水難事故(すいなんじこ)は、河川湖沼水泳プールなど水域で起こる事故

概要

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類義語に海難事故があるが、この2つの実際の用法は「海上か水上か」とは異なる。

「海難事故」が、海難審判法などでの法律用語としての「海難」に従い、(海上に限らない)船舶の事故を意味することが多いのに対し、「水難事故」は、ウォータースポーツや水辺のレジャーでの事故を含み、それらを特に指して使うことも少なくない。山岳で行われる渓流釣りの場合、山岳事故に含めることもある。

一般に水と触れあう機会が多くなる暖かい時期(特に夏)に増加する傾向がある。

通常、ため池では水難事故防止のため、行政による注意喚起の看板、高いフェンスが設けられていたり、出入り口が施錠されていたりするが、児童生徒が釣り竿片手にフェンスを乗り越えたり、破損していたりする所から侵入し、事故に遭うケースが多数報告されている。

水難事故における救助・捜索

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日本において、海上での水難事故で負傷者や行方不明者がある場合には、海上保安庁潜水士警察消防などの水難救助隊航空自衛隊救難隊海上自衛隊救難飛行隊日本水難救済会海守に所属するボランティアの人々による水難救助活動や捜索活動が行われる。

水難事故の多い場所

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事故例

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プールでの事故例は、プール#安全性を参照。

ため池での事故例は、ため池#転落事故を参照。

その他の事故例

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  • 1955年7月28日、三重県津市の中河原海岸で、中学校の水泳訓練中に女子生徒36人死亡。詳細は、橋北中学校水難事件を参照。
  • 2017年9月の深夜、沖縄県伊良部大橋の中央で車から降りてプロポーズしYESという返事をもらった男性が、喜びのあまり欄干に乗り出し橋の縁で滑って海に転落して死亡。女性が車を運転しており、男性は酔っていたという[3]
  • 2020年8月、栃木県矢板市の「おしらじの滝」で、群馬県から遊びに来ていた23歳と18歳の男性2人が水深約2mの滝つぼに飛び込み、2人とも浮かんでこず溺死[4]
  • 2023年6月10日、日光国立公園内のサウナ施設で、25歳の公務員の男性客が、サウナ後に近くの冷水浴用の池に入り溺死した。池は長径約100m、短径約40mの楕円型であり、死亡した男性は深さ3mの水中から引き上げられた[5]

関連項目

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脚注

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  1. ^ a b 豊川・矢作川で重大な水難事故が多発しております
  2. ^ a b c d e 10年で犠牲者10人以上、水の事故集中エリアが7カ所 1万件分析:朝日新聞デジタル
  3. ^ “宮古島でプロポーズ成功直後に男性転落死 その涙の真相”. NEWSポストセブン. https://www.news-postseven.com/archives/20170914_612943.html?DETAIL 
  4. ^ インスタ映え「幻の滝」に飛び込み死亡 低い水温原因か [栃木県:朝日新聞デジタル]
  5. ^ 屋外で楽しむ北欧式「サ活」、潜む危険とは 日光の施設で死亡事故 栃木県:朝日新聞デジタル(2023年6月22日) 2024年10月19日閲覧

外部リンク

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