岩瀬駅
茨城県桜川市犬田にある東日本旅客鉄道の駅
岩瀬駅(いわせえき)は、茨城県桜川市犬田にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)水戸線の駅である。
岩瀬駅 | |
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駅舎(2023年3月) | |
いわせ Iwase | |
◄大和 (3.7 km) (3.2 km) 羽黒► | |
所在地 | 茨城県桜川市犬田1365 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■水戸線 |
キロ程 | 29.6 km(小山起点) |
電報略号 | ワセ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
767人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1889年(明治22年)1月16日[1] |
備考 | 業務委託駅 |
岩瀬駅 | |
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筑波鉄道筑波線の気動車列車(1981年) | |
いわせ IWASE | |
◄雨引 (4.6 km) | |
所在地 | 茨城県西茨城郡岩瀬町犬田1365 |
所属事業者 | 筑波鉄道 |
所属路線 | 筑波線 |
キロ程 | 40.1 km(土浦起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
1,426人/日 -1977年 - 1979年度[2]- |
開業年月日 | 1918年(大正7年)4月7日[3][4] |
廃止年月日 | 1987年(昭和62年)4月1日[4] |
概要
編集桜川市の北部に位置し、同市の代表駅であり、旧・岩瀬町の中心駅である。以前は土浦駅からの筑波鉄道筑波線が接続していたが、1987年(昭和62年)3月31日限りで廃止された。
歴史
編集- 1889年(明治22年)1月16日:水戸鉄道の駅として開設[1]。
- 1892年(明治25年)3月1日:譲渡に伴い日本鉄道の駅となる。
- 1898年(明治31年):現駅舎が完成。
- 1906年(明治39年)11月1日:鉄道国有法に伴い、官設鉄道(後に日本国有鉄道)の駅となる[1]。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定により、水戸線の駅となる。
- 1918年(大正7年)
- 1945年(昭和20年)3月20日:筑波鉄道 (初代)が常総鉄道と合併し、常総筑波鉄道が発足[6]。
- 1965年(昭和40年)6月1日:常総筑波鉄道が鹿島参宮鉄道と合併して関東鉄道が発足。常総筑波鉄道は関東鉄道筑波線となる[6][7]。
- 1979年(昭和54年)4月1日:関東鉄道筑波線が筑波鉄道に分社化[6][7]。
- 1981年(昭和56年):駅舎改築[8]
- 1982年(昭和57年)1月20日:国鉄が貨物の取り扱いを廃止[1]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:国鉄が荷物扱いを廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となる。筑波鉄道筑波線が廃止[4]。
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカードSuica供用開始。
- 2014年(平成26年)4月1日:JR水戸鉄道サービスが駅業務を受託する業務委託駅となる。
- 2015年(平成27年)7月1日:駅業務受託がJR東日本ステーションサービスへ移管。
- 2019年(平成31年)1月31日:みどりの窓口の営業を終了[9]。
駅構造
編集相対式ホーム2面2線を有する地上駅。木造駅舎を備える。以前は単式・島式混合2面3線を有していたが[10]、2023年(令和5年)8月現在は2面2線での運用となっている[11]。両ホームは跨線橋で連絡している。
1番線が下り本線(有効長:598 m)、2番線が上り本線(有効長:583 m)となっている。ホーム長は1・2番線共に180 mである[12]。旧3番線は上り副本線(有効長:553メートル)で、ホーム長は180 mであったほか、列車の折り返しが可能となっていた[12]。
水戸統括センター(下館駅)管理のJR東日本ステーションサービスが駅業務を受託する業務委託駅で[10]、自動券売機(多機能券売機)、簡易Suica改札機が設置されている。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■水戸線 | 下り | 友部・水戸方面[11] |
2 | 上り | 下館・小山方面[11] |
- 筑波鉄道筑波線は、3番線南側にあった4・5番線を使用していた。現在、跡地は駐車場やつくば霞ヶ浦りんりんロードの起点・休憩所(つくばりんりんロード岩瀬休憩所)となっている。
-
駅舎内(2023年3月)
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待合室(2022年1月)
-
ホーム(2022年1月)
利用状況
編集JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は767人である[利用客数 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下の通り。
乗車人員推移 | ||
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年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 1,448 | [利用客数 2] |
2001年(平成13年) | 1,412 | [利用客数 3] |
2002年(平成14年) | 1,308 | [利用客数 4] |
2003年(平成15年) | 1,327 | [利用客数 5] |
2004年(平成16年) | 1,317 | [利用客数 6] |
2005年(平成17年) | 1,281 | [利用客数 7] |
2006年(平成18年) | 1,189 | [利用客数 8] |
2007年(平成19年) | 1,153 | [利用客数 9] |
2008年(平成20年) | 1,112 | [利用客数 10] |
2009年(平成21年) | 1,071 | [利用客数 11] |
2010年(平成22年) | 1,075 | [利用客数 12] |
2011年(平成23年) | 1,011 | [利用客数 13] |
2012年(平成24年) | 1,078 | [利用客数 14] |
2013年(平成25年) | 1,102 | [利用客数 15] |
2014年(平成26年) | 1,063 | [利用客数 16] |
2015年(平成27年) | 1,106 | [利用客数 17] |
2016年(平成28年) | 1,100 | [利用客数 18] |
2017年(平成29年) | 1,073 | [利用客数 19] |
2018年(平成30年) | 1,010 | [利用客数 20] |
2019年(令和元年) | 918 | [利用客数 21] |
2020年(令和 | 2年)763 | [利用客数 22] |
2021年(令和 | 3年)718 | [利用客数 23] |
2022年(令和 | 4年)761 | [利用客数 24] |
2023年(令和 | 5年)767 | [利用客数 1] |
駅周辺
編集駅北側(駅舎側)は岩瀬市街が広がる。旧・岩瀬町の中心を成し、現在も桜川市に二つある核の一つである。
- 岩瀬郵便局
- 桜川市役所岩瀬庁舎
- 常陽銀行岩瀬支店
- 茨城県道505号桜川土浦潮来自転車道線(つくば霞ヶ浦りんりんロード)
- 関東ふれあいの道(御嶽山から坂東24番札所へのみち)
- 岩瀬盆地 - 当駅が位置する地形。
- 茨城県道307号岩瀬停車場線
- ジェーソン岩瀬店
バス路線
編集駅前広場内(駅出て左手)を発着する。
隣の駅
編集かつて存在した路線
編集- 筑波鉄道
- 筑波線
- 雨引駅 - 岩瀬駅
脚注
編集記事本文
編集- ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、466頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 寺田裕一「第3章 施設・駅」『筑波鉄道 : 三度の社名変更を経たローカル私鉄』 下(初版)、カルチュア・エンタテインメント〈RM LIBRARY〉、2021年10月1日、10頁。
- ^ a b 『軽便鉄道運輸開始. 官報 1918年4月27日』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
- ^ a b c 朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 21号《関東鉄道・真岡鐵道・首都圏新都市鉄道・流鉄》、曽根悟(監修)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年8月7日、9-11頁。全国書誌番号:21971633。
- ^ 『軽便鉄道運輸開始. 官報 1918年6月13日』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
- ^ a b c “会社沿革”. 関東鉄道. 2023年6月20日閲覧。
- ^ a b 『鉄道ジャーナル』 21巻、6号、鉄道ジャーナル社、1987年5月、111頁。
- ^ 「岩瀬駅駅舎整備へ/プロポを公告」『日本工業経済新聞(茨城版)』日本工業経済新聞社、2010年12月2日。
- ^ “駅の情報(岩瀬駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2019年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月11日閲覧。
- ^ a b 『週刊 JR全駅・全車両基地』 05号 上野駅・日光駅・下館駅ほか92駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年9月9日、28頁。
- ^ a b c “JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(岩瀬駅)”. 東日本旅客鉄道. 2023年9月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月17日閲覧。
- ^ a b 『線路図III 水戸線 真岡線 水郡線 常磐線(友部・勝田間)』水戸鉄道管理局、1987年2月。
利用状況
編集- ^ a b “各駅の乗車人員(2023年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月9日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月9日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月9日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月9日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月9日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月9日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月9日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月9日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月9日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月9日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月9日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月9日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月9日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月9日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月9日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月9日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月9日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月9日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月9日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月10日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 駅の情報(岩瀬駅):JR東日本