森俊之
森 俊之(もり としゆき、1964年12月4日 - )は、日本のキーボーディスト、作曲家、編曲家、音楽プロデューサー[1]。大阪府出身。
森 俊之 | |
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生誕 | 1964年12月4日(60歳) |
出身地 | 日本・大阪府 |
学歴 | 京都産業大学 |
ジャンル | J-POP・ポピュラー音楽 |
職業 | |
担当楽器 | キーボード・ピアノ・コルネット |
活動期間 | 1983年 - |
共同作業者 | |
公式サイト | site azurite Toshiyuki Mori Official Web Site |
人物
編集自身のバンドをもつキーボーディスト。スガシカオのバックバンド、「SHIKAO and THE FAMILY SUGAR」のキーボード担当。アーティストのサポートやプロデュースとして、平松愛理、角松敏生、椎名林檎、宇多田ヒカル、山崎まさよし、THE YELLOW MONKEY、元ちとせ、ラブハンドルズ、Mr.Childrenなどを担当している[2]。
来歴
編集3歳でピアノ、6歳で電子オルガンを始める。クラシック、ジャズ、ロック、ソウル、ファンク、映画音楽など、あらゆる音楽を教材として学べる環境に育つ。[1]
中学時代、現在ドラマーの山下政人と出会いバンドを結成。当初はギターだったが、幼少からピアノを習っていたことからキーボードに転向。高校時代より、本格的に作曲編曲及び管弦楽法などの音楽理論を学び、並行して様々なセッションにキーボード奏者として参加。京都産業大学経営学部入学後、プロミュージシャンとしての活動をスタート。関西のテレビやラジオの音楽制作、関西ローカルのCM音楽などを制作。また同時期に山下と平松愛理、古川昌義らと「ERI & WANDERLAST」を結成。大学卒業後にメンバーと共に上京し、平松愛理、楠瀬誠志郎、薬師丸ひろ子、山本達彦、崎谷健次郎などのステージ・サポートを務める。[1]
1980年代、上京後も関西ミュージック・シーンとの繋がりを保ちながら[注 1]、サルサ・バンドのGrupo Chévere(グルーポ・チェベレ)への参加など、自由な音楽活動を続ける。その一方で多くの歌手へのサウンド・プロデュース、編曲、作曲、キーボード演奏を手掛ける。[1]
1990年代、森が携わった山崎まさよし「One more time, One more chance」(編曲)、レコード大賞優秀作品賞受賞のSomething ELse「ラストチャンス」(編曲)、宇多田ヒカル「time will tell」(編曲)が大ヒットを記録、音楽業界で地歩を固める。[1]
2000年代、最も多忙な時期を迎える。数多くのアーティストのサウンド・プロデュース、アレンジ、作曲、ピアノやキーボード演奏を担当、スガシカオ、角松敏生、大貫妙子のライブ・サポート並びにレコーディング、椎名林檎のレコーディング等が主な活動となる。角松敏生のライブでは世界的ドラマーであるスティーヴ・ガッドと共演。岡本真夜のレコーディングでは、スティーヴ・フェローン(ドラム)、ディーン・パークス(ギター)、ポール・ジャクソン・ジュニア(ギター)、ジミー・ジョンソン(ベース)、ジェリー・ヘイ(トランペット)等と海外レコーディングを経験。2000年代初頭から日米合体ファンク・バンド「Nothing But The Funk」に参加し、全国ブルーノート&ビルボード・ツアーを敢行。[1]
2001年、佐藤タイジ率いるThe SunPauloに、ドラムの沼澤尚と共に加入。
2012年、振付師の南流石を中心に結成されたバンドRabbitに、佐藤タイジや沼澤尚、大塚愛らとともに参加。
2015年からは吉田美奈子ピアノ・デュオ・ツアー、バンドAFTER SCHOOL HANGOUTへ参加。井上陽水「UNITED COVER 2」、Mr.Children「忘れ得ぬ人」(アルバム『REFLECTION収録)、いきものがかり「LIFE」(アルバム『FUN! FUN! FANFARE!収録)などのアレンジやサウンド・プロデュース等を担当。[1]
2016年、映画「蜜のあわれ」(石井岳龍監督)で初のサウンドトラック及び主題歌の作編曲を担当。吉田美奈子とのデュオ・ツアー、小沢健二ツアーや角松敏生35周年記念ライブへの参加などの活動を行う。
2017年2月、「森亀橋」プロデュースの音楽イベント『森亀橋 2017 presents Your Songs,Our Songs powered by FM COCOLO』を開催[3]。
参加グループ
編集- Kaja & Jammin'
- Audio Sports
- Grupo Chévere(グルーポ・チェベレ)
- オルケスタ・デル・ソル、オルケスタ・デ・ラ・ルスなどの主要メンバーで構成されるサルサ・バンド。
- Nothing But The Funk(ナッシング・バット・ザ・ファンク)
- エディM(サックス)、スティーヴ・バクスター(トロンボーン)、レイモンド・マッキンレー(ベース)、ジュブ・スミス(ギター)、沼澤尚(ドラム)、森俊之(キーボード)からなる日米合体ファンク・バンド[1]。2000年代初頭から定期的に活動を続ける[4]。
- 森亀橋
- 森俊之(キーボード)、亀田誠治(ベース)、佐橋佳幸(ギター)という3人の音楽プロデューサーからなるプロデュース・ユニット[3]。ドラマーに河村“カースケ”智康を迎え、森亀橋バンドとしてライブも行う[5]。
- Emi with 森亀橋(Emi with MKB)
- 森亀橋が元ル・クプルの藤田恵美をボーカルに据え、洋楽カバーアルバム『camomile』(2001年)、『camomile blend』(2003年)を発表。香港やシンガポールなどでヒットを記録し、2005年にはEmi with MKBとしてリリースした『Rembrandt Sky』でマレーシアにおいてプラチナディスクを獲得、『camomile classics』(2006年)は香港の大手CDショップで5週連続1位になるなど、アジアで人気を博している[6]。
- The SunPaulo(ザ サンパウロ)
- As We Speak
- 2002年に椎名林檎が結成したTOTOのコピーバンド。メンバーは椎名林檎&長岡亮介(ボーカル)、椎名純平(コーラス)、森俊之(ピアノ、シンセサイザー)、渡辺等(エレクトリックベース)、沼澤尚(ドラムス)、浅野祥之(エレクトリックギター)、田中倫明(パーカッション)。渡辺、沼澤とは、椎名林檎のレコーディング・バンド冒涜ヴァイタミンのメンバーとしても活動。
- Deep Cover
- 沼澤尚と森俊之によるエレクトロファンクユニット。
- 振付師の南流石を中心に2012年に結成されたバンド。メンバーは南流石(コーラス、モーション)、森俊之(キーボード)、Watusi(ベース)、佐藤タイジ(ギター、ボーカル、コーラス)、沼澤尚(ドラム)、大塚愛(ボーカル、コーラス、ギター)。
- AFTER SCHOOL HANGOUT(アフタースクールハングアウト)
- 日本を代表するドラマー、林立夫と沼澤尚が率いるスーパーバンド。2015年結成。林立夫(ドラム) & 沼澤尚(ドラム) with 鈴木茂(ギター)、森俊之(キーボード)、沖山優司(ベース) featuring Vocals by Leyona and 高橋幸宏[7]。
- C.C.King
レコーディング・サポートなどに関わった主なアーティスト
編集- AMAZONS
- 新垣結衣
- THE YELLOW MONKEY
- いきものがかり
- 井上陽水/井上陽水奥田民生
- 植松伸夫
- ウカスカジー
- 宇多田ヒカル
- エレファントカシマシ
- 大貫妙子
- 岡本真夜
- 小沢健二
- Original Love
- カサリンチュ
- 梶原順
- 角松敏生
- 辛島美登里
- 清春
- キリンジ
- GRAPEVINE
- CHEMISTRY
- 小泉今日子
- 五島良子
- 今剛
- 坂本真綾
- 坂本美雨
- SAKURA
- 指田郁也
- Something ELse
- サンタラ
- THEATRE BROOK
- 椎名林檎
- 塩谷哲
- 柴田淳
- 清水翔太
- SHUUBI
- SING LIKE TALKING/佐藤竹善
- スガシカオ
- SUGIZO
- SMILE
- SMAP
- 高橋洋子
- 竹内めぐみ
- 多和田えみ
- Chay
- Chage
- つじあやの
- 寺岡呼人
- 鳥山雄司
- 中島美嘉
- bird
- 元ちとせ
- Hanah
- 濱田マリ
- 樋口了一
- 平松愛理
- 風味堂
- THE BOOM/宮沢和史
- 藤巻亮太
- 古内東子
- 古川昌義
- My Little Lover
- 松たか子
- Mr.Children
- musiqman Jr.
- やしきたかじん
- 山崎まさよし
- 吉田美奈子
- ラブハンドルズ
- Leyona
- 他、多数
メディア出演
編集ラジオ
編集- ディスカバー・カーペンターズ(2022年4月 - 2023年4月、NHKラジオ第1) - カーペンターズ楽曲の解説でレギュラー出演
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d e f g h “biography”. site azurite Toshiyuki Mori Official Web Site. 2017年9月26日閲覧。
- ^ “森 俊之インタビュー”. SOUNDBYTES. KORG. 2006年6月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年9月15日閲覧。
- ^ a b “小田和正と岸田繁が追加、森俊之×亀田誠治×佐橋佳幸が贈るコラボライブ”. CINRA.net (2017年1月11日). 2017年10月14日閲覧。
- ^ “プリンスはなぜ世界を変えた? 沼澤尚&森俊之がNOTHING BUT THE FUNKの出会いとミネアポリスのグルーヴ革命を紐解く”. Mikiki (2016年10月4日). 2017年9月26日閲覧。
- ^ “森俊之、亀田誠治、佐橋佳幸による“森亀橋”プロデュース公演にトータス松本やCharaら”. 音楽ナタリー (2017年1月1日). 2017年10月14日閲覧。
- ^ “元ル・クプル藤田恵美さん、シンガポール公演開催へ”. シンガポール経済新聞 (2016年9月15日). 2017年10月14日閲覧。
- ^ “最AFTER SCHOOL HANGOUT”. ツイッター公式アカウント. 2017年9月26日閲覧。
外部リンク
編集- 公式ウェブサイト
- 森 俊之 (@toshiyuki_mori) - X(旧Twitter)
- 森 俊之 (toshiyuki.mori.545) - Facebook