岡田祥嗣
岡田 祥嗣(おかだ よしつぐ、1971年10月16日 - )は、日本中央競馬会 (JRA) の騎手。
岡田祥嗣 | |
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金蹄Sパドック(2022年2月19日) | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 広島県福山市 |
生年月日 | 1971年10月16日(53歳) |
身長 | 160cm |
血液型 | A型 |
騎手情報 | |
所属厩舎 | 栗東・フリー |
勝負服 | 胴青・黄菱山形一本輪、袖赤(NAR) |
初免許年 | 1991年 |
免許区分 | 平地[1] |
経歴 | |
所属 |
高本修一(福山)→ 吉井英隆(福山)→ 弓削和彦(福山)→ 栗東・笹田和秀(JRA)→ 栗東・フリー |
来歴
編集盈進高校卒業後に地方競馬教養センター短期騎手課程に第22期生として入る[4]。同期は岩田康誠ら。
地方競馬の福山競馬場高本修一厩舎に所属して1991年7月27日、福山競馬第6競走(アラブ系C2条件戦)でレース初騎乗(騎乗馬はシズヒロヒカリ、8頭立て7番人気6着)。同年8月15日、福山競馬第2競走(アラブ系3歳一般戦)でアレッポランク(9頭立て2番人気)に騎乗し、初勝利を挙げる。
1992年8月9日、第7回全日本新人王争覇戦出場(10人中8位)[5]。
デビューして数年で福山競馬のリーディング上位に定着し、1999年、2001年、2003年[2]、2006年[2][6]にはリーディングジョッキーとなる。
2008年2月24日、京都競馬第7競走(3歳500万下)でウルトラエナジーに騎乗(16頭立て11番人気16着)し、中央競馬初騎乗[7]。同年3月1日、福山競馬第9競走でユノギャラクシアに騎乗し、地方競馬通算1500勝を達成[8]。
高知競馬場と福山競馬場の所属騎手により争われる「スタージョッキーシリーズ」では、2007年7月[9]と2009年3月[10]の2度総合優勝している。両競馬場の連携により高知競馬場での騎乗機会が増え、2010年には重賞の黒潮マイルチャンピオンシップでも優勝した[11]。
2010年6月20日、福山競馬第9競走のくちなしの花特別(A3)でナリタブラック(8頭立て2番人気)に騎乗し、地方競馬通算1700勝を達成した。
これまでにもJRA挑戦の試験を受け続けていたが、2011年には日本中央競馬会(JRA)移籍を目指すことを発表し、同年の一次試験に合格したが、二次試験で不合格となった。翌2012年も受験し一次試験、二次試験ともに合格した[12]。9回目での合格であった[13]。2013年3月1日付でJRAの騎手となる。所属は笹田和秀厩舎で、笹田とは高校の先輩後輩の間柄であり、さらに「サッカー部の主将」という共通点もあって、20年近くに渡って親交がある[14]。
地方通算成績は12714戦1968勝・2着1726回・3着1552回・勝率15.5・連対率29.1%(2013年2月28日現在)。
2013年5月11日、京都競馬場で行われた第10競走彦根ステークス(3歳上・1600下)で、リュンヌに騎乗(2番人気)し移籍後73戦目にしてJRA初勝利を挙げた[15]。
2014年3月1日、所属の笹田厩舎を離れフリーとなる[16]。
2020年5月17日、ヴィクトリアマイルでメジェールスーに騎乗し、移籍7年目でGI初騎乗(16頭立て14番人気16着)。
受賞歴
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騎手成績
編集日付 | 競馬場・開催 | 競走名 | 馬名 | 頭数 | 人気 | 着順 | ||
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地方 | 初騎乗 | 1991年7月27日 | 7回福山1日6R | アラ系一般C2 | シズヒロヒカリ | 8頭 | 7 | 6着 |
初勝利 | 1991年8月15日 | 8回福山3日2R | アラ系3才 | アレッポランク | 9頭 | 2 | 1着 | |
重賞初勝利 | 1992年2月23日 | 18回福山2日9R | キングカップ | イムラッドキング | 10頭 | 3 | 1着 | |
中央 | 初騎乗 | 2008年2月24日 | 2回京都8日7R | 3歳500万下 | ウルトラエナジー | 16頭 | 11 | 16着 |
初勝利 | 2013年5月11日 | 3回京都7日 | 彦根ステークス | リュンヌ | 15頭 | 2 | 1着 | |
重賞初騎乗 | 2013年8月18日 | 2回小倉8日 | 北九州記念 | カラフルデイズ | 15頭 | 14 | 9着 | |
GI初騎乗 | 2020年5月17日 | 2回東京8日 | ヴィクトリアマイル | メジェールスー | 16頭 | 14 | 16着 |
年度 | 1着 | 2着 | 3着 | 騎乗数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
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2008年 | 0 | 0 | 0 | 4 | .000 | .000 | .000 |
2013年 | 4 | 5 | 5 | 242 | .017 | .037 | .058 |
2014年 | 6 | 1 | 2 | 193 | .031 | .036 | .047 |
2015年 | 4 | 5 | 4 | 157 | .025 | .057 | .083 |
2016年 | 7 | 11 | 5 | 145 | .048 | .124 | .159 |
2017年 | 4 | 4 | 10 | 133 | .030 | .060 | .135 |
2018年 | 9 | 6 | 4 | 152 | .059 | .099 | .125 |
2019年 | 7 | 11 | 11 | 166 | .042 | .108 | .175 |
2020年 | 3 | 2 | 3 | 102 | .029 | .049 | .078 |
2021年 | 0 | 4 | 4 | 89 | .000 | .045 | .090 |
中央 | 44 | 49 | 48 | 1383 | .031 | .067 | .102 |
主な騎乗馬
編集- イムラッドキング(1992年キングカップ、1993年新春賞、ローゼンホーマ記念)
- ゴウドウトップラン(1995年クイーンカップ)
- ボールドインター(1997年ヤングチャンピオン)
- アキフジクラウン(1998年福山ダービー、鞆の浦賞、1999年ローゼンホーマ記念、福山桜花賞、福山菊花賞、2000年福山大賞典、全日本セイユウ賞アラブ大賞典)
- コピエ(1999年銀杯)
- ユノアウトロー(1999年ヤングチャンピオン)
- イクノシンプウ(2000年クイーンカップ)
- ギャラクシア(2000年ヤングチャンピオン)
- モナクマリン(2000年アラブ王冠)
- ドリーミング(2001年金杯)
- シュウホウウイーク(2001年福山3歳牝馬特別)
- モナクカバキチ(2002年銀杯)
- ムツミセンター(2004年九州アラブ栄冠)
- モナクラムセス(2006年新春賞)
- モナクリュウオー(2006年鞆の浦賞)
- イテオンウイーク(2007年新春賞)
- イケノスリリング(2007年福山アラブダービー、アラブ王冠)
- ウルトラエナジー(2008年クイーンカップ)
- モナクキララ(2008年福山チャンピオンシップ)
- ブラウンコマンダー(2009年福山マイラーズカップ)
- ファンドリコンドル(2009年福山スプリントカップ)
- ナリタブラック(2010年福山大賞典)
- ウィークリーショウ(2010年鞆の浦賞)
- ジョインアゲン(2010年黒潮マイルチャンピオンシップ)
- キングサラディン(2011年高知県知事賞)
- アグリノキセキ(2012年福山弥生賞)
- グランシュヴァリエ(2012年ファイナルグランプリ)
- サマースピード(2012年福山桜花賞)
- ミッドコサージュ(2012年福山3歳牝馬特別)
- キモンエンジェル(2012年鞆の浦賞)
- エンジェルフェイス(2018年新春ステークス)
- アイラブテーラー(2019年舞子特別) - デビューから4戦目までコンビを組む
脚注
編集- ^ “平成28年度 騎手免許試験合格者” (PDF). 日本中央競馬会 (2016年2月11日). 2016年3月25日閲覧。
- ^ a b c 「福山競馬61年 ひと・模様 <9> 真剣な走りで恩返し」YOMIURI ONLINE、2010年12月20日。
- ^ JRA競馬学校第1期生世代に相当する1966年生以降のJRA所属騎手で、高校を卒業した騎手は横山賀一、細江純子、クリストフ・ルメール、小牧加矢太とこの岡田の5人のみである(ただし競馬学校出身は細江のみである)。また、大学に進学して卒業した騎手も川合達彦と坂口智康のみである(川合は高校には進学していないものの、旧・大学入学資格検定を現役騎手時代に受検し、現役生活を続けながら大学に入学し卒業。坂口は騎手デビュー前に調教助手を務めていたが、競馬サークルに入る前に大学を卒業)
- ^ 現在は短期課程は廃止されている。
- ^ 『優駿』1992年10月号、日本中央競馬会、134-135頁
- ^ “特別企画「リーディングドリームマッチ」競走について”. 2012年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年3月19日閲覧。
- ^ 「2月24日(日)『フェブラリーS(東京)、地方勢は10着が最高』他」ラジオNIKKEI競馬実況web、2008年2月25日。
- ^ 「福山の岡田祥嗣騎手、地方通算1500勝達成」netkeiba.com、2008年3月1日。
- ^ 「福山vs高知騎手対抗戦は岡田祥嗣騎手が優勝」netkeiba.com、2007年7月22日。
- ^ 「3月 7日(土)『福山・こうちスタージョッキーズシリーズは岡田祥嗣騎手』他」ラジオNIKKEI競馬実況web、2009年3月7日。
- ^ “岡田祥嗣騎手が「第6回黒潮マイルチャンピオンシップ」(高知競馬場)で優勝!”. 2012年8月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年3月19日閲覧。
- ^ “2013年度 調教師・騎手免許試験合格者”. JRA 日本中央競馬会 (2013年2月7日). 2013年2月7日閲覧。
- ^ “【中央移籍から3年半】岡田祥嗣騎手(1)『9年越しの悲願成就 福山のトップからJRAへ』”. netkeiba.com. 2021年12月4日閲覧。
- ^ 41歳の新人ジョッキー(井上) - 地方KEIBAリレーブログ|CLUB A-PAT CAFE、2013年2月14日
- ^ 福山競馬出身、41歳岡田祥嗣騎手が73戦目でJRA初勝利 - ネットケイバ
- ^ “中舘、丹内らフリーに所属変更 - スポニチ Sponichi Annex ギャンブル”. スポニチ Sponichi Annex. 2021年8月24日閲覧。
- ^ 「『NARグランプリ2009』表彰馬・表彰者決定!」地方競馬全国協会、2010年1月7日。
- ^ “2008年年間リーディング表彰式のご案内”. 2009年3月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年12月3日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 騎手登録情報 - 地方競馬情報サイト
- 騎手詳細データ - nankankeiba.com
- 福山けいば ジョッキー's FACE ?岡田 祥嗣騎手? - YouTubeエフエムふくやま
- 岡田祥嗣|JOCKEY COLLECTION - UMAJO