山岡 達丸(やまおか たつまる、1979年昭和54年)7月22日 - )は、日本政治家立憲民主党所属の衆議院議員(4期)。

山岡 達丸
やまおか たつまる
2023年7月4日撮影
生年月日 (1979-07-22) 1979年7月22日(45歳)
出生地 日本の旗 日本 東京都
出身校 慶應義塾大学経済学部
前職 NHK記者
所属政党民主党→)
民進党→)
希望の党→)
旧国民民主党→)
立憲民主党
称号 学士(経済学) (慶應義塾大学)
親族 父・山岡賢次(元衆議院議員)
公式サイト 山岡達丸オフィシャルサイト

選挙区比例北海道ブロック→)
北海道9区
当選回数 4回
在任期間 2009年8月30日 - 2012年11月16日
2017年10月22日 - 現職
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父は第84代国家公安委員長山岡賢次。祖父は作家山岡荘八[1]

経歴

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東京都生まれ。慶應義塾中等部慶應義塾高等学校を経て、慶應義塾大学経済学部卒業。慶應大経済学部在学中は金子勝の下で学ぶ[2]NHKに入りNHK帯広放送局NHK札幌放送局で記者を務める。

2009年(平成21年)4月にNHKを退職して、民主党北海道青年委員会事務局長に就任。

同年8月30日に行われた第45回衆議院議員総選挙比例北海道ブロックで民主党は4議席を獲得。重複立候補者11人中10人が選挙区で当選。北海道7区の仲野博子が比例復活で当選し、単独12位の山崎摩耶、単独13位の山岡、単独14位の工藤仁美が同ブロックでいずれも初当選した[3]

2012年(平成24年)の消費増税をめぐる政局では、6月26日の衆議院本会議で行われた消費増税法案の採決で、党の賛成方針に反して棄権した[4][5]。民主党は7月3日の常任幹事会で厳重注意処分とする方針を決定し[6][7][8][9][10]7月9日の常任幹事会で正式決定した[11][12][13]

同年12月の第46回衆議院議員総選挙には引退した鳩山由紀夫の後継として北海道9区から民主党公認で出馬したが、自由民主党堀井学に大敗し、比例復活もならず落選。

2014年12月の第47回衆議院議員総選挙にも北海道9区から民主党公認で出馬し、前回よりも大幅に票差を詰めたものの、再び堀井に敗れ、比例復活もならず落選した。

2017年10月の第48回衆議院議員総選挙では北海道9区から希望の党公認で出馬し三度堀井に敗れるも比例北海道ブロックにて復活当選を果たし、3期ぶりに国政に復帰した。

2018年5月7日民進党と希望の党が合流し結党された国民民主党に参加した[14]

2020年9月15日立憲民主党と国民民主党が合流して結党した新「立憲民主党」に参加した[15]

2021年10月13日、日本共産党第49回衆議院議員総選挙に向け、立憲民主党と競合する22の選挙区で候補者を取り下げる方針を発表。その中には北海道9区も含まれ、党職員の松橋千春は立候補を見送り、野党一本化が実現した[16][17]。その結果堀井との4度目の対決を制し、初めて小選挙区で当選した(堀井は比例復活で当選)[18][19]枝野幸男代表の辞任に伴う代表選挙(11月30日実施)では、同じ北海道選出である逢坂誠二の推薦人に名を連ねた[20]

第50回衆議院議員総選挙で4選[21]

政策・主張

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憲法
  • 憲法の改正について、2012年のアンケートでは「反対」[22][23]、2014年のアンケートでは「どちらかと言えば反対」と回答[24]。2017年のアンケートでは「どちらかと言えば賛成」とし、改正すべき項目として「情報公開」「プライバシー権」「地方自治」を挙げた[25]
  • 憲法9条改正に反対[26]
外交・安全保障
天皇制
歴史認識
政治制度
税制
  • 消費税率を10%に引き上げることに、どちらかと言えば反対[25]
  • 法人税率の引き下げに、どちらかと言えば反対[24]
経済
エネルギー政策
社会
  • 特定秘密保護法は必要ではない[26]。特定秘密保護法の成立をまったく評価しない[24]
  • 共謀罪の成立を評価しない[25]
  • 治安を守るためにプライバシーや個人の権利を制約することについて、2012年のアンケートでは「どちらかと言えば反対」[23]、2014年のアンケートでは「反対」[24]と回答。
  • 特定の民族や人種に対する憎悪表現(ヘイトスピーチ)を法律で規制することについて、「賛成」[26]および「どちらかと言えば賛成」[24]と回答。
  • 永住外国人に地方参政権を認めることに、どちらかと言えば反対[23]
  • 選択的夫婦別姓制度の導入について、2014年のアンケートでは「どちらかと言えば賛成」[24]、2017年のアンケートでは「どちらとも言えない」と回答[25]
  • 家族のかたちは、どちらかと言えば、シングルマザーやDINKsなど多様でよい[24][25]
  • 地方の人口減少対策、雇用対策を重視、女性の子育て環境を充実[27]
  • 幼稚園・保育所から大学までの教育の無償化に、どちらかと言えば賛成[25]

選挙歴

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当落 選挙 執行日 年齢 選挙区 政党 得票数 得票率 定数 得票順位
/候補者数
政党内比例順位
/政党当選者数
第45回衆議院議員総選挙 2009年08月30日 30 比例北海道ブロック 民主党 8 / 13/4
第46回衆議院議員総選挙 2012年12月16日 33 北海道第9区 民主党 6万1616票 20.07% 1 2/4 /
第47回衆議院議員総選挙 2014年12月14日 35 北海道第9区 民主党 8万6252票 40.32% 1 2/3 /
比当 第48回衆議院議員総選挙 2017年10月22日 38 北海道第9区 希望の党 8万8320票 37.97% 1 2/3 1/1
第49回衆議院議員総選挙 2021年10月31日 42 北海道第9区 立憲民主党 11万3512票 51.51% 1 1/2 /
第50回衆議院議員総選挙 2024年10月27日 45 北海道第9区 立憲民主党 10万6007票 56.12% 1 1/3 /

脚注

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  1. ^ 日本経済新聞 2011年9月3日朝刊
  2. ^ KanekoMasaruSeminar”. web.archive.org (2003年3月7日). 2024年10月20日閲覧。
  3. ^ 北海道ブロック - 比例区開票結果”. 2009総選挙. 朝日新聞社. 2024年1月29日閲覧。
  4. ^ “反対・棄権・欠席した民主党衆院議員の顔ぶれ”. 読売新聞. (2012年6月26日). オリジナルの2012年6月29日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120629063641/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120626-00001155-yom-pol 
  5. ^ “<消費増税法案>民主57人反対 事実上の分裂状態に”. 毎日新聞. (2012年6月26日). オリジナルの2012年6月29日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120629055717/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120626-00000109-mai-pol 
  6. ^ “【民主分裂】一体改革関連法案をめぐる民主党の処分・措置等一覧(敬称略)”. 産経新聞. (2012年7月3日). オリジナルの2012年7月4日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120704214346/http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120703/plc12070321090021-n1.htm 
  7. ^ “【民主分裂】離党届提出の衆院37人を除名 鳩山元首相は党員資格停止6カ月”. 産経新聞. (2012年7月3日). オリジナルの2012年7月3日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120703102153/http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120703/plc12070315420018-n1.htm 
  8. ^ “小沢氏ら37人除籍=民主処分、鳩山氏は資格停止6カ月―離党組減り衆参49人”. Yahoo!ニュース. 時事通信. (2012年7月3日). オリジナルの2012年7月6日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120706051520/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120703-00000085-jij-pol 
  9. ^ “民主党:小沢元代表ら衆院37人除名、鳩山氏党員資格停止”. 毎日新聞. (2012年7月3日). オリジナルの2012年7月5日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120705212346/http://mainichi.jp/select/news/20120703k0000e010209000c.html 
  10. ^ “小沢氏ら37人除名処分へ 鳩山氏は党員資格停止6カ月”. 朝日新聞. (2012年7月4日). オリジナルの2013年4月24日時点におけるアーカイブ。. https://archive.fo/20130424235545/http://www.asahi.com/politics/update/0703/TKY201207030389.html 
  11. ^ “鳩山氏は資格停止3カ月=小沢氏らの除籍決定―民主”. Yahoo!ニュース. 時事通信. (2012年7月9日). オリジナルの2012年7月12日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120712005450/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120709-00000114-jij-pol 
  12. ^ “鳩山元首相、党員資格停止3カ月に短縮 小沢元代表ら37人除籍処分は原案通り 民主党臨時常任幹事会”. 産経新聞. (2012年7月9日). オリジナルの2012年7月9日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120709140751/http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120709/stt12070921200005-n1.htm 
  13. ^ “民主:鳩山元首相の処分半減 増税法案反対で”. 毎日新聞. (2012年7月9日). オリジナルの2012年8月7日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120807002014/http://mainichi.jp/select/news/20120710k0000m010062000c.html 
  14. ^ “国民民主党、結党大会を開催”. Qnewニュース. (2018年5月7日). https://qnew-news.net/news/2018-5/2018050702.html 2018年5月22日閲覧。 
  15. ^ “新「立憲民主党」誰が参加? 150人の名簿を掲載”. 日本放送協会. (2020年9月16日). https://www.nhk.or.jp/politics/articles/statement/44779.html 2020年9月19日閲覧。 
  16. ^ 佐野格 (2021年10月13日). “共産党、22選挙区で候補取り下げ 野党一本化目的に”. 毎日新聞. https://mainichi.jp/articles/20211013/k00/00m/010/231000c 2021年11月3日閲覧。 
  17. ^ [https://www.jcp.or.jp/akahata/aik21/2021-10-10/2021101006_01_0.html “2021総選挙 比例を軸に意気高く 共産党躍進 新しい政権へ 北海道 市民の声聞く政治つくる”]. しんぶん赤旗. (2021年10月10日). https://www.jcp.or.jp/akahata/aik21/2021-10-10/2021101006_01_0.html 2021年11月5日閲覧。 
  18. ^ 衆議院選挙2021 北海道(札幌・函館など)開票速報・選挙結果”. 衆議院選挙2021特設サイト. NHK. 2021年11月1日閲覧。
  19. ^ 【2021年 衆院選】北海道ブロック(比例区)開票速報”. 衆議院選挙(2021年総選挙)特設サイト. 朝日新聞社. 2021年11月18日閲覧。
  20. ^ “立憲代表選、4陣営の推薦人は計90人 国会議員の7割固まる”. 朝日新聞. (2021年11月19日). https://www.asahi.com/articles/ASPCM46VPPCMULEI002.html 2021年11月19日閲覧。 
  21. ^ 【開票速報】北海道9区 立憲 前・山岡達丸さん 当選”. HTB北海道ニュース. 2024年10月28日閲覧。
  22. ^ a b c d e f g h i j “2012 衆院選”. 毎日新聞. (2012年). http://senkyo.mainichi.jp/46shu/kaihyo_area_meikan.html?mid=A01009001001 2017年10月14日閲覧。 
  23. ^ a b c d e f “朝日・東大谷口研究室共同調査:第46回総選挙”. 朝日新聞. (2012年). http://www.asahi.com/senkyo/sousenkyo46/asahitodai/ 2017年10月20日閲覧。 
  24. ^ a b c d e f g h i “2014年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査”. 朝日新聞. (2014年). http://www.asahi.com/senkyo/sousenkyo47/asahitodai/ 2017年10月20日閲覧。 
  25. ^ a b c d e f g h i j “2017年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査”. 朝日新聞. (2017年). http://www.asahi.com/senkyo/senkyo2017/asahitodai/koho.html?k=000019ZU 2017年10月20日閲覧。 
  26. ^ a b c d e f g h i j “2014 衆院選”. 毎日新聞. (2014年). http://senkyo.mainichi.jp/47shu/meikan.html?mid=A01009001001&st=tk 2017年10月20日閲覧。 
  27. ^ a b c “政策を聞く 衆院選候補 山岡達丸候補(35)”. 苫小牧民報. (2014年12月3日) 

関連項目

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外部リンク

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