盟顧問[13]、京都文化財団評議員[14]、鎮守の森のプロジェクト顧問[15]、世界連邦日本宗教委員会会長[16]、國學院大學院友会評議員なども兼任[17]。
2014年10月1日、日本会議の主導の下、憲法改正を目指す団体「美しい日本の憲法をつくる国民の会」の設立総会が永田町の憲政記念館で開かれた[18][19]。田中は長谷川三千子や千玄室らとともに代表発起人に名を連ねた[20]。
2022年6月3日の任期切れに先立つ神社本庁の臨時役員会(5月26日-29日開催)において、鷹司尚武統理は田中の後任総長として旭川神社の芦原髙穗宮司を指名した。神社本庁の事務局はこの指名に異議をとなえ、「6月3日以降も田中執行部が存続している」と各地の神社庁に通知、6月23日の臨時役員会において田中の「5選を決議」した。鷹司統理側は、先日の指名に基づいて芦原新総長の登記手続きを進めたのに対し、神社本庁の幹部職員は連名で「その者は総長の地位にない」との陳述書を裁判所に提出した[21]。
脚注
編集- ^ a b c d e f g h i j “『神様が教えてくれた幸運の習慣』著者紹介”. 紀伊國屋書店. 2017年7月29日閲覧。
- ^ “役員名簿(令和4年7月1日現在)”. 日本会議. 2022年12月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月10日閲覧。
- ^ “『清政』第29号(創立三十周年記念特集号)”. 神道政治連盟京都府本部 (2000年11月27日). 2024年2月1日閲覧。
- ^ a b c d “京都発「日本人の忘れもの」キャンペーン第2部 第9回 鎮守の森と日本人 石清水八幡宮宮司 田中 恆清 さん”. 京都新聞 (2012年8月26日). 2017年7月29日閲覧。
- ^ 『前衛』2007年7月号、日本共産党中央委員会、53-66頁、「〝靖国〟派団体の関係資料」。
- ^ a b “役員名簿(平成22年8月1日現在)”. 日本会議. 2010年8月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月10日閲覧。
- ^ 「 財団の歩み」日本文化興隆財団
- ^ 神社本庁で不可解な不動産取引、刑事告訴も飛び出す大騒動勃発ダイヤモンド、2017.6.21
- ^ 神社本庁総長の辞任表明を巡り、神社界上層部に「前代未聞の亀裂」ダイヤモンド、2018.10.19
- ^ ヘッドライン - 公益財団法人 新日本宗教団体連合会
- ^ 一般財団法人神道文化会理事名簿
- ^ WCRP ⽇本委員会役員
- ^ 団体概要
- ^ 公益財団法人 京都文化財団 令和3年度 事業報告書
- ^ 公益財団法人 鎮守の森のプロジェクト
- ^ ●世界連邦推進日本協議会 第四回 政策提言
- ^ 一般財団法人 國學院大學院友会 評議員名簿
- ^ “いよいよ「美しい日本の憲法をつくる国民の会」が設立”. 日本会議大阪 (2014年10月2日). 2024年1月12日閲覧。
- ^ “「責任持つ政治家か」 桜井よしこ氏が首相批判 改憲求める集会で”. 朝日新聞 (2023年11月27日). 2024年1月12日閲覧。
- ^ “役員名簿(平成26年9月27日現在)”. 憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク | 美しい日本の憲法をつくる国民の会. 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月30日閲覧。
- ^ “古賀攻,「恐れ入らない神社界」,『毎日新聞』2022/6/22 東京朝刊”. 2022年8月5日閲覧。
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